春のような暖かな一日(2月25日)です。京の都から西国(山陽地方)を結ぶ古来の日本の幹線道路「西国街道」を通って、京七口のひとつ、鳥羽口を目指しました。
自宅から5分も北に歩くと、「桜井の駅跡」があります。「西国街道」の碑が建っており、これは「街角の再発見」としてフジサンケイグループが大阪府下のあちこちに建てた記念碑のひとつです。
見わたせば 山もとかすむ 水無瀬川
ゆうべは秋と なに思ひけむ
(新古今集 後鳥羽上皇)
碑にはこう彫られています。
JR山崎駅前にある離宮八幡宮は、荏胡麻油の生産と結びついてきました。
向日市の下川原地区です。静かな街道の佇まいが残っています。石畳が敷かれ、凝ったデザインの街路灯が並んでいます。
店頭には、早くも筍が並んでいます。
阪急東向日駅に近い梅ノ木あたり。右端に碑や道標が並んでいます。
街道は、桂川に突き当たりました。対岸へは「渡し」があったのでしょうか。彼方に比叡山の山並みが望めます。
吉祥院の商店街を抜けました。
「久世の大根飯、吉祥の菜飯、またも竹田のもんば飯」
赤い鳥-紙風船が歌っている「竹田の子守歌」を思わず口ずさみました。
京の都に到着しました。羅城門までやってきた。児童公園の片隅の石碑だけが、平安京の証なのでしょう。
HP版「西国街道 京へのぼる」もご覧ください。