復活祭にBCJの「マタイ受難曲」を聴く

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復活祭にJ.S.バッハの「マタイ受難曲」を聴きまし。この時期に、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)のこの曲を聴くのは3回目です。独・ライプツィヒの聖トーマス教会も入れると、なんと4回! 信者でもないのに、スペイン・サンティアゴ巡礼路を歩いたり!!

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鈴木雅明指揮のBCJは、何回聴いても引き込まれます。3時間を超す大曲です。それでも後半の盛り上がりはすごく、終曲まで、息つく間なしでした。
いつもエヴァンゲリスト(福音史家)を歌っているゲルト・テユルクは、最後の演奏でした。朗々と響く張りのあるテノールでした。でもお年だったのでしょうか。
カウンターテナーの青木洋也さんの熱唱は、ライプツィヒで聴いた感動を思い出させてくれました。
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ことしのBCJの演奏会は、関西にはやって来ません。仕方がないので、静岡までやってきました。
名神ー新名神ー伊勢湾岸ー東名と高速を乗り継いで300㌔余、正味4時間ほどのドライブでした。
ホールがあるグランシップは、JR東静岡の駅前にあります。
中ホールでしたが、ゆったりとした、よく響く箱でした。

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演奏が始まる前のホールです。わたしの席は、チケットを買うのが遅かったのです、前方の隅っこでした。それでも、響きは悪くはありませんでした。

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Raspberry Pi まずは試食してみる

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 Raspberry Pi(ラズベリー・パイ)をゲットしました。こんなネーミングですがスイーツではありません。
 ちょっと旬は過ぎているのかもしれません。わたしは最近、その存在を知ったばかりのミニ・コンピューターです。わずか35ドルということで、Amazon(日本で買うと4000円台)でポチリとすると、2日で届きました。
 さっそく「試食」しました。ディスプレーには、ラズベリーのロゴが鮮やかに浮かび上がりました。

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 小さな箱に収まって届きました。1枚の簡単なシートが入っているだけです。

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 本体は、わたしのiPhone5より小さいくらいです。これでれっきとしたコンピューターです。
 英国のラズベリー財団が、教育用に開発しました。「made in the UK」とあり、英国SONY製のようです。

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 基本的にはLinuxというOSで動きます。実際は、RaspbianというデストリブビューションをSDカードに入れて起動します。

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 裸ではかわいそうなので、専用のプラスティック・ケースも購入しました。
 つながっているのは、ディスプレーとはHDMI、USBにはマウスとキーボード、LANと電源です。
 あまりにもあっけなくRaspberryのロゴが現れました。ちょっとした感激の対面でした。
 でも、本当のは使い込みはこれからです。NAS、USBーDACとつなげてAir-Playを楽しもうとたくらんでいます。でも前途は、多難なようです。

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デジタルを聴く DACを箱入り娘に

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DACをアルミケースに収納しました。NASの上におさまりましたが、のっぺらぼうで、あまりに愛想がありません。作動中に光るパイロットランプでもつけます。
垂れ下がっている白いケーブルの先は、卓上のノートパソコンです。

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板金加工は、この穴を開けるだけでした。

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抵抗やコンデンサーの調整はこれからです。でも調子よく鳴っているので、このままでもいいかと。

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デジタルを聴く DACをトランス出力に

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 秋月電商キットのUSB-DACを、トランス出力に改造しました。
 キットには付属していないLPF(ロー・パス・フィルター)は、抵抗とコンデンサーで組んで試聴していました。パソコン卓上の小さなスピーカーでは、それなりの音を奏でます。でも、メーンシステムにつなぐと、中高音部が何とも刺激的で耳障りです。
 ネット上には、どんな分野にも博識の先達がおられます。秋月DACに関しては、コチラを参考にしています。そこで使えそうなトランスをゲットしました。さっそく仮配線して音出ししました。
 素晴らしい。高音は鮮明に、中低音がどっしりとして朗々と響くようになりました。

