紙管SPの製作はひと段落しました。で、早速、横道にそれてしまいました。マニアックな話ですので、興味のない方はスルーしてください。
わが家にRaspberryPi(ラズベリーパイ)がやってきたのは、わずか1年ほど前です。その時には、さほど話題になってなかった「i2s DAC」が、当たり前になってます。
教育用の簡単なPCであるRaspberry Piには、インターフェースとして普通のPCでもマウスやメモリーをつなぐのでお馴染みのUSBの他に、i2s(アイ・スクエアー・エス)というのがあります。
これまでは音声もUSBから出力して、DACでデジタル-アナログ変換していました。わたしは東京・秋葉原の秋月電子通商のDAKキット(Aki-DAC)を組み立て、タムラの古いインプット・トランスを使ったLPF(ロー・パス・フィルター)を介して中華メーンアンプにつなげてました。
i2s DACには、 Raspberry Piからデジタル回線で入力されるので、経路が短くなって、音質の劣化も最小限に抑えられるというわけです。
i2s DACはヤフオクでゲットしました。物は試しというわけで、ネットで探して一番安かった製品です。
お隣の大山崎町からの出品で、すぐに送られてきました。
わたしのRaspberry Piは、初期のB(無印)という製品です。i2sは、基盤の左上に開いている8個の穴から出力されます。
半田ごてで、8ピンの端子をつけました。
新しいピンが立っています。ここに接続します。
製品は、ノーブランドのようで、マニュアルの類は一切ありません。でもネットで検索すると、ピンの配置図などが見つかります。あとは、VOLUMIOというRaspberry Piを動かしているプログラムの設定変更だけで、いとも簡単に鳴り始めました。
ベールを一枚はがしたようなクリアーな音が出てきます。タムラトランスを使ったUSB-DACも好きな音だったのですが、これは元へは戻れそうにありません。
手のひらに載りそうなこんな簡単なドライブと、紙管SPの組み合わせで、インターネットラジオを聴くのに最高のシステムができあがりました。今も鳴っているのは「VeniceClassicRadioItalia」です。
これまでのRaspberry Pi