四国88 地図歩きの楽しみ

 東京出張の帰途、八重洲口の八重洲ブックセンターに寄りました。歩き遍路には必携の書といわれている「空海の史跡を尋ねて 四国遍路ひとり歩きの同行二人」(へんろみち保存協力会編)が店頭に並んでいるというからです。ありました、ドサリと平積みで。それだけ需要があるということなのでしょう。手に取ってみると、やはり欲しくなり、「地図編」(2500円)、「解説編」(1000円)のうち、地図編を買ってしまいました。おかげで帰りの新幹線は、退屈しませんでした。
 この地図は、基本的にへんろ道に沿って上から下へ、右から左へ進むように編集されています。ページによって北の方向がまちまちです。これでは全体の道程が把握しづらいです。進行方向がいつも上にある車のカーナビに頼っていると、一度走った道でもまるで覚えられないのと同じです。おまけに縮尺までページによってさまざまとあって、距離感もつかめません。それでも細かな分かれ道を迷わないで歩くには、これも手放せないようです。
 すでに「四国遍路地図1(第一番霊山寺~第三十三番雪蹊寺)」(東海出版、900円)は持ってます。こちらは50000分の1地図で構成されてますので、方位、距離はばっちりです。そのかわり1枚の大きな地図で、へんろ道の詳細まではわかりません。一長一短です。両方に頼ることになりそうです。
 それにしても、旅を前に地図やガイドブック、最近ではネットでも情報を集めるのは、本当に楽しい時間です。

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