胡麻麦茶 血圧が高めの方に

胡麻麦茶1

 朝のラッシュの大阪地下鉄・御堂筋線です。ふと見上げた中吊り広告(写真下は帰宅時に撮影)に吸い付けられました。
 血圧が高めの方です。
 「血圧が高めの方 胡麻麦茶」。「(許可表示)本品はゴマペプチドを含んでおり血圧が高めの方に適した飲料です。」といううたい文句は、気になります。某テレビ局のやらせ騒動はバカにしていても、「血圧」の文字を見るだけで「なんとかしなくては…」と、わたしの血圧は上がります。
 会社のビル1階にあるコンビニに寄りました。ズラリと並んでいます。168円(だったはずです)。いつも、勤務フロアーにある自動販売機で130円のお茶(500ml)を買ってますので、まあ同じことです。
 味は、フツーの麦茶と変わりません。原材料は、大麦、はと麦、ゴマ蛋白分解物(ゴマペプチド含有)、大豆、黒ごまです。
 
 広告上手なサントリーにのせられて、しばらく続けてみます。

胡麻麦茶2

敬愛なるベートーヴェン

15番

 ベートーベン 弦楽四重奏曲15番イ短調 作品132 スメタナ四重奏団
 古いLPです。ジャケットを開けたら「S47.7.21 大十(難波)」という書き込みがありました。学生時代に買いました。
 第3楽章「病気が癒った者の神へ感謝する聖なる歌」。久しぶりに聞きました。タンテーブルの回転が安定せず、ときにズッこけうるほど音程が狂いますが、それでも引き込まれました。

チケット

 「はり」にいって、一年分の肩の凝りをほぐしてもらいました。ああ、気持ちがよい。
 で、京都・JR二条駅の東宝シネマ二条で、映画「敬愛なるベートーヴェン」を見ました。

ベートーベン

 カタログは写真に収めただけで、買いませんでした。
 
 やはり「交響曲第9番 合唱付き」は素晴らしいです。
 SQ15番も印象的に使用されていました。さっそくLPでとなったわけです。

なすのオイル漬けが食べごろです

なすのオイル漬け1

 なすのオイル漬けが食べごろになりました。バーボンのあてに、最高です。9月に漬けました

いつもふたりで

 「いつも、ふたりで ばーさんがじーさんに作る食卓」(岡西克明・松子、講談社)が出版されました(2冊買ったわけではありません。撮影の常套テクニックです。すみません)。
 いつも見ているブログを再編集してできた本です。香辛料の使い方がすばらしい、おいしそうな料理が並んでいます。もちろん、なすのオイル漬けもここから学んだものです。

鷹の爪 ことしも買いました

鷹の爪1

 京丹波町(旧和知町)の国道27号にある道の駅「和(なごみ)」には、舞鶴向かうときに必ず立ち寄ります。近辺の農家で採れた野菜が、生産者の名前入りで格安で並んでいます。
 大きなカブが2つ、胡麻和えが好物のにんじん葉。ほかにもブロッコリー、ピーマン、赤カブ、ほうれんそう、ネギ、ぎんなん…。これだけ買って1700円ちょっとです。
 真っ赤な色に引きつけられて、鷹の爪も買いました。

たかの爪2

鷹の爪3

 昨年の鷹の爪は、ローズマリーとともにリースになって壁を飾ってます。残りはそのまま干してあります。手にすると、パラリと先がとれました。ニンニクとともにオリーブ油で匂いだしするのにちょうど良さそうです。

なすのオイル漬けを食す

なす漬け1

 なすのオイル漬けです。だいぶ時間がたちました。どんな味になったかと、食べてみました。
 酒のアテです。うーん、なかなかのものです。ニンニクもいけます。
 これだけ手間をかけているのですから、「まずい」なんて言うはずはありませんがね…。

なすのオイル漬けを作る

なす漬け1

 いつも楽しみに見ているブログがあります。「ばーさんがじーさんに作る食卓」です。ここに登場するレシピがすごい。もうご主人は現役を引退されたご夫婦ですが、毎日のお食事のおいしそうなこと。肉は敬遠されてますが、香辛料の使い方がものすごくおもしろいです。それに、写真が美しくて、なるほどこんな風に撮るのかと参考にしています。最近、テレビや新聞で紹介されました。
 さて。「なすのオイル漬け」は、そこに掲載されたレシピです。食べてみたい!! というわけで、わたしも挑戦しました。

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わたしの「サイトウ・キネン」の記念

Tシャツ1

 SKF-Saito Kinen Festivai 松本 をデザインしたTシャツ(2,000円)です。会場の松本文化会館でゲットしました。いくつかのデザインがありますが、フェスティバルの最終日を翌日に控え、売り切れ続出でした。
 左は、これまでの「わたしの宝物」です。昨年5月、「プラハの春音楽祭」を聞きに行ったプラハで買いました。ときどき着てます。
 同じデザインのモーツァルトは、壁にもかかっています。

Tシャツ2

 背中にも「SKF」がデザインされています。

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最高の一夜 サイトウ・キネン・フェスティバル 松本

サイトウ・キネン1

 圧倒されました。全員が、その存在感をいっぱいに発揮した演奏でした。 
 ことばはなく、ただ拍手しました。スタンディング・オーべーションです。思わず立ち上がって、大きく手を打ちました。シャッターを押すことも忘れませんでしたが、「写真禁止」と制止する係員の目を盗んだ1枚です。
 右から5人目くらいで左上を見ているのが小沢征爾です。一人おいた隣がヴァイオリンの潮田益子です。
 すごい!! それが感想のすべてです。

