上を向いて歩こう サン・ジョルジェ城へ

【 paso a paso 3 2023/06/12 】

 1ヵ月近くに及んだ巡礼の旅も、この日が実質のラスト・デーでした。
 リスボンを一望して、見納めにしようと町の中心にそびえるサン・ジョルジェ城へ登りました。
 坂の町の坂の路地を、地図も確認しないままひたすら上に向かって歩きました。

 地下鉄のロシオを上ったところが、町の中心にあるロシオ広場でした。

 まずは腹ごしらえの朝食をと、すぐ隣のフィゲイラ広場に面したマクドナルドに飛び込みました。

 ディスプレーを操作して注文するのは、どこも同じです。

 エッグマフィンなど安心の3点です。

 どこで食べてもマクドです。

 ちょっと変わっていたのがこちら。日本ならポテトかなにかですが、生のリンゴがカットされていました。

 合わせて4.5€と、日本とあまり価格差はないようです。

 さて、歩きます。
 アウグスタ通りを下った先には勝利のアーチ展望台が見えます。 

 わたしは坂の上を目指します。

 階段が始まります。

 観光客はやってこないような裏路地です。

 味のある落書き、それとも壁画です。

 あの上を目指します。

 やっと展望が開けました。

 たどり着いたのはグラサ展望台でした。マドリードの7つの丘のひとつです。

 テージョ川にかかる4月25日橋が見渡せました。

 左手にサン・ジョルジェ城の旗がはためいていました。
 違うピークを目指してきたようでした。

 登攀ルートを確認して、再アタックです。

 城壁の近くまで路線バスがやってきてました。行先字幕には「CASTELO」とありました。キャッスル行きのこのバスに乗ればよかったのです。

 チケット売り場は行列でした。

 「オーバー65」と申告することを忘れませんでした。おとな15€のところがシニア12.5€になりました。

 テージョ川が一望できます。

 前日に乗ったエレベータも眼下です。

 ユリウス・カエサルの時代にローマ人によって要塞として建設されました。

 1500年に渡ってリスボンの町を見守ってきた城郭です。

 いくつもの目に見つめられていました。

 海に向かって下り続けました。