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 使ったのは、今はなきタムラ製作所のライン・トランス、TBS-1です。600Ω:60kΩという巻き線で、使用例にはありません。これで適正な設定になっているかは、検討の余地ありです。まだまだ満足の音ではないです。
 トランスには「73/02」とプリントが入ってます。なんと私は当時、学生でした。データシートともに箱に入った新品です。製造から40年を経て、当時は存在しなかったデジタルデータのアナログ変換のパーツとして初めて現役登板です。

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デジタルを聴く NASはお手軽

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NAS(Network Attached Storage=ナス)を導入しました。PCの外付けハードディスクのような記憶装置ですが、USB接続ではなくネットワークでつながっているのがミソです。このため同じネットワーク内の4台のPC(わたしのデスクトップとノート、女房のノート、娘のMac)ばかりではなく、ネットワークプレーヤーはもちろん、タブレット端末のNEXUS7からもアクセスできます。まだ試してませんが、iPhone5Sもつながるはずです。
NetgearのReadyNAS 102という製品です。価格.comでその安さに魅かれました。ハードディスクは後付けで、3T(テラ)バイトのを載せています。
ここに手持ちのCDをデータ圧縮せずにどんどんと放り込んでいます。すべてを入力しても、まだガラガラのはずです。

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ネットワークプレーヤーにつながったメーンのステレオで再生できます。CDを取り換える手間もなく、長時間のながら聞きには便利なことこのうえもありません。
一番活躍しているのが、卓上のノートPCで選曲して、秋月DACを通して中華アンプへ。それをスキャンピークス・スピーカーで聴くというお手軽音楽です。今もミッシャマイスキー(チェロ)、アルゲリッチ(ピアノ)のアルペジョーネ・ソナタが流れています。
秋月DACは、この程度の環境で聴くには問題ありません。でも、さらに格上げするために右側につながっている抵抗とコンデンサーで組んだLPF(ロー・パス・フィルター)部分の改造をたくらんでいます。

デジタルを聴く 秋月DACを組み立てる

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デジタルを聴く 秋月DACを組み立てる

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LPレコードを聴こうと、OPアンプを使ったEQアンプをつくってしまいました。LPはともかく、OP/EQとなにやら暗号めいてますが、すみません。わたし自身への備忘録ということで。
さらにDACを組み立てました。DACとは、デジタル信号(Digital)をアナログ信号(Analog)へ変換(Convert)する機器です。パソコンから音を出すときには、お世話になってます。
組み立てたばかりのDACが、ノートラブルでそこそこの音を奏でました。

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東京出張の帰り道。時間があったので秋葉原の電機街ぶらつきました。秋月電子通商という電子パーツの店をのぞくと、DACの組み立てキット「AKI.DAC-U2704」(1700円)が、カウンター横のよく目につく場所にぶら下がっていました。その存在は、ネットで知っていました。こんなのかと衝動買いしてしまいました。

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製作、といっても何カ所かの半田付けは作業は30分ほどもかかりませんでした。コンデンサーは、どうせ取り換えるだろうと、最初から音響用の高級品(といっても1個30円ほどから)を使用しています。

現在、わが家に存在するDACは、パソコンにオンボードで載せているサウンドカード「ONKYO SE-90PCI」、MDで録音した音声を取り込むために使っているUSB接続の「Sound Blaster SB」、それにネットワークプレーヤーの「DENON DNP-FP109」です。どのように棲み分けさせるかを考える必要があります。

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OPアンプでフォノEQをつくる その5 AT-3600Lで聴く

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 新しいカートリッジ(針)をゲットしました。FBつながりのT氏推奨品です。でも、その廉価さから「ホンマにエエ音がでるのか?」と半信半疑でしたが、いやすごい!!
 ホロヴィッツのショパンが、音色豊かに響きます。バッハの管弦楽が、スメタナの弦楽四重奏が・・・。LPをとっかえ、ひっかえして、思わずニンマリです。

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 「OPアンプでつくったフォノEQ」は、永らく愛用してきたDENON DL-103(MC型)にあわせてありました。MM型のカートリッジを使うための変更は、とりあえず手持ちのパーツで仮配線しました。基盤の上にも下にも追加した抵抗とコンデンサーが見えます。早い機会に、適切なパーツと変更します。

