京都・東山にある泉涌寺の塔頭、雲龍院まで歩きました。
「京都人の密かな愉しみ」(NHK-BS)ではオムニバスドラマ「わたしの大黒さん」で走り大黒天が登場しました。
インバウンドが急減して、京都の町も静けさを取り戻したといわれます。ならば今こそと訪れました。
「蓮華の間」に独り座ると、4つの雪見障子の四角いガラス窓から、4つの色紙の風景がのぞけました。椿、灯篭、紅葉、松。残念ながら色彩が乏しいシーズンでしたが、その光の取り込み方に感心させられました。
「書院悟之間」の「悟りの窓」です。梅がすでに花を落としています。訪れるときによって、違った風景が見れるそうです。
後小松天皇を描いた軸(写真撮影禁止)がかかる床の間の反対側には、四角い窓が開いています。
「月窓の間」には、床の間の壁が月の形に開いています。そこから入り込んだ光線が、壁に三日月を描きます。
四角い窓がならぶ障子です。
水琴窟があります。ポツリ、ポツリと水がしたたり落ちます。
縁側に腰かけて、竹筒の先に耳を近づけると、澄んだ音色が響きます。
徳川慶喜が寄進した灯篭です。
走り大黒天は、台所にあります。目の前で拝みましたが、撮影は禁止です。
絵葉書の画像と朱印です。
俵の上に乗った大黒さまとは違って、今にも走りだしそうな左足を踏み出しています。
庭の河津桜は満開になっています。
泉涌寺派別格本山 雲龍院
京都市東山区泉涌寺山内町36
075-541-3916
京都一周トレイルの東山コースが、ここを通過しています。何度もここまでは来たことがあります。
広い泉涌寺には、人影がありません。
JR京都から歩き始め、雲龍院を拝観。東山通り北上して東山三条のマルシン飯店で昼食。さらに東山丸太町まで歩いて左折、寺町を阪急河原町まで歩きました。
9.84キロ、17000歩の「歩いて昼飯」でした。