「反田くん」 とは、ショパン・コンクールで2位入賞したピアニストの反田恭平さんのことです。この秋、わが家はワルシャワから届くYouTubeのライブ配信にハラハラ、ドキドキ。コンクールが終わっても、奥さまの「反田くん熱」がまん延する毎日でした。
旅の前夜の3日には、軽井沢で反田くんと、同じく4位入賞した反田くんの幼馴染の小林愛実さんとのコンサートがありました。
「プジョーがやってくることだし、軽井沢まで走るか」と、早手回しに軽井沢のホテルを予約していました。でも肝心のチケットは、発売開始と同時にパソコンからアクセスしましたがタッチの差で、つながったときはすでに完売でした。
軽井沢まで行くのならと、翌日は横浜に住む孫娘に会いに行くつもりでした。その計画もひとたびは挫折しました。
せめてはーと、気を取り直しての横浜行きでした。
4日午前9時半ごろという時間に合わせて走っていた東名高速の足柄SAに停車しました。
10時から反田くんの年末の凱旋コンサートの一般発売の開始でした。先の会員発売でも取れませんでした。3度目の正直と、車の中からスマホをたたきました。
時報と同時にタッチしましたが、またもやアウト! 3連敗となりました。
富士山は、そんなこと知らないよとばかりに、青空に白くて美しい姿を見せてくれていました。
ほぼ2年ぶりに、じーじ、ばーばは成長した孫娘と遊ぶことができました。そんなきっかけを作ってくれたことだけでも感謝しておきましょう。