朝から真夏日の到来を予想させるよい天気でした。先日の「ツール・ド・大阪 しまもと」に次いで、お隣の「ツール・ド・大阪 たかつき」を歩いてみました。当然ながら暑かったです。
スタートは高槻城址。キリシタン大名だった城主の高山右近は、カトリック教会で最高位の崇敬対象である「福者」に選ばれました。ひざまずいた右近の像はカトリック高槻教会にあります。
「ツール・ド・大阪 」が各地に整備されて10年以上たちます。それにしては、道標がしっかりと整備されています。
ゴール近くの今城塚古墳。
ロングコース(約7.9キロ)とループコース(約4.2キロ)があり、わたしは阪急・高槻市からJR摂津富田まで10キロ弱を2時間半で歩きました。
高槻城は、天守などは存在せず、石碑が建っているだけ。
城跡公園には、立派な右近像もある。
城跡公園をぐるっとひとめぐりして、高槻市歴史民俗資料館の脇に立っている「ツール・ド・大阪 たかつき」の案内板を見つけた。
城内にある野見神社の摂社である永井神社。唐門がすばらしい。
右近の「福者承認」を伝えるカトリック高槻教会の掲示。
国道171号を西へ。排気ガスを浴びる道路脇にアガパンサスが咲いている。
よく見るとチェロを弾いているよう。ほかにも楽器を奏でる彫刻が並んでいる。
高槻市役所前の交差点で「ツール・ド・大阪 たかつき」の道標を発見。
高槻市役所わきがループコースの発着点になっている。
高槻市のマンホールには、市の木のケヤキと市の花のウノハナがデザインされている。
道端に紫陽花がきれいに咲いている。
JR高槻駅前は整備中。道標が工事のお知らせの看板に隠れている。アスレチック・ジムに向かう道だが、こなのがあることは気が付かなかった。
JR高槻の北口横断歩道橋の上に、「山崎合戦の秀吉本陣跡」の案内板がある。
ルートは上宮天満宮の前を左折するように案内している。折角だからお参りしていくことに。
小学生の一団とすれ違う。数人に一人が、タブレット端末を持っている。びっくりした。
のぼりは、手前から安産、お宮詣、七五三、合格祈願、家内安全と続いていた。なるほど、人と神社のつながりが表現されている。
本殿は竹で作られている。「竹の本殿」とは珍しい。
強い日差しを浴びて歩を進める。
向こうに担々麺がおいしい店が見える。でもまだ開店前です。
旧西国街道を進み、「芥川仇討の辻」へ。このあたりに芥川宿があり、江戸時代初期に仇討ちの舞台となった。
芥川一里塚も残っている。
芥川に沿って川上に進む。桜並木が続く気持ちの良い散歩道になっている。
「ゆめ桜通り」と名付けられている。
辺りは「嶋上郡衙跡」として整備されている。
立派な「今城塚古代歴史館」。入ったことはない。
今城塚は、継体天皇の真の墓陵と考えられている。古墳時代の大王陵としては唯一、淀川流域に築かれた古墳だ。
水をたたえる環壕。墳丘にも入ることができて、そちらから子供の声が聞こえてくる。
女瀬川に、タチアオイ(立葵)が咲き乱れている。
国道171号を渡る。
明治製菓の工場内に、京都市電の古い車両が保存されている。健在だった。左上は、JR京都線からよく目にする大きなチョコレート。
JR京都線までやってきた。向こうがゴールの摂津富田駅。
JR摂津富田で駅前を一巡りしたが、道標の類は見当たらなかった。