唐櫃越 みすぎ山~沓掛山 本能寺への道

 「本能寺の変」で、明智光秀率いる1万3000人の手兵のうち老の坂を進む本体とは離れた別動隊が越えたとされる唐櫃越(からとごえ)を歩きました。
 昼飯は、JR京都駅で買ってきた「むかしの驛辨當」でした。日の丸に梅干が置かれ、かまぼこ、焼き魚、隠れてますが卵焼きの幕の内の定番3種などが詰まっています。
 ご飯たっぷりで、空き腹においしく収まりました。

 10月14日は鉄道開業150年でした。それに合わせたキャンペーン商品です。戦後の神戸駅弁が再現されています。「定価金百円」って、安かったのか高かったのかわかりませんが、「外食券」がなかったら買えなかったのでしょう。

 山専ボトルで熱湯を持ってきてみそ汁やスープをつくるのが、習わしになりました。

 JR京都駅の売店です。駅弁がずらりと並んでいますが、1000円を切るリーズナブルなのは少ないです。


 【2022/10/23 09:26】
 JR京都で乗り継いで嵯峨野線の馬堀までやってきました。
 駅前には「本能寺への道」の案内看板が立っています。

 亀岡は盆地のため、霧が深いです。これから登るみすぎ山にもガスがかかっていました。

 振り返るとトロッコ列車(嵯峨野観光鉄道)のトロッコ馬堀駅が見えます。

 唐櫃越の山道に入ります。案内板はあちこちに設置されていました。

 ジメジメとした急坂を登ります。

 尾根まで登ると、気持ちのよい道が続いています。

 【10:36】
 ゆっくりと登って50分ほどで最初のピーク、みすぎ山(430m)です。
 背後は右が愛宕山、左が牛松山です。

 尾根を進むと、左下に保津峡が見えています。蛇行する保津川を、JR嵯峨野線がトンネルと橋で一直線に貫いています。

 保津峡下りの舟も見えています。
 隠れてますが、右岸にはトロッコ列車のレールもあります。

 林道と合流しました。歩きやすいですが、ちょっとつまらないです。

 左が林道ですが、ちょっと飽きて右のルートに進んでみました。関西電力の巡視路のようでよく踏まれてましたが、ルートから離れそうなのでUターンしました。

 林道は舗装路に変わりました。バスが何台も止まれそうな駐車場のような広いスペースがありました。

 林道は続きました。

 やっと山道に戻ります。

 道は不明瞭なところもあります。ピンクのテープを頼りに進みました。

 枝にかわいい案内板がくくり付けられていました。

 沓掛山の山頂は、ルートからちょっと入ったところです。

 【12:20】
 沓掛山(415m)に到着です。昼飯にしたかったのですが、山頂は先着のグループに占拠されていました。
 ここまでは京都側から何回か登ってきたことがあります。

 愛宕山が目の前です。

 南側には洛西ニュータウンが広がります。

 沓掛山から京都側は、歩いている人も多く、道も踏み固められてずい分と歩きやすくなります。

 「あたご山参拝所」と書かれたポイントです。雑木が大きくなって、愛宕山が見えないのは知ってました。でも、ここならだれにも邪魔されないので昼飯にしました。

 昼飯を食べて少し進むと、広々とした休憩所がありました。こちらまで歩いてもよかったです。

 京都市街が見渡せる東ベンチです。野良猫が一匹、こちらを見てました。無視すると、向こうは横たわりました。

 比叡山から比良の蓬莱山まで見渡せます。

 南に降りると、桂坂の野鳥園があります。

 竹林まで下ってきました。もうすぐゴールです。

 丁塚を左に降りると苔寺です。

 【14:07】
 真っすぐに阪急・上桂です。ここがゴールでした。