熊野九十九王子を往く その9 紀伊内原~印南

 「熊野九十九王子を往く」のその9は、御坊に泊って2日目です。紀伊内原から印南まで24.1キロも歩きました。
 安珍・清姫の道成寺に参り、太平洋岸を南下しました。おいしい昼飯も食べました。
 前日来のロング・ウォークの疲労からか左足がチクチクと痛くなりました。持っていて鎮痛剤を飲むと、びっくりするくらい痛みは解消。調子に乗ってしまいました。
 計画では切目までと考えてました。さすがにJRでひとつ手前の印南をゴールとしました。

 道成寺の立派な本堂です。安珍・清姫の悲恋物語の舞台です。

 塩屋王子は、祈願すれば美人の子が授かるといわれる「美人王子」です。

 ゴールとした印南町はカエルをシンボルとしています。JR印南駅のすぐ近くにユニークなデザインのかえる橋がかかっています。

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熊野九十九王子を往く その8 湯浅~紀伊内原

 「熊野九十九王子を往く」の8回目を歩きました。
 紀州路をここまで南下してくると、もはや大阪北東部のわが家からの日帰りは、時間的にも、JRの運賃でも難しくなってきます。
 御坊の駅前ビジネスホテルに2泊しました。
 1日目は湯浅をスタートして山道の鹿ヶ瀬峠を越え、古道の石畳を下りました。ゴールとした紀伊内原まで17.7キロと、サンティアゴ巡礼のポルトガルの道以来のロング・ウォークとなりました。

 後白河法皇も通った熊野古道です。当時の石畳が500㍍余にわたって続きました。現存する石畳道の最長です。

 昼飯は、阪和道・広川IC近くのコンビニで仕入れてきました。ルートを通じてコンビニはこの1軒だけでした。飲料水の自販機もありませんでした。

 最後は痛くなってきた左足を引きずってJR紀伊内原にゴールしました。ひと駅先の御坊で泊まりました。

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和歌山・御坊 「フィッシュテラス はし長」のおすすめ定食

 きれいな入り江の海岸線の向こうに看板が見えました。
 「熊野九十九王子を往く」の9回目は、紀伊内原から道成寺に参り、海岸線を印南まで24キロほど歩きました。
 そのルート上で楽しみにしていた昼飯です。ちょっと張り込んで勧められるままに「おすすめ定食」(2400円)です。
 イサキの姿造りをメーンにさざえ、そしていかなど3種盛りです。

 シコシコとかみしめると、磯の香りが広がります。

 食べきれるかなと心配になるほどの造りです。でもみんな、おいしく平らげました。

 半袖Tシャツ1枚で歩くほどの暑さでした。喉がかわきました。歩きの途中に大丈夫かなという不安を、飲みたいが上回りました、

 窓の下は、青い海です。

 すぐ横に広いいけすがあります。ここの魚をすくいあげて調理してくれたのです。

 車でやってきたのなら、土産にしたい魚がいっぱいです。

 フィッシュテラス はし長
 0738-29-2468
 御坊市名田町野島2368

 今夜も御坊泊です。ホテルの窓の下を、日本一短いローカル私鉄、紀州鉄道が走っています。
 「カン、カン」と遮断機の音がするたびに、窓に駆け寄ってカメラを構えてしまいます。

和歌山・御坊 マルキ精肉御坊店の独り焼き肉

 「熊野九十九王子を往く」の8回目を歩きました。湯浅から紀伊内原まで18キロほど歩いて、今夜は御坊の駅前ホテル泊です。
 夕食に出かけました。ホテルで教えられた焼鳥店は、予約で満席。ちょっと探して「マルキ精肉御坊店」にしました。独り焼き肉です。
 焼き肉っていつ以来でしょうか。ま、鬼のいぬ間に洗濯(選択?)です。
 ボー、ボーと上がる炎と煙。網の上に強力なブロアーがついていてこそで、こんな真似は家ではできません。

 口いっぱいに脂がほとばしります。

 頼んだのは熟成切落しカルビ、やわらかハラミ、テッチャンと焼野菜盛合せです。

 とりあえず生中です。

 ビール2杯とジムビームハイボールとで3600円ほどでした。

 駅前ホテルから歩くと15分ほどかかります。自転車を借りてきました。

 マルキ精肉御坊店
 0738-32-2230
 和歌山県御坊市湯川町財部812

 熊野街道歩きのレポートは、帰宅後にアップします。
 谷村新司さんの訃報に接し、がく然としています。同じ74歳です。

 

熊野九十九王子を往く その7 紀伊宮原~湯浅


 
 「熊野九十九王子を往く」というタイトルで、大阪・天満橋から始まる熊野街道(古道)を歩き始めたのは9年も前のことです。6回目に紀伊宮原まで達したものの、「これ以上の日帰りは無理」と中断してしまってました。
 やはり達成したい熊野詣です。
 中途半端な距離で残っている紀伊宮原から湯浅までの7キロほどを歩きました。日差しはそれほどではありませんが、まだまだ汗びっしょりとなる暑い日でした。
 JR紀伊宮原駅は、9年前と同じでした。駅の横のアイスクリームの自動販売機まで、そのままでした。

