今夜の一献 自家製のきゅうりのキューちゃん

 参院選の選挙速報が流れるテレビを横目にアップです。
 珍しく冷酒です。あてがビールには不似合いだったからです。といってもたいしたものではありません。「きゅうりのキューちゃん」です。テレビCMも流れる某漬物メーカーの商標のはずですが、いまや普通名詞といえそうです。
 自分でつくったというのが、ミソです。レシピは、ネットにいくらでも転がっています。

 温かなご飯が、やはり一番です。ポリポリと箸がのびます。

 参院選の投票の帰りに、地場野菜を売っている店に回りました。ありました。きゅうり3本が100円でした。
 おしゃべりな店のおばちゃんが、客のおばあちゃんに「寿命が短くなる漬け物、いれといたで!」。わたしもその漬け物をいただきました。

 きゅうり3本を1センチ幅で切りました。
 ショウガに、好物のミョウガも刻みました。
 醤油、酢、砂糖、みりんにショウガなどを入れ沸騰させました。
 火を止めきゅうりを入れ、そのまま冷やします。
 きゅうりを取り出し、汁をもう一度沸騰させます。そこへきゅうりを戻します。
 これを3回、繰り返しました。

 粗熱をとってフリーザーパックに入れ、冷蔵庫で保存しました。
 ちょっと酢が強かったので、昆布とみりんを追加しておきました。

 

今夜の一献 トマトのマリネとニラ玉

 まるで信号カラーでした。
 トマトのマリネをつくりました。ニラ玉も添えたので、赤、黄、緑とばっちり三色です。

 パパッと炒めただけです。

 どこかのスーパーで特売していたワンコイン(500円)のスパークリングワインを開けました。コルク栓に針金と、立派な代物です。なんとフランス産でした。
 お味の方もなかなかクールで、いけました。

 京都のデパ地下で、「おいしそう」と手が出たトマトです。アイコで、京都・上賀茂産でした。

 頭に包丁で十字の切込みを入れます。
 熱湯に放ちます。
 30秒ほどで取り出し、冷水に。
 おもしろいように皮がむけます。

 マリネ液も適当です。
 ワインビネガーにオリーブオイル、ハチミツ、塩、コショウを加えて混ぜました。
 ワインビネガーが残り少なかったので、使い切りました。「酸っぱい!」と奥さまから。

 ラップして、冷蔵庫で冷やしておきました。

今夜の一献 STAUBでつくる塩肉じゃが

 念願のSTAUB(ストウブ)をゲットしました。フランス製の重たい鉄の鍋です。百貨店の調理器具売り場などで見るたびに憧れていました。
 さっそく調理しました。塩だけで、調味料などは一切使っていない「塩肉じゃが」です。仕上げに黒コショウを振っただけです。
 うまい。ジャガイモと豚バラのうま味が完璧に発揮されています。それがお手軽に作れます。
 冷えたビールが、さらにうまいです。 

 ディルのマスタードをつけてみました。
 和風だった肉じゃがが、ドイツのポテトに変身しました。

 作り方は簡単です。
 ジャガイモ3個を半分に切って、水に晒します。
 豚バラ肉に塩をします。
 STAUBにオリーブオイルを入れて、水を切ったジャガイモを炒めます。
 豚バラをかぶせ、水カップ2、酒小さじ2をそそぎます。
 あとは中火で湯気が出るまであたため、弱火にして25分。それで完成でした。

