尾瀬を歩く2017 花、花、花・・・

 尾瀬といえば、水芭蕉です。残念ながら花のシーズンは過ぎて、葉がお化けのように成長してました。
 それでも、尾瀬沼や尾瀬ヶ原を歩くと、きれいな花がいっぱいでした。
 悪天候のため、会津駒ケ岳、至仏山という日本百名山のピークに立つことはできませんでしたが、ことしも楽しんだ「どたぐつの旅 2017」の4日間でした。

 花の名前は、改めて同定します。とりあえず花、花、花・・・。ずっと雨模様でカメラを構えるのも苦労しましたが、なんとか写っていてほっとしました。

 ワタスゲの白い花が、湿原を埋めていました。10年に1度の当たり年らしいです。

 雨に濡れて、風に吹かれます。

 ニッコウキスゲが咲き始めています。

 雨滴が光ります。

 オオバタチツボスミレ。大型のスミレです。

 イワカガミ。小さな花があちこちに咲いてます。

 ニリンソウでしょうか。でも蕊雄蕊が黄色いです。

 木道沿いに若葉をつけている何かの木でしょうか?

 コバイケイソウの白い花です。

 リュウキンカ。

 夏山ではよく見かけます。

 ネギ帽子のようなギョウジャニンニク。若芽を天ぷらでいただいたはずです。

 ナナカマド。秋になると、真っ赤な実をつけます。

 さて? ミツガシワでしょうか。

 カキツバタも水面からあちこちに伸びてます。

 ヒメシャクナゲ。可憐なピンク色です。

 タテヤマリンドウ。ほのかな水色にきれいな文様です。

 ハクサンチドリ。

 レンゲツツジ。大きな花が歩き疲れを癒してくれます。

 もっともっと、尾瀬にはいろんな花が咲いてました。花の名前は間違っているかもしれません。ご指摘ください。

大阪・あべの 懐かしの「純喫茶 スワン」

 学生時代の思い出が詰まった町、大阪・あべので学生時代の「どたぐつ」の仲間との忘年会でした。
 飲んで、食べてあべの筋に出ると、西側の一帯はすっかり変わってます。反対側のちんちん電車(阪堺電車上町線)の向こうに懐かしい看板を発見しました。「スワン」です。もうすぐ50年にもなろうかという当時と多分、同じ看板に引き込まれました。

 「ここ、ここ」と、みんなが同じ思いでした。
 昭和の時代を感じさせる店内です。

 コーヒーとタバコを前に、何時間もだべったものです。

 純喫茶 スワン 阿倍野店
 06-6624-4337
 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-3-19

 

利尻・礼文 「北のカナリアたち」をDVDで見る

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 暑い日の午後。DVDで再生する映画「北のカナリアたち」です。
 窓を閉めて、エアコンを効かせ、音声はステレオから流して鑑賞しました。川井郁子の切ないヴァイオリンの調べが響きます。昨日のフェルメールのBGMに続いてです。

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 「北のカナリアたち」は、吉永小百合の主演で、3年ほど前に製作された映画です。森山未來や宮﨑あおい、満島ひかりらが出演しています。北の島の分校にやってた小学校教師と6人の生徒に起きた「事件」の20年後を追ったストーリーです。あまり映画には関心がありませんが、これは一気に見てしまいました。

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 この夏、利尻、礼文を旅しました。
 利尻島で訪れた富士見園地は、「ロケ地」のひとつでした。一緒に旅した仲間のおばさんが、映画の素晴らしさを語ってくれました。それを聞いたおじさん2人は、すでにDVDを借りて、鑑賞済みだそうです。

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 礼文島には、分校がそのまま保存されてました。一番上のタイトルバックの画像にも映ってます。
 海を隔てて目の前に利尻富士がそびえています。こんなんだったんだ。でも、あいにくの天気で、何も見えませんでした。

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 実はこのとき、大チョンボを演じてました。カメラのバッテリー切れです。しかも充電中の予備バッテリーは宿のコンセントに刺さったままという。仕方なく、iPhone で撮影しました。

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 分校の教室です。いまにも6人の子供たちに歌が聞こえてくるようでした。

