「数」ある欧州旅 『23』

 ネタが尽きてきました。「23」は、3カットをやっと、しかも目立たない数となりました。

 スペイン・サンティアゴ巡礼では、クレデンシャルという巡礼者のパスポートをもって旅します。スタンプラリー帳ともいえます。泊まったアルベルゲ(巡礼宿)や、訪れた教会、ビールを飲んだバルなどでスタンプを押してもらいます。それが歩いた証ともなります。
 旅も終盤、サリアのサンタ・マリア教会には、出発からほぼ1カ月が過ぎた9月23日日に着きました。足が痛くて歩けなくなり、もはやここまでかと弱気にもなりました。

 初めてウィーンを訪れたのは、55歳になってリフレッシュ休暇が取得できた年でした。
 名物のウイナー・シュニツェル(肉を薄く延ばしたフライ)を食べました。フィグルミューラー・ベーカー通り店です。左のメニューと、右のレシートがうまく一致しませんが、とりあえず「料理は23時まで」ということで。

 スイス・ミューレンで泊まったホテルでは、カクテル・パーティーに招待されました。言葉も不自由で気後れして、窓から暮れゆくアイガーを眺めて過ごしました。出席しておけばよかったです。