 STAUBのレシピ本は、たくさん出版されています。

 STAUBのココット・オーバル23㌢です。高齢者2人暮らしには、これくらいでちょうど良さそうです。

 たかが鍋、されど鍋です。なんとシリアルナンバー(製造番号)が振られていました。

 こめ油を塗り込んで熱し、シーズニングという最初に使う前の儀式を行いました。

 いい色になりました。

 万願寺とうがらしを焼きました。シーズンですね。好物のニンジン葉のごま和えも並びました。

 お隣の大山崎町で昨日、開かれた「十日市」で買ってきました。

東山三十六峰 その1 粟田山から高台寺山、円山・・・

 東山三十六峯草木も冥る丑満刻、突如轟き渡る剣戟の響き…
 ホンモノの活弁は聞いたことはありませんが、そのセリフはなぜか耳に残る世代です。東には東山が連なる(西だと、井上章一の「京都ぎらい」です)京都で育ちました。
 その三十六峰はほぼ確定されていて、当然のことながらそれぞれにピークがあり、名前があることに、最近になって気づきました。ならば登るのには手ごろと、とりあえずはいわゆる東山の北の端の三条通から円山公園あたりまでを歩きました。
 26峰高台寺山、20峰粟田山。頂上にはそんな名札もぶら下がっていました。きょうは6座を「踏破」しましたが、プレートハントは2勝4敗でした。のんびりと三十六峰を巡ります。

 25峰東大谷山への登頂ルートを探して大谷祖廟の最上部まで上がってきました。振り返ると、林立する無数の墓の向こうに、京都市街が霞んでました。

 昼飯は、四条河原町まで戻り、久しぶりに餃子の「珉珉」で鉄板の「パオロー・イーガー、コーテル・リャンガー(爆羊肉1人前・餃子2人前)」をいただきました。

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今夜の一献 春の香り~土筆の佃煮、卵とじ

 ちまちまと居酒屋風に並びました。
 味わった春の香りです。土筆(つくし)が1袋100円でした。つい手が出てしまいました。
 買っておきながら、「こんなたくさんどうするの?」という山盛りを前に、1本1本、額を取り除きました。
 奥さまが佃煮風に煮てくれました。醤油味が勝りますが、気持ちは春満喫です。
 知り合い作のイカナゴのくぎ煮も並んでいます。

 土筆の卵とじです。こちらの方が、ほろ苦さも残っています。

 一緒にゲットしたシイタケは、清酒をかけて魚焼き機でやきました。肉厚でうまいです。

 小松菜とエリンギ、豚肉の炒め物です。
 

 もう一品は、九条ねぎのぬたです。これが口にあいました。

 お相手は、いただきものの天橋立ワインの赤です。
 豊かな香りと、まろやかなお味です。いつものバギンボックスとはひと味も、ふた味も違います。

 茨木の山の中にある「見山の郷」までドライブしました。スーパーには並んでいない品に、つい手が出ました。
 すぐ前を流れる川辺の桜は、まだまだ蕾が堅かったです。

 de愛・ほっこり「見山の郷」
 茨木市長谷1131
 072-649-3328

今夜の一献 イカとカキ 「蔵王桜」でいただく

 「きょうの昼飯」に続いて「今夜の一献」です。
 舞鶴で買ってきたおいしいイカとカキです。イカは早速におろしました。ゲソを抜き、フネを出し、きれいに洗います。1杯からは、飲み込んだばかりで原型をとどめた小魚が3尾も出てきました。皮(?)は簡単に剥けました。新鮮な証拠です。イカ素麺のように細く切りました。
 生姜醤油でいただきました。トロリとしています。甘みが口いっぱいに広がります。1杯400円ほどの贅沢です。
 お相手は、知人にいただいて出番を待っていた純米大吟醸の「蔵王桜」です。間もなく桜の便りが届く吉野の美吉野酒造でつくられています。
 まったりとした、米のうま味が伝わります。

 大きな粒ぞろいのカキです。

 鍋にしました。火が通っても小さくなることもなく、プリプリです。
 ああ、おいしかった。飲みつけない清酒を思わず飲みすぎて、回りました。

今年も、ごちそうさまでした。

 カニを満喫した、今年最後の夕飯でした。敦賀の鮮魚商から直送されてきた立派なカニが並びました。
 2年ぶりに2人の孫娘らもやって来て、にぎやかになりました。
 

 鍋も堪能しました。雑炊が最高でした。

 孫娘は、ジージ作のビー玉・コースターに夢中になって遊んでくれました。
 新型コロナに振り回された1年でした。それでも3家族8人が元気に過ごせ、おいしいものも食べられたことを感謝します。
 皆さまもよいお年をお迎えください。