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 わが家の近くや通勤途上にDVDをレンタルしてくれる店はありません。国道沿いのショップは、1年ほど前につぶれました。
 ネットで調べると、楽天に月額会員にならなくても、1枚だけで借りられるサービスがありました。送料ともで350円ほど。楽天でホテルを予約したとときなどに貯まったポイントがあったので、実質無料でした。
 郵メールですぐに送られてきました。見終わったら、元の袋に入れてポストに投函して返却します。なんでもネット。でも便利な世の中です。

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LCC 北の空へひとっ飛び

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 LCC初体験は、関西空港から飛び立ったピーチでした。
 ローコスト・キャリアの名に恥じず、関西-新千歳間が15,230円でした。大阪-東京間のJR新幹線代とさして変わりません。

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 LCC用の関空第2ターミナルは、さすがに鉄骨むき出しの安上がりな空間です。

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 Airbus A320-200です。内装もさすがに安上がりで、前方のギャレーも丸見えです。

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 シート・ピッチも短いです。それでも2時間ほどのフライトです。安さがすべてをカバーしてくれます。

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 新千歳でのANAへの乗り換え時間は45分しかありません。ピーチで預けた手荷物を受け取って、ANAのカウンターに走りました。行列ができてましたが、ANAプレミアム会員の同行者が空いたプレミアムカウンターに駆け込んでくれ、全員のチェックインが短時間で終わりました。それでも最後に手荷物検査を受けたわたしは、わずかなタイミングで搭乗券のチェック時間が終わってしまっていて、すぐには通過できなくなるという危うさでした。

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 なんとか間に合って、ANAで利尻に向かいます。

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 帰りは札幌からでした。
 泊まったビジネスホテルでは、朝食の焼きたてパンと飲み物が無料サービスです。

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 ゆったりとしたベッドでした。すすきのにも近くて便利でした。

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 日本一長い地下道をJR札幌駅に向かいます。

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 新千歳空港へは、快速エアポートが出ています。

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 帰りは「Jetstar☆」でした。
 こちらの料金は、驚きの6,080円ポッキリです。座席指定料金が含まれています。
 キャリーバッグは、稚内から宅配便で送っていたので預託手荷物はありませんでしたが、安いです。
 機体はピーチと同じA320。内装は、ピーチよりは格段に上等でした。JALとのコードシェアーで運行していましたから、JAL運賃を支払っている客もいたんですね。

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 チケットはすべてインターネット予約です。チェックインもバーコードをかざすだけです。搭乗券も、レシートのようなぴらぴらです。
 格安な北海道でした。

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利尻・鴛泊 「旅館 大関」のおいしい朝食

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 鴛泊の旅館で食べた朝食です。卵かけご飯があれば、単純にうれしいです。

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 あれこれと並んでます。

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 セロリの漬け物がピカイチです。

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 サンマは塩気が強くて、飯が進んでしまいます。

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 コーヒーも飲み放題です。

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 利尻山に登った日は、午前5時に宿を出ました。当然、朝食には早すぎて、おにぎりを準備してくれてました。2個を漬け物とともにほお張りました。

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 さて準備万端、出発です。

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利尻島はそのまま利尻岳であった

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 深田久弥はその著「日本百名山」で、「利尻島はそのまま利尻岳であった」と表現しました。
 雲の上に頭を付き出しています。「利尻富士」という愛称も納得の姿です。

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 新千歳空港を飛び立ったANA機は、羊蹄山(蝦夷冨士)を背後に海岸線を北上しました。彼方に利尻山が見えてきました。

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 東側に回り込むと、雲は晴れてきました。

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 鴛泊の集落からペシ岬が突き出しています。島の東北側は快晴です。南西側を覆っていた雲は利尻山にさえぎられてこちらには流れてきません。

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 利尻空港に到着です。吹き飛ばされそうな強風です。
 東側からのランディング瞬間までは晴れ渡っていたピークですが、ターンした西端では雲の中。ターミナルに戻ってくるとかすかな雲の中と、空港を切れ目に雲がかかっていました。

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 時間があるので、レンタカーを借りて島内一周しました。
 島の南側は、厚い雲の下。銘菓「白い恋人たち」のパッケージにも使われている「オタトマリ湖」からは、何も見えません。

