夏みかんとキンカンとウメ

夏みかん

 夏みかんとキンカンとウメ-。三題噺がはじまるわけではありません。ただ食卓のわきに並んでいただけです。
 「梅雨入りを待っていたかのように、スーパーの食品売り場で、南高梅や赤ジソの売り出しが目立ってきた。梅干しには、雨に数日間当たった実が最適らしいから、今週はまさに漬けどきといえる・・・」(6月12日「産経抄」)
 今年も梅酒は漬けました。左端の黒いのは梅醤油です。大きな瓶二つに梅シロップも漬かっています。わが家の夏のジュースになります。
 季節はずれの夏みかんは、ずっと枝になってました。知り合いの庭からもらってきたそうです。これはあす、マーマレードになります。
 キンカンも完熟です。そのまま口に入れると、芯までの甘さが広がります。ちょっと懐かしい気持ちにになって、どういうわけか「♪キンカン塗って…」というCMソングが頭の中をかけめぐりました。最近、テレビでメロディーだけが静かに流れるちょっと長めのCMがありますよね。

大阪・綿業会館の意匠

綿業会館の意匠

 綿業会館は、昭和6年(1931)、日本綿業倶楽部の建物として竣工しました。設計は渡辺節、ヘッドドラフトマン(何をする人でしょうか?)は村野藤吾(この人は知ってます)です。
 当時の金で100万円を寄付するひとがいて、これに50万円の拠出金を加えると、現在の75億円ほどになります。その半分以上が、内装に使われたそうです。
 某新聞社主催の歴史探訪サロン「昭和政財界の舞台-綿業会館」に参加しました。このビルには「繊維」の記者クラブがあって、何度か入ったことはありましたが、今回、食事付きでゆっくりと見ることができました。

綿業会館の意匠5

 まずは玄関ホールです。イタリア・ルネッサンス調にで、大理石はイタリアから運ばれました。

綿業会館の意匠7

 談話室の壁面は、京都・清水焼を使ったタイルでできています。
 飾られている写真は、昭和7年に満州事変の国際連盟調査団としてやってきたリットンらの一行が大阪経済界と会談したときのものです。

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堺・浜寺公園の花

浜寺1
 「ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ」と名付けらたバラです。
 浜寺公園のバラ園に、その名のごとく絢爛に咲いてました。

浜寺2
浜寺3
 浜寺公園には阪堺線のチンチン電車に乗っていきました。

浜寺4
 初めてやってきた浜寺公園は、バラが満開でした。

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フリーマーケットを初体験

フリマ1
 フリーマーケットに初めて出店しました。といっても、女房とその友達につきあっただけですが。
フリマ5
 わが町、大阪・島本町の住民センター前駐車場で行われた「第13回島本ふれあいマーケット」です。
 出店協力金は1区画1000円(駐車場の車一台分の広さ)で、条件は、住民で素人であることなどです。
フリマ2
 2所帯の使わない食器や衣料、贈答品などで押し入れに眠っていてアレコレを並べました。
フリマ3
 予想以上の売れ行きで、商品がかなり減ってます。
 ところが、私が出品したパソコンは場違いだったようで、ほとんど見向きもされません。一番、目に付く場所に進出させたのですが…。
フリマ4
 ほぼ、売り尽くしました。満足、満足と、最後は「持って行け状態に」。
 それにしても快晴でした。今年最高に暑い一日でした。
 ところで、売れ残った(!!)パソコンは、どなたかご入用ではないですか? お安くしておきますよ。