サイトウ・キネン2

 Saito Kinen Festival Matsumoto が開かれた長野・松本市の県松本文化会館です。
 駐車場にクルマをとめましたが、意外なほどに「松本」ナンバーが多く、県外、まして「大阪」にはでくわしませんでした。

サイトウ・キネン3

 右が公式パンフレット(2,000円)です。その上が2人分のチケット(奮発したS席は、1枚21,000円)。左は、15周年の歩みを伝えるチラシです。
 9月11日の演奏会は「Bプログラム」でした。
 ホールにはいると、でハープ奏者が音合わせをしていました。吉野直子です。まだ始まっていないのに、緊張感が漂います。
 武満徹:ディスタンス
 宮田まゆみの笙とオーボエが、不思議な時間を刻みます。リズムも拍もない。もちろん、初めて聞きました。息をつめて聞きました。
 ベートーベン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
 オケが入ってきます。先頭は、クラリネットを手にしたカール・ライスターです。元ベルリン・フィルの首席奏者です。モーツァルトのクラリネット協奏曲のCDは大好きです。ああ、あの人…と、テレビのサイトウ・キネンの映像などで見た顔が並びます。コンサート・マスターは潮田益子でした。
 内田光子と小澤の登場です。ものすごい拍手です。
 ピアノが鳴り響きます。あんなに細い体で、どこからあんなパワーがでるのかという音です。出だしにちょっと音をはずしましたが、そんなことは関係ない。ただ、すごい。グイグイと引き込まれました。
 「あれだけバンバン弾いているようで、指はずーっと鍵盤から離れていない。タッチが滑らかで、フォルテになっても音が荒れないし、弱音は澄み切っている。モーションは激しいけれど…」とは、ピアノがわかる女房の感想です。
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 作品47
 かつては社会主義的リアリズムの忠実な作品とみなされていました。近年はショスタコーヴィッチが、旧ソ連の体制に批判的な姿勢をもていたことも明らかになっています。
 そんなことより、テレビ創世時代にABCテレビが「部長刑事」という番組を放映していました。そのタイトルバックに流れていた、あの印象的な旋律で耳に残っています。ショスタコーヴィチの生誕100年ということで、登場したようです。
 それにしても、小澤らしい選曲で、これでもか、これでもかといわんばかりに楽しませてくれた。第1楽章の圧倒的な盛り上がりでは、このところ耳が不調な女房がまた「聞こえなくなった」と言い出すのではと心配になるほどの大迫力だでした。コンマス・矢部達哉のヴァイオリンが弱音を綴り、吉野のハープが響き、工藤重典のフルートが歌います。管楽器は、残念ながらだれが吹いているのかよく見えませんでいたが、これまたヴィルトーゾがソロのオンパレードを聞かせてくれました。

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サントリー 樽ものがたり

樽ものがたり1

 サントリー山崎蒸溜所は同じ島本町内で、車で5分ほどのところにあります。ここの蒸溜所限定販売のシングルモルトウイスキーです。ごていねいにシリアルナンバーまではいっています。

樽ものがたり2

 本日のものがたりは、タンブラーの方です。いかにも手作りといった板きれです。でもこの板きれは、オークです。ウイスキーの樽材として使われた樹齢100年以上のオーク材です。50年ほどウイスキーを熟成し続けました。樽としては使えなくなりましたが、オーク材としての寿命はまだ続きます。
 そのオーク材を使った製品が樽ものがたりです。
 

樽ものがたり3

 PURE MALT シリーズの小物もあります。
 ひと昔前、ピュア・モルト・スピーカーというのがありました。音響メーカーのパイオニアと飛騨の Oak Village が共同開発したスピーカーです。小さいながらも本当にピュアーな音を出してました。Oak Village に行ったときも、食堂で鳴っていました。

樽ものがたり4

 タンブラーは今回、2つ手に入れたのですが、以前から同じモノを机の上で愛用しています。愛飲しているバーボンはキリンが輸入元ですが、まあ、かたいことはなしで。

フジ子・ヘミング”音のないコンサート”

フジ子001
 大阪・心斎橋筋を歩きました。若者向けの衣料品店やら飲食店やらばかりで、オジサンには縁がないと人混みをかき分けていると、目にはいりました。
 「イングリット・フジ子・ヘミング”音のないコンサート”」
 「ART SPACE 心斎橋」(大阪市中央区心斎橋筋2-6-3)は、いわゆる画廊です。1階では、ヒロ・ヤマガタの展示をしていました。その2階に、フジ子の絵はありました。といってオリジナルではなく、シルクスクリーンなどの版画に複製したものが、即売されいてます。
フジ子002
 フジ子に、そんな画才があるとは知りませんでした。
 経歴を見ると、「7歳の頃から日本画家の伯母大月吉野に絵を学ぶ」とあります。
 ピアノ同様に輪郭のピリッとした絵です。
 1999年2月11日、ふじ子のピアニストとしての軌跡を描いたNHKのドキュメント番組、ETV特集「フジコ~あるピアニストの軌跡~」が放映され、大反響を巻き起こす。
 1999年8月25日に発売されたファーストCD「奇蹟のカンパネラ」は90万枚を売り上げるという、クラシック界異例の大ヒット。
フジ子003
 久しぶりに「ラ・カンパネラ」のCDを取り出しました。
 CDのいデザインもこれはフジ子が描いていたんですね。
フジ子004
 このCDが発売されたのは99年のことです。
 あの不思議な「鐘の音」の調べに驚かされたものです。