パスタで簡単に昼飯にしました。
アンチョビと合わせる野菜は何にしようと冷蔵庫を開け、ブロッコリーを見つけました。
タカノツメは、調整したつもりで半分しか入れませんでした。それでも辛すぎました。というか、せっかくのアンチョビの香りが負けてしまいました。タバスコ不要でおししかったですが、ちょっと残念な結果でした。
サラダもいただきました。
ブロッコリーは、ざっと茹でてから切り刻みました。
1.4ミリ、ゆで時間6分の中細パスタです。
戦国時代の畿内覇者、三好長慶の本城だった芥川山城跡まで山歩(さんぽ)しました。織田信長も高山右近も入城した戦国時代からの山城です。城郭などはありませんが「続日本百名城」に選ばれています。
高槻市の北、蛇行する芥川に三方を取り巻かれて要害となっている三好山(182.6m)の頂上にあります。
【2020/09/07 09:38】
台風一過とまではいきませんが、予想外に晴れ上がりました。強風を警戒してベランダの鉢を室内に取り込んでいましたが、杞憂に終わりました。
急に思い立って出かけました。わが家から車で20分ほどの摂津峡下の口駐車場がスタートです。
高槻市の外郭団体が運営する駐車場はどこも高額で、ここもなんと1000円也を徴収されました。
芥川にかかる塚脇橋から上流を眺めました。正面が三好山です。
摂津峡桜公園に沿って上流に向かい、この看板の地点からいったん芥川に向けて下ります。
芥川山城のイラストマップとルートマップが描かれています。
芥川にかかる木橋を渡ります。前夜来の雨で、さすがに水量は多いです。
農作業中のおばあさんに道を尋ねて進みました。この辺りかと目星をつけて左折しました。後にわかったことですが、目指していた大手道ではありませんでした。
里山の道をのんびりと進みます。
お地蔵さんも祀られています。
金網が張られたケージのような大きな構造物がありました。イノシシのワナのようでした。一網打尽と何匹ものイノシシを仕留めたのでしょうか。
上り道になると、一気に汗が噴き出しました。
大型重機がとまる広場に出ました。麓の塚脇と上ノ口を結ぶルート(旧街道)と合流しました。
【10:02】
旧街道から芥川山城へ向かう東側の登城路に入ります。
歩いてきた道から右下に延びているのが「竪土塁」だそうです。城郭の一部です。
「土橋」です。いわれてみなければわかりませんが、人工の構造物だそうです。
土橋の右下に続く谷のような斜面は、「堀切」です。
芥川山城は城山城とも呼ばれます。
切り株のベンチの向こうに展望が開けます。高槻の西部から、はるか彼方に生駒の山並みです。
【10:14】
スタートから45分ほどで三好山です。
「松永弾正少弼公御社」と書かれた札が掲げられた祠が立っています。松永弾正は三好長慶の右筆として仕えました。
ちょっとヘンは空具合です。
手前のこんもりとしたところが頂上です。
大阪市内のビル群が霞みます。ハルカスも確認できます。
下りは、大手門を通っていきます。急坂です。
山城の石垣が残っています。
獣除けのゲートを抜けました。
大手道の入り口はここにありました。
往路は、左下から上ってきて、そのまま前進してしまいました。Uターンするのが大手道へのルートでした。
紫蘇が茂っています。
稲穂も膨らんでいます。
ハギが咲いています。
【10:50】
駐車場に戻ってきました。止まっているのは黒と赤の2台だけでした。向こうの軽は管理人のでしょう。
仮組みした管球プリアンプ、A3032で機嫌よくLPを聴いていました。突然、ガリガリと雑音が入って片チャンネルがヘンになりました。どこかが接触不良を起こしているのは明らかでした。
あちこちとつつきまわした結果、セレクター・スイッチが原因でした。フォノ(LP)やCD、チューナーといった音源を切り替えるスイッチです。
経年劣化が疑われるパーツですが、はんだ付け個所が多くて面倒なので、目をつぶっていました。
観念して、分解修理しました。
プリント基板に12×3か所、計36か所ではんだ付けされています。
根気よく1か所づつハンダを吸い取っていきました。
なんとか取り外すことができた6回路5接点のロータリー・スイッチです。
金属ケースのカシメを緩めて、接点の基盤を取り出しました。3枚あります。
接点が黒く変色しています。これでは接触不良を起こすはずです。
ネットでは緑青を吹いているようなすごいのも見ますので、きれいな部類です。
綿棒に無水アルコールを含ませて、接点をきれいにしました。
接点復活剤はあまり使いたくはないですが、これも綿棒で薄く塗っておきました。
軸にはグリスを塗って、回転をよくして、元通りに組み上げました。
底板には、安っぽいゴム脚がついていました。余っていた防振ゴムのショック・アブソーバーをつけておきました。
上蓋も取り付けて、ひとまずは修理完了です。ここに至るまで、何日も遊ばせてもらいました!!
