京都 明治・大正期のビルヂング

京都・建築1
 京都・四条大橋の西詰にある「東華菜館」です。にぎやかなスパニッシュ・スタイルの外観をもつ中華料理店です。できたときは、ビアレストランだったらしいです。
 設計=ヴォーリズ建築事務所、用途=レストラン、構造=RC造5階建て、竣工=1926年(大正15年)
京都・建築2
 説明の種本はこちらです。「建築MAP京都mini」(TOTO出版、950円)には、日本建築史を彩る京都の建築378件が地図上にプロット、解説されてます。
 この本を手に、1万歩を目標に歩きました。


京都・建築3
 「京都中央信用金庫東五条支店」です。五条大橋の東側にあります。
 設計=吉竹長一、用途=オフィスビル、構造=煉瓦造2階建て、1924年(大正13年)ごろ
 村井吉兵衛が設立した村井銀行の五条支店として建てられました。村井は、祇園の長楽館も建てたタバコ王です。 
京都・建築4
 正面橋を西に渡ったところの「任天堂旧本社」です。
 設計=不詳、用途=オフィスビル、、構造=不明、竣工=1930年(昭和5年)ごろ
 細長い敷地に、同じ外装材を使いながら、ちょっと違う3棟が建ってます。
京都・建築5
 ファミコンで有名ですが、元は花札のメーカーでした。昔のロゴが入っています。
京都・建築6
 「富士ラビットスクーター」は、七条西洞院の南西角にあります。自動車ディーラーの草分け、日光社の社屋でした。
 設計ー不詳、用途=オフィスビル、構造=RC煉瓦壁3階建て、竣工=1925年(大正14年)
京都・建築7
 正面のステンドグラスには、タイヤがデザインされている。
 今は牛丼のチェーン店が入居している。階上には、ホールもあり、クラシックのリサイタルのポスターが張られていた。
京都・建築8
 葉桜の間から京都タワーが見える。このタワーも、建築当時はずいぶんと論争を招いたが、いつの間にか馴染んでしまった。いつの日にかは、これも歴史的建造物の仲間入りをするのだろうか。
京都・建築9
 「伝道院」は保存修復中だった。西本願寺の前にあり、真宗信徒生命保険会社の社屋として建てられた。赤い煉瓦壁の上にイスラム風のドームがある。
 設計=伊東忠太、用途=オフィスビル、構造=煉瓦造2階建て、竣工=1912年(明治45年)
京都・建築10
 「龍谷大学本館」。明治初期の「擬洋風建築」の典型だそうである。
 設計=不詳、用途=学校施設、構造=木造2階建て、竣工=1879年(明治12年)
 
京都・建築11
 鉄製門扉、窓、手すりなどはロンドンから取り寄せたそうだ。2階には、本尊阿弥陀如来像を安置する講堂もある。 
京都・建築12
 「旧二条駅」。現在は梅小路の「蒸気機関車博物館」に移築されている。
 設計=清水組、用途=駅舎、構造=木造2階建て、竣工=1904年(明治37年)
 JR二条駅の懐かしい駅舎である。平等院鳳凰堂のようで、堂々としている。
 ここまでで1万歩を達成です。そのまま西大路七条まで歩きました。

「京都 明治・大正期のビルヂング」への1件のフィードバック

  1. 京都には、歴史を感じさせる近代建築が数多く残されているのですね。いつまでも保存して欲しいです。

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