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 北側の富士野園地です。吉永小百合主演の映画「北のカナリアたち」のロケ地です。

 富士野園地展望台からの風景は、コチラをクリックしてください。

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 アドベンチャーレーサー、田中陽希さんの「日本百名山一筆書」の達成を記念するプレートもあります。
 向こうは礼文方面ですが、残念ながら見えません。

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 積雪の多いシーズンに路肩を示す標識です。利尻山が埋まるわけではありません。

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 フェリーで礼文島に渡りました。カモメがいつまでも追いかけてきました。

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 海からきれいな稜線が立ち上がってます。
 やっぱり、利尻島はそのまま利尻岳でした。

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礼文島 最北限の地にあったもの

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 礼文島最北端の岬、スコトン岬。樺太へと続く北の海が広がってます。でも、この日、見えたのは目の前の岩礁だけでした。

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 最北限の看板です。
 寒い~。この日、日本列島は記録的な猛暑にうなされていたそうです。

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 ここで一夜を過ごす人もいるんですね。

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 わざわざ書かなくても・・・。

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 自販機だって。

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 澄海(すかい)岬です。湾の青さは、ここでしか見られないそうですが、太陽が出ていないとスカイブルーとはいきません。あ、これ、なかったものか!

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 「あげいも」です。
 高価なウニや昆布も並びますが、お手頃価格ですので。

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 「じゃがもち」。こちらも適度の甘みでおいしい。

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 いろいろあった最北限の地です。

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稚内空港のかにポテトコロッケカレーと宗谷岬

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 北海道遠征の4日目(13日)は、利尻島を離れて、フェリーで稚内に渡りました。帰りの飛行機で乗り継ぎの羽田に向かう仲間を見送りに稚内空港へやってきました。時間ができたので、空港内の「エアポートレストラン」でみんなで昼飯にしました。
 4人はラーメンでしたが、わたしはコロッケがおいしそうだったので「かにポテトコロッケカレー」(880円)にしました。

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 カニの身も混ざって、コロッケがうまいです。カレーは、いたってフツーでした。

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 「勇知いも」は、甘さがフルーツ並みになるというブランドいもだそうです。

 稚内エアポートレストラン
 稚内市大字声問村字声問6744 稚内空港ターミナルビル2階
 0162-26-2036

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 稚内空港に、仲間が乗るANAが飛来しました。
 わたしだけは、あと2日、北海道に滞在しました。

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 稚内でもレンタカーを借りました。土砂降りのなか、真っ直ぐな国道を走って宗谷岬まで行きました。最北端の地に立ちましたが、記念撮影をしただけですぐに。
退散しました。

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 イケメンの間宮林蔵が、樺太をにらんでいました。

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花の浮島 礼文島

 礼文島は花の島です。緯度が高いため、海抜0メートルから高山植物が咲いています。固有種もあります。
 礼文を代表するのが固有種の「レブンアツモリソウ」です。ラン科の女王ですが、絶滅が危惧されています。残念ながらシーズンは過ぎており、「今シーズンの最後の1輪」といのに高山植物園で対面しました。

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 「レブンウスユキソウ」は、エーデルワイスの仲間です。
 スイス・マッターホルンで自生しているのを見たことがあります。

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 「リシリヒナゲシ」でしょうか。利尻の固有種ですが、礼文で見かけました。

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 「エゾカワラナデシコ」です。

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 「レブウソウ」は、寒さから守るため、絹毛に覆われている。

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 「エゾカンゾウ」は、ニッコウキスゲの仲間。ちょっと枯れかけている。

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日本百名山・利尻山に登る ~全コース編

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 還暦を過ぎて、また登り始めた山です。3年前に日本百名山の100番、屋久島・宮之浦岳に登りました。続いて開聞岳・霧島、阿蘇・九重と踏破しましたが、ひと筆書の田中陽希さんのようにたどっている時間はありません。この夏は、間を端折って一気に最北の1番利尻山を登ることになりました。
 頂上は北峰(1,719m)と南峰(1,721m)に分かれてますが、山頂付近の崩落が激しく、現在は南峰には行けません。祠がある北峰が実質的な頂上です。

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 学生時代の同好会「どたぐつ」の仲間です。1人は単身赴任先の鹿児島からの北海道遠征となりました。

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