若狭と京を結ぶ「鯖街道」の出発地、福井・小浜のいずみ町商店街です。ここに昔からある「大谷食堂」(箸袋には「大」ではなく「太」と書いてあります)です。
これは一品で頼んだカレイのから揚げです。ぱりっとして、おいしい。エンペラまできれいに食べました。
のどぐろの焼きです。むつの一種だそうです。むっちりとした油ののった身が、ぽろりととれます。
焼き魚定食で頼むと、どんぶり飯に、鯛がはいったすまし、小鉢、漬け物がついてきました。漬け物は、いかにも自家製という風情で、白菜も沢庵もそれだけでご飯が食べられるできばえでした。
「時価」です。それは、「その日の魚によって値が変わります」という意味です。町の寿司屋のように「高いですから、頼むのには心して…」と脅しているわけではありません。
定食3品にから揚げで締めて4800円也。信じられない安さです。
大谷食堂は、「京は遠ても十八里」の鯖街道出発地点の目の前にあります。