不気味な台風が近づいてきます。朝から揺れたかなと思ったら(福井県で地震発生)、間もなくスマホがピンポンパーンと警報を鳴らして大阪府から「大阪湾で大津波発生」と、枚方市からは「広域火災発生」、島本町からも「広域火災発生」と矢継ぎ早に。いや、これら3件は訓練ですから、大事ではなくてよかったです。
わが家の防災グッズは大丈夫かと点検しました。といっても、水とわずかな食料品の備蓄があるくらいです。日ごろは口にしないインスタント食品を見ると、なんと賞味期限があす9月5日という「日清どん兵衛 天ぷらそば」が1つ、ありました。これは食べないわけにはいきません。
「自分でつくる」というのもおこがましく、湯を注いだだけです。3分間、待ちます。
最後にいれた天ぷらが、ぱりっとしてイケます。賞味期限に関係なく、たまにはいいものです。
どん兵衛は大阪と東京では味が違うと聞いたことがあります。関西工場製造となってますから、当然ながら西バージョンなのでしょう。
東バージョンは、もっと醤油辛い濃い口でしょうか。
カップ麺などもインスタント食品の賞味期限は、意外と短いです。
一応のリペアが終わりました。
その過程では、ウォーンというハム音がでたり、ちょっと手こずった場面もありました。前回、紹介したボリュームの調整を一度は失敗しました。電気部品でありながら、抵抗面を接点が移動する機械部品でもあります。微妙な接触具合を調整して2度目はばっちりでした。
さっそく音出しをしました。ニヤリ!としました。いい音です。全体にまろやかな音となり、高音はすっきりとしています。
床に置いているこれまでのプリアンプは、退役となりそうです。
手持ちの真空管をあれこれと差し替えました。その都度、微妙に音が変わったり、期待に反してあまり変化が感じられなかったり。「ベスト7」(真空管は7本使用)を決めました。残りはベンチ行きです。
熱くなった真空管を取り換える必需品は、耐熱指サックです。真空管が冷えるのを待っておれません。
LPとCDととっかえひっかえ試聴しました。
CDは、1年前にベルリンで生を聴いたアリス・紗良=オットのピアノ、キース・ジャレットの名盤、ケルン・コンサート、ゴールウェーのフルートなど。LPは、ネビル・マリナー&アカデミーのモーツァルト・ディベルティメントK136などです。
鉛筆を買いました。前に買ったのはいつのことだったでしょうか。思いだせません。
「三菱鉛筆 uni」です。懐かしいブランドです。昔の記憶では、2Bの次は4B。そこまででした。新たに買ったのは3Bと5Bです。そんなのあったかなと、思わず手に取りました。近くのホームセンターの文具売り場です。
筆箱をひっくり返して並べました。下から2本目の緑色が「9800」のHBです。子どものころに一番よく使った鉛筆です。1本10円でした。それなのにuniは1958(昭和33)の発売価格がなんと50円。おいそれとは買ってもらえないシロモノではありました。
最近の製品には、バーコードもプリントされています。
型番の下3桁までは同じです。最後の数字で硬さを区別しているのでしょう。
uni発売にあたって、いろんな軸の色が検討されたようです。品質も含めて「世界に一つ」という思いを込めたuniqueからの命名です。
カラーは「エビ茶色」です。今の関西人なら「マルーン」というでしょう。阪急電車の車体カラーとよく似てます。
上の画像の鉛筆削りは、独・ファーバー・カステル製です。ステッドラーとともに、uniが越えようとしたブランドです。
