京都府立植物園 「春の妖精」に出会う

 3月になりました。よい天気でした。ダウンコートは脱ぎ捨てて、スプリング・エフェメラル(春の妖精)たちに会いに行きました。
 可憐に咲いていました。バイカオウレン、セツブンソウ、フクジュソウ・・・。
 春の陽ざしに体も心も温かく、のんびりとレンズを構えました。

 梅花黄連(バイカオウレン)は、その名のとおりにウメに似た形の白い花を咲かせます。

 黄色く目立つのは、退化して蜜腺になった花弁だそうです。

 芹葉黄連(セリバオウレン)も、雪解けのころに咲き出す、春の訪れを告げる花です。

 菊葉黄連(キクバオウレン)は、薬草にもなります。

 節分のころに花を咲かせるので節分草(セツブンソウ)です。まだたくさん咲いています。

 花弁に見える純白は萼片。2裂したY字形の先端の黄色い部分が花弁です。花弁の内側には青紫色の葯をつけた雄しべがたくさん並んでいます。花の中央部に薄紅色をして突き出しているのが雌しべです。

 雪割一華(ユキワリイチゲ)の清楚な花です。

 お日様に向かってスーッと伸びてます。

 福寿草(フクジュソウ)もパラボラアンテナのように花を広げています。

 ポンポン山のフウジュソウとくらべると、ちょっとグリーンが強いです。

 梅(ウメ)も満開です。

 沈丁花(ジンチョウゲ)も早春の香りを運んでくれます。

 菜の花の上では、ハチが忙しそうに飛び回っています。

 70歳以上は無料です。

 京都府立植物園
 京都市左京区下鴨半木町