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 「AT-3600L」は、ATと付く通りに日本のオーディオ・テクニカ製です。ところが、日本ではこの型番のカートリッジは見当たりません。
 T氏に教えてもらった入手先は、USAmazonでした。送料込みで30ドルちょっとということで、すぐに「ポチリ」としてしまいました。DL-103を買い替えるなら、その10倍近い出費となるところでした。コスト・パフォーマンスは、抜群です。
 到着まで2週間ほどという案内がありましたが、わずか10日で到着しました。カナダの業者から発送されてきました。

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OPアンプでフォノEQをつくる その4 DL-103の昇天

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空中ブランコ結線で、機嫌よくLPを再生してくれた「OPアンプでフォノEQ」です。それが、何枚かLPを聴いているうちに、ヘニャヘニャと音が出なくなりました。仮電源としたマンガン積層電池(006P型)がへたった(電圧低下)のだと思い、そのままアルミケースに収容する作業に進みました。真空管のSRPP回路によるEQアンプの仮配線に使ったケースを流用しました。
ところが、そこからです。遠い回り道に突き進んでしまいました。
音が出ない!!
あれこれ部品や、半田づけを疑ってもトライ&エラーの繰り返し。もんもんの日々を送りました。

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しばらく冷却期間を置きました。
はたと気づきました。アンプではなくて、LPプレーヤーから信号がきてないのでは。
さらに数日して。
このプレーヤーはヤフオクでゲットしたものです。そのときについていたVMカートリッジがあったはずです。ほこりにまみれてほったらかしになっていたオーディオテクニカのAT15Eaに付け替えてみました。音が出ました。もちろん、MCカートリッジを想定した回路で組み立ててますので、ゲインなんかは無茶苦茶ですが。

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ということは、最も恐れていた事態が現実となりました。無茶を承知でテスターであたってみました。片ャンネルが断線しているようです。
永らく愛用してきたDENON DL-103が昇天しました!!
調べてみると、1993年に「これが最後」と購入しています。使用時間はそれほど多くはないはずですが、なにせ20年余の歳月が流れています。ここは潔く、アーメンと見送るほかはないようです。

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OPアンプでフォノEQをつくる その3 試聴

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OPアンプでつくるフォノEQは、通販で仕入れたパーツがそろいました。昨夜、一気に配線しました。
それにしても、細かい作業は難儀します。パーツに書かれた小さな文字が読めません。半田ごての先が、フラフラします。それでも時間を忘れて作業に没頭しました。今朝は、肩がパンパンに張ってます。
朝から、もう一度配線を確認しました。半田づけ作業をした基盤の裏側は、恥ずかしくて見せられません。コネクター類も仮配線しました。
電源は、006P型マンガン乾電池(9V)を4個、シリーズにつなぎました。中点をアースにして、±18Vを確保しました。
写真は、右下のOPアンプのセット方向が逆になってます。

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サーカスの空中ブランコのようですが、とりあえずLPプレーヤーとプリアンプにつないで音出しです。
実は最初は「ピー」と発信音がしました。ああ、ダメだと改めて配線を見直すと、1カ所、うまく半田がのらずに、天ぷらになってました。そこを直すと、うそのように静かです。
ホロヴィッツのピアノで、ショパンの「幻想ポロネーズ」に針を下ろしました。いいんじゃないの! 横で聴いていた、わが家のピアノ判別耳も「ホロヴィッツの音がする」と、うれしい感想です。
これは、ケースに入れて本番使用の準備に進みます。

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OPアンプでフォノEQをつくる その2 回路図

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基盤の上に、ゲットしたパーツを並べて始めました。全体のバランスを考え、裏側の結線をイメージして、パズルを解くような楽しい時間です。
作ろうとしているフォノEQの回路図は、使用するOP(オペ)アンプ、LT1115のデータシートに載っている「標準的な応用例」のデッドコピーです。

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