ウィーンの町をトラムは走る

 【2010/09/21-22】

 ウィーンの町に赤いトラムがよく似合います。
 リンクからちょっとはずれたフンドルトヴァッサー・ハウスの前を走る新型のトラムです。カラフルな市営住宅とよくマッチしています。

 24時間券(5.7EUR)を買って、最初の使用時にガチャンと刻印すると、それから24時間、市内交通はすべて乗り放題です。トラム(路面電車)でも地下鉄でもバスでも。これをもっていると、すぐ先のトラム駅でも、つい乗ってしまいます。便利なこと、このうえもありません。
 一番下は1回券(1.8EUR)です。
 トラムでは、ふつうは乗車券を見せる機会はありません。地下鉄にも改札はありません。でもただ乗りはご法度。たまに私服乗務員が検札を初めて、そのとき有効な乗車券を持っていないと、有無を言わせず1万円ほど(80EURだったかな)を徴収されます。過去に一度だけ、地下鉄を降りたら、網を張っているのに出くわしたことがあります。

 旧市街を囲んでいた城壁を取り除いたあとにリンク(環状道路)ができ、そこをトラムが走っています。左はブルク劇場です。

 以前は「Ring-Kai-Ring」と表示しているトラムが走ってました。これに乗れば、安心してリンクを一周できたのですが、廃止になったようです。

 トラムの運転席は片側にしかありません。折り返し運転はできないので、ターミナルには大きなループ線があります。ここはプラター公園です。

 トラムの車内です。使い古されてつるつるの座席です。

 こんな電車が走ってました。よく見ると、引っ張っている無蓋車の上の新型カーの宣伝のようです。ひがな1日、リンクを回っているのでしょう。

 オペラ座前からは、バーデン行きの私鉄も発車します。
 ウィーン南駅が工事中のため、代替駅となっているマイデリンク駅に向かうために乗りました。これも24時間券が有効です。
 
 バーデンはウィーン郊外の温泉保養地で、ベートーベンも滞在しました。

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バルト海を渡る「渡り鳥ライン」 ちょっと期待はずれ

 【2010/09/16】

 「渡り鳥ライン(Vogelflugline)」は、デンマークの首都・コペンハーゲンから、ドイツ北部の主要都市・ハンブルクを結ぶ交通幹線です。中央ヨーロッパから北極はスカンジナビアへ渡る鳥のルートと重なるためにこう呼ばれています。
 デンマークのロービュとドイツのプットガルテン間19キロは、フェリーで結ばれています。45分の船旅まで体験しましたが、ただ風が強いばかりでした。

 あらかじめ日本で購入していた乗車券と指定席券です。

 デンマーク南部の平原を、DB/ドイツ国鉄のICE-TDが突っ走ります。車内のディスプレーに速度が表示されます。「181km/h」がわたしの確認した最高速度でした。

 鉄道・自動車併用の特徴ある橋を渡ります。

 コペンハーゲン行きのICE-TDとすれ違います。

 ロービュで列車はそのままフェリーに乗り込みます。すぐ横のトラックとともに進むちょっと不思議な光景です。

 プットガルテンの岸壁が見えてきました。
 この間は、甲板やカフェテリアで過ごしました。

 エレベータで3階デッキに降ります。

 3階デッキには、ICE-TDが長い車体を横たえています。

 ドイツに上陸します。

 車内の様子です。2等ですがゆったりとしています。

 Hamburg Haupt Bahnhof/ハンブルク中央駅に到着しました。コペンハーゲンから4時間半の旅でした。

ヤツメウナギとご対面 デンマーク国鉄の車両

 【2010/09/16】

 デンマーク国鉄(DSB)の顔です。「ヤツメウナギ」の愛称があります。コペンハーゲン中央駅に向かう空港駅で最初にこれがヌーッと現れたときは、「出たー!」という感じでした。

 「IC3」型の3両編成の気動車です。加速性を重視した設計になってます。
 車両端には、ゴム製の大きな連結幌がついています。このため、編成連結が簡単という、すこぶる合理性を備えたデザインです。そうとわかってくると、なかなかかわいく見えてきます。

 DLに引かれた長距離列車です。

 こちらは最新型のようです。「IC4」型のようです。

 S-tog/エストーと呼ばれる近距離列車です。次々にやってきます。

 派手なペインティングです。この車両は自転車OKです。無線LANが可能な車両もありました。うらやましい。

 この写真は、いずれもコペンハーゲン中央駅で撮影しています。

 午後3時45分発のハンブルク行き列車を待ちます。「渡り鳥ライン」と呼ばれる列車で、バルト海をわたってドイツまで走ります。
 列車はドイツ国鉄(DB)自慢のICE気動車版、ICE-TDです。撮影しようとホーム中央で待っていました。日本のように「○号車はここ」といった表示は一切ありません。ところが、到着直前になって駅員が「ハンブルク行きはずーっと前の方に止まる」と教えてくれました。ホームに入ってきた列車を追って、大慌てで移動するのが精一杯で、車両の撮影はできませんでした。残念!

