48年ぶり 雨の住塚山 

 関西百名山の住塚山に登りました。学生時代以来のなんと48年ぶりの山頂でした。
 前夜来の雨で、登山は危ぶまれましたが、午後まで待って小雨の中を覚悟して歩きました。
 学生時代からの友やその仲間と、今月初めの藤原岳登山と同じメンバーでした。

 【2018/04/15 13:02】
 住塚山(1009m)は、奈良・宇陀市にあります。名阪国道の針インターで待ち合わせました。ところが途中は土砂降り。午前中は近くの名刹で名残の桜を見たりして時間をつぶしました。
 柱状節理の岩壁が連なる屏風岩の麓にある屏風岩公苑の駐車場に車を止めて、歩き始めたのは昼過ぎでした。ヤマザクラは見事ですが、屏風岩は雲に隠れて見えません。

 ヤマザクラを見に来ている人はパラパラいましたが、山頂を目指した人とはほとんど出会いませんでした。

 【13:01】
 急な登り道が始めりました。でも山頂まで1.1kmという表示にほっとしました。

 【13:42】
 落ち葉がぬかるんでスリップしそうな悪路を慎重に進みましたが、40分で山頂でした。

 三角点は真新しい気がします。辺りは樹木に覆われています。
 48年前は、辺りは草原といったかんじだったと記憶します。

 いつものようにコーヒーブレークを取りました。

 【14:20】
 早々に下山を開始しました。
 予定ではこの後、国見山に登り、東北の稜線を下るはずでした。計画変更で、国見山との鞍部から屏風岩の上部に出て下山しました。

 下りは神経を使います。ズルリとやりそうですが、全員セーフでした。

 屏風岩の上の一ノ峰(936m)まできました。これでは怖さはありません。眼下にヤマザクラのグラデュエーションが眺められるはずでした。

 下界に戻ってくると、雨もあがりました。南東の山々から雲が沸き上がり、山水画のような風景が広がりました。

 【15:36】
 わずかな距離ですが、気持ちのよい尾根道を進みました。

 屏風岩公苑まで戻ってくると、一瞬だけですが雲が流れました。屏風岩の稜線がチラリと姿を見せてくれました。

 48年前に撮影した屏風岩です。樹木が少なかった気がします。

 【15:55】
 駐車場に戻ってきました。行きに餡餅を買った売店は、すでに撤収してました。
 雨を覚悟の山行でした。なんとか住塚山にも登れて、大満足の1日でした。