京都・伏見 鳥せいの神聖と焼き鳥

 京都一周トレイルの伏見・深草コースを歩きました。今回も逆向きに伏見稲荷からスタートして、伏見桃山がゴールです。そのまま焼き鳥の「鳥せい本店」に流れ込む算段でした。
 冷えた体に創業延宝5年(1677)の老舗酒蔵、山本本家の神聖「蔵出し生原酒」がしみ渡りました。日ごろ、清酒はほとんど飲みませんが、これは別格です。
 焼き鳥もドーンと並びました。とりねぎ、レバー、つくね、生麩田楽・・・。どれもうまいです。

 スタートはささ身の刺身です。

 大きな万願寺唐辛子は、サクリとしています。

 手羽唐には、レモンをジューと搾ります。

 お代わりは「たれ口」です。冬限定搾りたて新酒です。原酒がすっきりさわやかだったのにたいして、こちらはフルーティーでまったりとしています。

 「ご飯が食べたい」と、天むすとかす汁を頼んだ人も。

 わたしは白ネギを追加しました。

 ああ、できあがりました。

 2年前にも、今回とは違ったメンバーとやって来ています。何度来ても、満足度に変わりはありません。

 これまでの鳥せい

 鳥せい 本店
 050-5868-4951
 京都市伏見区上油掛町186

バギンボックスで今夜もワイン

 バギンボックスといいます。Bag-in-Boxが縮まった表現です。堅い紙箱の内側に、プラスチック袋がはいっています。その中身はワインです。
 2リットル入りで1000円ちょっと。すこぶるリーズナブルです。
 お味の方もなかなかのもので、ハウスワインとしては十分です。
 「エル・トキ」は、チリ産です。大型酒店に行くといいろんなバギンボックスが並んでいます。そんな中で、知人に教えてもらったこれがうまいです。

 コックがついていて、飲む分量だけデキャンターに取り分けます。わたしは500CCのふたつきの広口瓶を使っています。
 ボトルなら、つい飲み干してしまいます。残ったワインも保存が面倒です。それに空き瓶の処理も大変です。そんなお悩みが解決されます。

 今夜の一献は白です。
 タコとキノコのアヒージョとスパニッシュオムレツのトルティージャがメーンでした。

 スキレットでニンニクと岩塩を入れたオリーブオイルを温めます。ブツ切りのタコとしめじなどをいれれば、すぐに完成です。

 シコシコとおいしいタコです。

 トルティージャはスペインのサンティアゴ巡礼を思いだす味です。

 タコは先日、神戸に出かけた折に明石まで車を走らせていました。魚の棚商店街をブラついて、ここまでやって来たのだからと買って帰りました。その夜は刺し身で、翌日はきゅうりと酢の物に、そして今夜で食べきりました。

 魚の棚は、午後遅くだったので新鮮な魚とはあまり出会えませんでした。

京都・四条 ミュンヘンの週替りランチ

 久しぶりの外食でした。
 京都の東山を大将軍まで歩き、強い日差しが戻った街を四条河原町まで戻ってきました。何も考えずにビアレストラン・ミュンヘンに飛び込みました。
 以前なら当然のようにジョッキを傾けたところです。新型コロナの緊急事態宣言下では、それは夢幻(ゆめまぼろし)です。
 おとなしく(?)、「週替りランチ」(820円)です。照り焼きチキンがうまいです。付け合わせの野菜と一緒に食べ進みます。「ほうれんそうとシメジのおひたし」もキンピラも素敵でご飯もうまいです。小鉢にラーメンまでついています。

 実は、これも飲んでいます。
 アルコール度0.5%という「微アルコールビール」です。缶入りですが、いつものジョッキとおつまみのポップコーンとともに出てきました。これだけで大満足です。

 静かな店内でした。あちらに1人、こちらに1人とおじさまがぽつぽつと静かに食べてました。
 店に入るとまず検温と、対策も十分でした。「コロナ・パスポート」でも見せれば、もう少し飲める日がやってきてほしいものです。

 ビアレストラン ミュンヘン
 京都市中京区四条河原町上ル米屋町386番地
 0120-06-3505