新聞社の記者時代は、メモは会社のロゴがはいった支給のボールペンでした。でもゆっくりと企画記事を書くときは、柔らかい鉛筆が多かったです。万年筆やサインペンも使いました。デスク時代には、ツルリとした感光紙にプリントアウトされた原稿をチェックするために、ダーマトグラフも愛用してました。
そして、手帳に細かな日程を書きこむのは、シャープペンシルでした。
文字を書かなくなって久しいです。漢字が書けません。目の前のパソコン画面で検索して、「ああ、こんな字だったか」と。
それでも机の上のメモ用紙に覚え書きするのは、柔らかな5Bの鉛筆です。
こちらは、まだフツーに仕事をしていた15年前のわたしの筆記具です。
管球プリアンプ、LUXKIT A3032のリペア作業は続きます。
音量を調節するボリュームがスムーズに回りません。ガサガサと引っ掛かるような感じです。一番よく動かす部分だけに、気になります。取り外して分解修理しました。
特殊な4連ボリュームが使われています。2連が使われることが多いパーツです。合計12ヵ所のハンダを吸い取ってプリント基板から外しました。
ボリュームを分解してゆきます。
元に戻す順序を間違えないように、順に並べてゆきます。
抵抗被膜で覆われたメーンのパーツです。
無水エタノールで丁寧にふき取り、接点復活剤を綿棒の先にわずかにつけて薄くコーティングしておきました。
元の状態に戻しました。回転はスムーズになってました。
後面パネルのコネクタです。ルーターに金属ブラシをつけて磨きました。
真空管の脚も磨きました。左がきれいになった脚です。
真空管を見ていて気が付きました。かつてはTOKYO SHIBAURA ELECTRICだったのです。
ジャンク箱にあった真空管のパッケージ箱です。大きく東芝とありますが、小さく東京芝浦電気と書かれています。東芝と社名変したのは1984年のことです。
わたしが務めた新聞社は、入社当時はカタカナの題字を使っていましたが、カラー化にあわせて漢字表記に戻りました。
管球プリアンプ、LUXKIT A3032のレストア作業です。まずコンデンサを交換します。
電源部には、黒い管状の電解コンデンサがたくさん使われています。いわば消耗品で、耐久時間は5000時間といわれています。毎日2時間使用すると、7年ほどでリミットに達します。熱に弱く、高熱にさらされると一気に劣化します。このプリアンプは1980年ころのものです。といういことは40年が経過しています。すべて交換することにしました。
B(高圧)電源用に耐圧450Vの大きなブロック電解コンデンサが3本、350Vのものが4本、左にヒーター(低圧)電源用が1本、使われています。
ブロックコンデンサは、プリント基板にはんだ付けされています。
取り外したブロックコンデンサです。ホコリをはらえば、きれいです。容量も規定から大きくずれてはいません。でも内部の圧力が高くなって頭部がちょっと膨らんでいます。
ヒーター電源用のブロックコンデンサです。これは見事に頭が膨らんでいます。いつ爆発するか心配で、とても使い続けるわけにはいきません。
コンデンサの容量は、それほど変化はしていませんでした。
プリント基板から部品を取り外します。この動画は、ハンダごてとハンダ吸い取り器を使って、基板上のハンダを吸い取っているところです。
ハンダ吸い取り器です。
左側のレバーを下に押し込みます。右の吸い取り口を溶けたハンダに押し当てて、中央のレバーを押します。ばねの力でレバーは上に飛び、その時に右の吸い取り口の内部圧力が下がって、ハンダが吸い取られるのです。
取り外した電解コンデンサと、ネット通販で購入した同じ容量、同じ耐圧のコンデンサです。
アンプ部分に使われているフィルムコンデンサなども、念のために交換します。一部パーツは、所持品を使いました。