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早朝のコペンハーゲン中央駅

 【2010/09/16】

 おとぎの国のお城のようなコペンハーゲン中央駅です。ターミナルではなく、貫通駅ですが、正面はレールの伸びる方向を向いています。

 この道を隔てたところにチボリ公園があります。

 時差ぼけで、旅の始めは朝早くに目が覚めます。ホテルは駅前だったので、早朝の散歩です。

 自転車通勤の車列が猛スピードで走り抜けます。自転車道は歩道とは明確に分かれています。

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近鉄吉野線の2駅

 近鉄吉野線は、2つの駅が「近畿の駅百選」に選ばれています。
 終点の吉野駅です。
 日本一の桜の名所「吉野山」への玄関口。駅舎は大和棟の民家を模した建物で、歴史の重みにふさわしく落ち着いた駅-というのが選定理由です。

 阿部野橋行きの特急がホームに止まってます。

 桜のシーズンは終わったので、駅前の土産物店も客はまばらです。

 吉野駅

 福神駅(ふくがみえき)は、その縁起がよさそうな名前から選べれたのかと思ったら・・・。
 バリアフリーに配慮した英国田園風のメルヘンチックな駅-です。
 近くに近鉄が開発したニュータウンがあります。その玄関駅です。クルマで走っていると、山間部も道が急に広くなり、ゆったりとした一戸建てが並ぶ住宅街に出ました。

 吉野行きの特急が通過してゆきます。

 福神駅

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選定理由のスイッチバックがなくなったJR和歌山線「北宇智駅」

 「近畿の駅百選」の選定理由は、「近畿で唯一のスイッチバックをもつ」です。その自慢のスイッチバックは数年前に姿を消しました。現代の電車は、このくらいの坂は難なく登ってしまうのです。
 現在の北宇智駅のホームは、左にカーブしています。以前は直進して、左側にバックしてきたのです。

 山小屋風の新しい駅舎は、スイッチバック廃止後にできたのでしょう。モダンですが1時間に1本しかやってこない、田舎の駅です。

 駅の北側を見ると、右側に取り残されたスイッチバックの名残のレールががあります。

 現在の駅から100メートルほど南に行くと、スイッチバック当時の駅舎が残っています。まるで倉庫といった感じです。

 昔の対面式のホームが残ってます。でもここは今は、和歌山線のレールとはつながっていません。
 かつて、「JR西日本、特定区間170円の旅」をしたときには、ここで停車しました。

 現在の和歌山線は、スイッチバックすることなく緩いカーブを描きながら旧駅舎を横目に通り過ぎます。

 北宇智駅

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京街道を上る 番外編 竹田街道を京都市電伏見線跡に沿って

 伏見宿から京へ上る「京街道」には、すでに歩いた伏見街道の西側を並行する竹田街道というのがありました。日本最初の電車路線である京都市電の伏見線(塩小路高倉-中書島間、7.1キロ)が、ほぼ竹田街道に沿って走ってました。京阪・中書島から歩きました-。

 10:32=淀川派流の伏見港です。江戸時代に拓かれた竹田街道は、京七口のひとつ、竹田口から竹田村を通って伏見港までつながってました。

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平成22年2月22日

 平成22年2月22日です。それだけのことで、特別な日ではありませんが・・・。
 出勤途中のJR島本駅で、記念入場券をうってました。2月2日に続いて、またも買ってしまいました。

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平成22年2月2日

 平成22年2月2日です。それだけのことですが・・・。
 JR島本駅で記念の硬券入場券を売ってました。台紙を見ると、内部には2月22日のと2枚を挟み込むようなカットがありました。商売熱心です。
 お守りになるのかな。次は平成33年3月33日までない・・・あ、そんな日は巡ってきません。

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クスノキがホームを突き抜ける京阪「萱島駅」

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 京阪・茅島駅です。萱島神社の上にホームがあり。その上にクスノキが茂ってます。「近畿の駅百選」に選ばれた所以でもあります。

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 クスノキの根っこです。「楠木大明神」です。

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 見あげると。駅のホームを貫いて、空に伸びてます。

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 このあたりは、わたしが学生時代に通学していたときに、高架複々線化されました。

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 ホームの真ん中に大きな木が生えている、珍しい光景です。
 中之島行き特急が通過します。おなじみの赤色のツートーンではありません。

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 萱島駅

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