さながら耐熱訓練でした。きょうの姫路市の最高気温は35.7度。この夏、記録的高温となっている京都ほどではないにしても、雲ひとつない快晴でした。酷暑に変わりはありませんでした。
そんな中、誰に頼まれたわけでもないですが、播磨アルプスの高御位山に登りました。標高こそ304メートルとしれてますが、山全体が岩稜むき出しです。上からの直射、下からの輻射熱で、熱せられたフライパンの上を歩いているようでした。
それだけにピークでの達成感もひとしお。記憶に残る山行となりました。
奥穂高からの下山中に手指を骨折したSくん。ウォーキングポールは右1本ながら、いつものように先頭を切ってました。
下山途中から「かき氷、かき氷」と夢想してました。鹿嶋神社の茶屋でのこの1杯で、やっとクールダウンすることができました。
【2018/08/04 08:46】
地元・島本から2時間近く。JR山陽線の加古川から2つ先、曽根で車でやってきた仲間にピックアップしてもらいました。
前方に、高御位山とそれに連なる馬蹄形の縦走コースが見えました。
【09:00】
鹿嶋神社の大鳥居からスタートです。
案内板の縦走コースにそって歩きました。
鹿嶋神社の立派な石段を上りますう。こんな日でも参拝者の姿がありました。
境内を抜けて、いよいよ登りです。いつものグループ5人に、その山仲間の女性2人が加わりました。
【09:43】
つかの間の樹林帯を抜けると、後はさえぎるものがない炎天でした。
日焼け止めクリームを塗りたくった腕から、汗が噴き出しました。
【09:45】
百閒岩をよじ登りました。あまり滑らない岩でしたが、こんな岩稜が続きました。
鹿嶋神社の大鳥居がはるか下になりました。背後は瀬戸内海ですが、遠望はあまりよくありませんでした。
馬の背縦走路の先に高御位山が見えていました。
いくつかのピークを越えていきました。
【10:36】
鷹ノ巣山の三角点は、縦走路に唐突にありました。
馬の背登山口から上がってくるルートと合流しました。「あと1時間」でした。
登ってきた稜線を振り返りました。眺めは抜群でした。
上りがあれば、下りもあります。これまでの貯金が減るのは、いい気がしません。
【11:31】
高御位山手前の木陰で休憩しました。風が吹き抜けて気持ちがよかったです。
そのままここで昼食にしました。
わたしの昼飯は、JR曽根駅前のコンビニで買ってきたパンと、凍らせてきたミルクコーヒーでした。この暑さでは、おにぎりはのどを通らないだろうと敬遠しました。
女性お二人は、素麺でした。冷たくておいしそう。今度は、わたしも真似てみます。
わずかな木陰が天国でした。
【12:10】
ゆっくりと休憩して、元気を回復しました。
最後の登りでした。
頂上直下のカエル岩です。2つ置かれた石が、目です。
高御位神社の「天乃御柱天壇」が立ってました。(Oさん撮影)
【12:29】
高御位山の頂上です。はるかに家島や小豆島(たぶん)の島影を見ることができました。
「飛翔」と書かれたモニュメントもありました。大正10年、手製のグライダーで山頂から飛んだ記念碑だそうです。
いただいた「塩サプリ」です。塩分補給は欠かせません。おかげで元気を回復しました。
頂上には立派な高御位神社がありました。立派なトイレもありました。
【13:01】
下りも炎天下の岩稜でした。
ピー缶の空でした。(Oさん撮影)
【13:35】
長尾登山口まで下ってきました。自販機に駆け寄り、冷たい1杯です。コーラがこれほどうまかったのは、スペイン・サンティアゴ巡礼以来でした。
【14:24】
スタート地点の鹿嶋神社まで戻ってきました。
「かき氷、ありませんか」と、門前の茶屋をまわり、3軒目で念願をかなえました。
【16:28】
帰路は、加古川の日帰り温泉で汗を流しました。湯上りには、巨峰味のアイスクリームをかじりました。
あまりに暑すぎた!!「高御位山ハイク」 わたしが被写体になっているカットがたくさんある同行者のサイトもご覧ください。