使われていたブロックコンデンサは、同容量の2本がパッケージされていました。同じものは手に入らないので、格好は気にせずバラバラのパーツをつけました。
灰色のパーツもコンデンサです。このパーツも、ショートしたり破断したりで故障の原因となっていることが多いようです。
手持ちの同容量ながら大きなパーツをつけました。
同じ灰色のパーツはあちこちに使われています。
青色の丸いパーツはタンタルコンデンサで、カソード・パスコンとして使われています。
ついでのことなので、ぜーんぶ取り換えてすっきりとしました。
パスタが続いても、まるで平気です。
スペシャルティコーヒーが自慢のウニール本店です。ランチは「Unirのパスタセット」(1500円)だけでした。プロの味が楽しみでした。
「ベーコンと野菜のスパゲティ バジル風味」です。バジルの香りがプンプンとします。ゴロゴロのベーコンからは、ほのかな燻煙の香りが広がります。
キュウリ、トマト、ジャガイモ、オクラ、インゲンと野菜が盛りだくさんです。タマネギも入ってます。
「じゃがいもの冷製ポタージュ」は、キリリと冷えています。
「茄子のピクルス」「人参の胡麻和え」と、夏野菜のオンパレードです。
バケットは、ちぎるのに苦労するほど堅いです。それがシコシコとうまいです。
飲み物までついています。
カフェラテのアイスです。「最初はシロップなしでお飲みください」と自信の現われです。最後までストレートで味わいました。
奥さまが頼んだケーキとルイボスティーです。
大きな四角いテーブルの角に2人づつが腰かけます。中央に田の字にアクリル遮蔽版が置かれています。
ウエイトレスはマスクとフェースシールドをつけています。入店時には体温測定されるなど、これまでに入った飲食店では一番徹底したコロナ対策をしているようでした。
Unirは、スペイン語で結ぶという意味。コーヒーの生産者と消費者をつなぐということだそうです。
コーヒーの自家焙煎をしており、コーヒー好きにはたまらない店のようです。
ウニール(Unir)本店
075-956-0117
長岡京市今里4-11-1
巣ごもり生活も長くなり、退屈な日々が続きます。ヤフオク(ヤフー・オークション)をチラチラと見ているうちに、オーディオ熱という病が再発しました。
落札したのは、真空管を使ったプリアンプです。正確にはラックスという音響メーカーが「LUXKIT A3032」という型番で1976年に発売した組立キットです。発売当初の価格は88,000円でした。わたしが社会人になって2年後のことです。当時の給料では、手が出るはずもありませんでした。この歳にして、やっと中古を手に入れて喜んでいるくらいです。
古い製品ですが、まずまずのフェースをしていて、ひと安心でした。
さっそく上部のふたをはずしました。
ネットで調べていた様子とあまり変わりはありません。ヘンに手も加えられておらず、オリジナルのままのようです。
キットですから、初代オーナーがみずから配線などの工作をしたはずです。はんだ付けもしっかりとしています。
電源部の配線が、乱暴に切断されています。
これは、「製品としての性能は保証しないよ。修理するなら自己責任で」という、出品者の責任回避のアピールです。
真空管を外しました。オリジナルは松下電器製が使われているはずですが、すべて東芝製でした。しかも12AX7は5751、12AU7は5814Aというちょっと珍しい互換(差し替え可能)球になっていました。
さて、どんな音がでるのかとはやりますが、その前にお決まりの不良部品を交換していきましょう。
わたし自身への備忘録でもありますので、大方の方はスルーしてください。