「茅野市花巻産の真っ赤に熟したトマトをジュレにして」
Amuse に登場した一品です。信州・車山高原で宿泊した「オーベルジュ ドゥ ラ・メイジュ」のディナーが始まりました。
「ええ、この透明なのがトマト?」と半信半疑でスプーンをいれると、確かにトマトのちょっと酸っぱい味がします。レシピをプレゼントしますということで、ありがたくいただきました。
【トマトのジュレの作り方】(6~8人分)
完熟し甘みの増したトマト大を20個用意。皮むきし横半分にカット。ミキサーで十分ミキシングし、ペーパータオルを敷きつめたザルに入れ、冷蔵庫の中で96時間ひたすらエキスが落ちるのを待つ。エキスにゼラチンを少量加えて完成。ポイントは大量のトマトを仕込むこと。トマト自体の重みでエキスが抽出できる。
うーん、気が遠くなる。ギブアップ!!
オーベルジュとは、「宿泊施設付きのレストラン」のことだそうです。
「オーベルジュ ドゥ ラ・メイジュ」は、信州・車山高原にあります。9月10日は、ハイ・シーズンが終わったあとの日曜日でしたが、私たちを含めて4組が宿泊していました。1組は若いカップルでしたが、あとは同世代かちょっと上のようでした。
テーブル・ワインの「白」を頼みました。
メニューです。
Hors-d oeuvre は「タイムの香りをマリネした秋刀魚をジェノベーゼでメランジェしたみる貝と共に」です。ん、ん、何をどうしたって?
秋刀魚がベースになっていて、その中にみる貝が入っています。トッピングの野菜と、オーブンでカリッと焼いた薄切りのトマトが彩りを添えています。
なんだかよくわからないけれど、おいしいです。
Potage は「原村産の甘いとうもろこのポタージュ」でした。砂糖が入っているのかと思うほどの甘さです。
次はPoisson。「地の採り立て高原野菜とアイナメのポアレを添えてブール・ブラン・ソースで調和させて」
ここまできて「赤」を追加しました。おいしいパンも食べています。
Viande は「トマトと赤ワインでじっくり煮込んだ和牛のみすじ」です。肉の塊が、繊維に沿ってパラリと崩れるほど柔らかいです。
Dessert にたどり着きました。「カスタードクレープとバナナのドルチェ」です。これにコーヒーをいただきました。
1時間半をかけた食事でした。たまには、こんな夜のいいものです。
早朝に女神湖へ行かれたようなので白樺湖畔で泊まられたかと思ったのですが、車山だったのですね。頂上へのリフトのある付近でしょうか。なかなかシャレたいいところを見つけられましたね。旅心をくすぐられました。