東京本社に出張しました(昨日のことです)。JR東京駅から大手町の本社への途中にあるOAZOで食べました。「丸善」の4階にある「エムシー・カフェ」の名物はハヤシライスです。
早矢仕オムライス(1200円)は、白いごはんの上に、薄いプレーンオムレツのようなたまごがかぶさり、たっぷりのドミグラスソースがかかっています。たまごはふんわり柔らかく、どういう風に焼いているのかひも状にくずれるところもあります。ドミグラスソースはトローリとしており、固形状態なのはマッシュルームくらい。濃厚な味だが、野菜などの甘みがすばらしく、ペロリと平らげてしまいました。
サラダにコーヒーを追加したかったのですが、時間がなかったので、またの機会にしました。
ハヤシライスの生みの親<早矢仕有的>
ハヤシライスを生み出したのは、丸善の創業者・早矢仕有的(はやしゆうてき)と言われています。丸善の百年史には、「幕末か明治の初年のことであろう。友人が訪問すると、有的は有り合わせの肉類や野菜類をゴッタ煮にして、飯を添えて饗応するがつねであった。そこから人々はこの料理をハヤシライスといい、ついにレストランのメニューにまで書かれるようになったという」という一節があります。こういった内容から当時すでに商社を経営していた好奇心旺盛な早矢仕が友人を驚かせようと、今のハヤシライスに近い料理をふるまったと考えられます。(エムシー・カフェでももらったチラシより)
ちょっと東京まで 「食べたもの編」
前回の予告通り、
今回は「食べたもの編」を書こうと思うのですが、
いろんなものを食べ歩いたという訳ではなく、
念願の一品をようやく食べた、という話です。
その一品というのは、丸の内OAZOの4Fに入っている
『エムシーカフェ』の「早矢仕andカレー2色盛」(下の写真)です。
実際に食べた感想ですが、
今までに食べたハヤシライスとは違いました。
(今までにたいしたハヤシライス食べてませんけど)
とても美味しかったです♪
ちなみにこの店では
ハヤシライスは早矢仕ライスと表記されていますが、
それは早矢仕さんが考案した料理だからだそうです。
ハヤシライスの名前の由来は主に2つあって、
1つはハッシュドビーフが略されて
ハヤシライスになったというものと、
もう1つが、丸善の創業者である
早矢仕有的という人が考案した料理であるから、
ハヤシライスというものです。
もともとはこの元祖ハヤシライスは
日本橋の丸善ビル本社の屋上にあった
丸善レストランの看板メニューでした。
私はそのことを知っていたので、
前回日本橋に行った時(去年の秋頃)に
是非食べようと思っていたのですが、
丸善ビル本社は新築工事をするということで、
当然レストランは一時なくなっていたのです。
私は軽くショックを受けたまま、
近くにあった別の丸善のビルの店員さんに
「あの元祖ハヤシライスってもう食べれないんですか?」
と、さも残念な様子で聞いていたら、
「今は丸の内のOAZOの四階にあるカフェで食べることが出来ます。」
「でも、少し味が変わったらしいですが…。」
と、ちょっと気になることを言っていたものの
丁寧に教えてくれたのでした。
というわけで、
今回は念願叶って食べることが出来てよかったです。
また丸の内に行ったら食べようと思っています。
(次いつ行くか分からないけど)