ゴールデン・ウイークの最高の日和となった4、5日、日本百名山の越前・荒島岳に出かけました。
初日は近くのこつぶり山と取立山を巡りました。ミズバショウ(水芭蕉)の群生地もありました。次々に現れる花々にレンズを向けるのが忙しかったです。
雪を残した白山も眺めることができて、久しぶりの1000㍍峰を楽しみました。
稜線近くの雪渓の雪解け水が流れ込む湿地に、ミズバショウが見事に咲いていました。
サンカヨウ(山荷葉)が、白い小花をいっぱいにつけていました。水に濡れると透明になりますが、この日和では純白でした。
イワウチワ(岩団扇)はピンクの花をいっぱいに開けていました。
【2024/05/04 09:48】
早朝の6時に三田・相野駅のコインパーキングに集合。仲間のKさんの車で舞鶴道―北陸道-中部縦貫道と走って取立山の麓にある登山口駐車場までやってきました。
大滝からこつぶり山、取立山と時計回りに巡りました。
気持ちのよい新緑を行きます。
最初に目にしたのは、かわいいチゴユリ(稚児百合)でした。
エンレイソウ(延齢草)も花をつけていました。
サンカヨウがいっぱいです。
ここにもと、レンズを向けます。
岩肌を伝わる清水の浴びてシダが青々としています。
ひんやりとした巻き道です。
赤紫のカタバミが花を広げていました。
樹林の間から流れ落ちる大滝が見えてきました。
迫力に満ちた水煙です。
落差が30㍍もあり、わたしの24mm広角レンズでは収まりきらず、下部で2枚を合成しています。
満足のサインです。
岩場の鎖をよじ登ります。
なかなかの急坂もありました。
チャルメルソウ(哨吶草)が蕾をつけています。
ネコノメソウ(猫目草)も現れました。
スミレは仲間が多いです。ツボスミレ(坪菫)でしょうか。
タムシバ(田虫葉)は、白くて大きな花を青空に突きあげていました。
稜線の向こうに、雪渓が白い筋を残していました。
水たまりのカエルが重なっていました。ナニの最中だったのでしょうか。
左手に白山がのぞけてきました。
【11:51】
登山口から2時間ほどでこつぶり山まで登ってきました。
目の前の白山を眺めながら昼食にしました。
わたしは、途中の新名神・宝塚北SAで買ってきた「六甲山縦走弁当」でした。タコも入ってなかなかのお味でした。
稜線を行くと水芭蕉群生地がありました。
開いて間がないかわいい兄弟です。
これだけの群生は、有名な尾瀬にも負けていません。
イワウチワもあちこちに咲いていました。
タチツボスミレがいっぱいです。
ショウジョウバカマ(猩々袴)も鮮やかです。
立派な避難小屋がありました。内部には広い土間と板敷き座敷がありました。
向こうに取立山が見えてきました。
取立山に到着です。予想外に「しんどい山」でした。
白山は何度見ても立派でした。
はいポーズ!
わたしも満足の表情ですが。不摂生がたたった腹の出っ張りにびっくりです。
4人で恒例の三角点タッチをしました。
緑のトンネルを快適に下りました。
【14:20】
登山口に戻ってきました。
雲ひとつない取立山を振り返りました。
車で戻ると途中にトイレを借りた山の駅にかき氷の屋台がありました。
Sくんと一緒にかき氷を食べるのは、10年以上の昔に一緒に四国お遍路を旅して、高知・牧野植物園の前の茶店で食べたとき以来でした。2人とも同じことを思い出していました。