 ミカン畑の急坂を登り、糸我峠を越えました。

 湯浅は醸造の町です。伝統的建築物群保存地区には、古い町家や土蔵が残されていました。

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立山登山 その2 立山からの絶景パノラマ

 立山登山の本番の日です。朝から秋のきれいな青空が広がりました。
 主峰の雄山です。ピークには雄山神社の祠が鎮座します。三角点からは北アルプスの峰々の絶景パノラマを見渡すことができました。
 わたしの頭で隠れている辺りには、槍ヶ岳が鋭い穂先を見せていました。

 くっきりと眺めることができました。まだ眠っている槍の穂先とそれに続く穂高の峰々です。

 富士山も堂々とした姿を見せてくれました。感激の瞬間でした。

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立山登山 その1 前泊の室堂へ

 立山登山の初日(9日)です。登山口のある室堂までやって来て、山仲間の4人と立山をバックに並びました。
 直前に日本に上陸した台風13号の影響を被りました。当初計画より1日延期しました。この日も午後からは降雨の予報でした。室堂に着いたときは、立山を覆っていた雲が徐々に晴れてゆきました。

 青空が広がった立山上空です。主峰の雄山(3003m)から鞍部の一の越までの稜線がくっきりと眺められました。
 翌日、この急な岩場の道を登りました。

 澄んだ湖面が美しいミクリガ池まで散歩しました。

 立山室堂山荘に泊まりました。夕食は地元の銘酒「立山」で乾杯しました。

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阿武山から摂津峡 冷し中華で冷やす

 「流水麺 冷し中華」をスーパーで見かけて買ってしまいました。どこか涼しいところでこれを食べようと考えて、阿武山から歩きました。本末転倒のようですが、摂津峡の水の流れを横目に汗だくの体を冷却しながらいただきました。
 ハムにキュウリ、チクワにゆで卵をトッピングした豪華版です。ピリ辛のための柑なんばも忘れませんでした。

 ラドラー(レモン・ビール)まで飲んで、サイコーです。
 サンティアゴ巡礼のポルトガルの道で、あちこちで飲んだ懐かしい味です。缶がひとつ、冷蔵庫に眠っていました。

 これだけを保冷バッグに詰め込んできました。
 ボトルの水を凍らせて、保冷剤代わりに一緒に入れてきました。

 賞味期限が迫っていたのですね。30%OFFでした。

 麺はほぐすだけでOKというのがウリです。まだ凍っているところもある冷たい水をもってました。麺にかけて冷しました。
 トッピングの具材は、家で切ってきました。

 ゆで卵はそのまま持ってきました。殻をむいて、半分に切って飾りました。
 若狭小浜産の柑なんばは、いろんな料理に登場させます。見た目(彩)よし、味よしの優れものです。

 思い通りのシチュエーションで食べることができました。

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湖南・笹間ヶ岳 サギソウを追いかけて

 サギソウを追いかけて滋賀・湖南アルプスの笹間ヶ岳に登りました。
 咲いていました。鷺草という和名の通りに、真っ白なシラサギが羽を伸ばして飛んでいるようです。
 ラン科の多年草で、低地の湿地に咲くそうです。
 笹間ヶ岳の稜線近くの小池の畔です。土曜日とあって、たくさんのハイカーと出会いました。

 つぼみもあります。

 

 大編隊で飛んでいるような姿はありませんでした。

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ポンポン山 ヤマジノホトトギスには早かった

 ポンポン山に登りました。2月に福寿草を見に行って以来です。
 高槻の古木、天狗杉の周りに立派なサークルができていました。老杉の根元を踏まないようにという配慮でしょうか。
 暑さを覚悟して7時半に出発しました。それでも中腹の本山寺駐車場(500円)には、先着が4台もとまっていました。

 本山寺の境内には、先日の台風による強風で吹き飛ばされたギンナンが熟することなく散乱していました。

 いつものように浄財を入れ、摩尼車(まにぐるま)をガラガラと回しました。

 ルート上の足元で昨年の9月12日にヤマジノホトトギスを見つけていました。そろそろ咲いてないかなと期待していましたが、早かったようです。
 代わって真っ白いキノコがあちこちに伸びていました。

 クリも青いままで落下していました。

 反対側からM君がやってきました。いつもわたしのFaceBookに「いいね」をくれます。
 ポンポン山の頂上から向こう側の麓にある善峯寺に下り、さらに登り返してきていました。「病み上がり」といいながら、真似ができないスピードです。

 今度は黄色いキノコです。

 ゆっくりと登ってきました。1時間半ほどでポンポン山の頂上です。視界はイマイチでした。

 昼飯には早すぎました。途中のコンビニで買ってきたアイスクリームです。すでに溶けてましたが、冷たい甘さでクールダウンしました。

 ダンドボロギク(段戸襤褸菊)が白い綿毛をためていました。
 帰りは水分補給で立ち止まった以外はノンストップでした。