Paso a paso Dos 15日目=9/8 メセタを越えて

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 麦畑以外にはなにもない炎天下のメセタを越える難関ステージ。ところが、この日は曇天。暑さからは逃れられたが、輝く黄金色の大地は見られなかった。

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 丘の上に城跡が残るカストロヘリス。ここまで30km超を歩いた。

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 ブルゴスで1日、休憩のはず。ところが1日目に半分、2日目に1.5日分歩いたので、先を行ったはずの日本人仲間に追いついた。
 みんなで一緒に夕食。まやさん、早大くん、弘前大くん、S氏とともに。


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 【05:59】
 ピレネー越えに次ぐ難関、メセタ越えの日。気合が入っていた。

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 【06:35】
 ラベ・デ・ラス・カルサーダスのカフェで朝食。カウンターの向こうのおやじさんは「どこから来たんだ? ハポンか。これもって帰れ」と愛想が良い。

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 プレゼントされたのはミサンガだったのか。ガイドブックのしおりとして使った。

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 【7:37】
 カフェで一緒だった4人とともに歩く。

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 【08:24】
 オルニージョス・デル・カミーノまでの8.2kmは、なにもなかった。

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 【09:08】
 再び麦畑の中を進んだ。
 今はトラクターもあるが、昔はどうやって収穫したんだろう。村からやってくるだけでたいへんだ。

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 はてしなく道は延びていた。先が見えているだけにうんざりとする。

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 【10:23】
 やっと次の村、オンタナスの教会が見えてきた。
 当初はここまで歩くつもりだった。

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 巡礼路はさらにメセタの中を延びていた。

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 カフェに吸い寄せられた。

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 生ハムのボガティージョをかじる。
 ここで弘前大kんと出会った。これから歩き始めるという。まだ時間も早いのでわたしも後を追った。

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 メセタ越での息抜きは、「メセタを越えた最年少のピルグリム」で書いたベンジャミンくんの存在だった。

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 サン・ミュゲルの遺跡を横目で通過。

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 緑地にするにはたいへんな努力がいることがわかる。大規模なスプリンクラーで灌漑していた。

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 サン・アントンの修道院跡を巡礼路が突っ切っていた。

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 【12:20】
 カストロヘリスの城跡が丘の上に残っていた。

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 やっと村の入口。丘に沿ってカストロヘリスは延びていた。

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 【14:30】
 きれいな公営アルベルゲ。ホスピタレイロは親切だった。

 夕食は日本人仲間5人で自炊。といっても、S氏がご飯を炊いてくれ、あとはスーパーメルカドで仕入れてきたトマトやワインを並べるだけ。「銀シャリ サイコー!!」だった。

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 【20:27】
 朝日は毎日のように見ているが、夕日が落ちるのを見るのは珍しい。

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 黄昏るアルベルゲの庭。

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 何を見ていたのか。」

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 スマホで動かしているアプリ、RunKeeperは途中で誤動作して5キロほど余計に計測している。それを差し引いても30キロは歩いた。