続・万年筆で奥の細道

奥の細道
 「えんぴつで奥の細道」が、帰宅途中の大阪・梅田紀伊國屋に平積みになってました。しかも、「大人の塗り絵」が並んだコーナーと、紀行文学のコーナーに。手にとって奥付をみると「5月5日、第11刷」となってました。わたしのもっているのは「3月21日、第8刷」です。すごいヒットになっているんですね。
 楽歳
 ちょっと手に取ったのがウンのつきで買ってきたのは「楽歳(ガッサイ)」。初めて見た(初夏号で創刊2号)雑誌で、サブタイトルは「関西発! おとなの旅と生活のマガジン」です。
 琵琶湖を特集していて、びわこ一周ウォーキングマップも付いてます。かつて一周したときに参考にした「Walk」とよく似てるはずで、同じ山と渓谷社の発行でした。ふと、もう一度、一周しようかという気にさせられます。
 それにしても、われわれ団塊の世代を狙った商品が、次々に出てきますね。この雑誌でも、いしいひさいちが描く「昭和40年代を探せ! 学生街の喫茶店」は関西大学の巻です。創刊号は同志社で、次号は関西学院だそうです。まあ、マイナーな我が母校まで順番が回ってきますか?
 

高知・日曜市のおいしい野菜

トマト

 思わずそのままかぶりつきたくなる真っ赤なトマトです。

キャベツ

 穴が空いてたって平気です。おいしいから虫もやってくるのです。

キュウリ

 太くても細くても、曲がっていてもどれも元気なキュウリです。

高知・日曜市

 「功名が辻」ブームでにぎわう高知城。その追手門前から電車通りまで東西1.3キロに及ぶ日本一の大露天市です。商品で最も多いのは、近郊農家がもってくる自家製野菜の数々です。どれもこれも太陽の恵みを存分に吸収しておいしそうです。しかも安さにびっくりしました。

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万年筆で奥の細道

奥の細道1
 「えんぴつで奥の細道」という本です。
 ひと文字、ひと文字、少しずつ。芭蕉のことばを書き写してみませんか。出会いと別れ、そして名句の数々。文字を丁寧になぞることで、あなた自身の旅が始まります。
 元禄二年(1689)の早春に出立、日光、平泉を巡って日本海に出、金沢を経て大垣にいたるまでの160日の大行脚。芭蕉がもっとも強く心血を注いだ散文「奥の細道」を深く味わう、まったく新しいテキストブック。
 そんな腰帯に惹かれて、買ってしまいました。
 第1日目序章は、「月日は百代の過客にして…」で始まりますが、奥の細道は読んだことがありません。指定された通りの鉛筆でなぞりましたが、鉛筆ではさらさらとはいかず、結構腕が疲れます。
 第2日目旅立ちは、「弥生も末の七日」に旅は始まります。わたしは、黒いインクをいれたPelikanで書いてみました。
 第3日目草加は、「ことし元禄二とせにや、奥羽長途の行脚…」です。この日は、一番手に馴染んでいるPelikanのブルーブラックでなぞりました。これが一番自然です。これでいくことにしました。
 今夜は第五日目仏五左衛門で「日光」まで歩を進めました。
 これから松島まで北上、羽黒、月山から最上川まで行き、日本海にそって敦賀まで南下、大垣にたどりつきます。
 東海道五十三次の比ではありません。しばらくは「卓上の旅」も楽しみます。
奥の細道2
 「えんぴつで奥の細道」はポプラ社刊で1400円でした。

ラピタ限定の万年筆第2作は「赤と黒」

ラピタ万年筆1
 雑誌「Lapita」6月号の特集は「Made in JAPA 逸品万年筆」です。でも発売日の6日を待ちわびて書店にいったのは、付録のためでした。
ラピタ万年筆2
 「ラピタ限定のミニ万年筆、好評に付き第2作が誕生」というわけで。
ラピタ万年筆3
 梶井基次郎の「檸檬」に続く第2作は、スタンダールの「赤と黒」です。鮮やかな2色使いが、黄色一色の「檸檬」とはまた違うイメージです。
 そういえば、高校時代に河出書房の世界文学全集で読んだことがありますが、ストーリーはまるで覚えてません。
ラピタ万年筆4
 ペン軸の精度をあげるなどの改良がされているらしいです。
ラピタ万年筆5
 「檸檬」とともに並べてみました。色が違うだけで、外形上の違いはあまりありません。

入学式、初めての!?

入学式
 初めての入学式です。ふたりの子どもの、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、一方の大学と、ずいぶんと機会はあったのですが。そういえば、私自身も大学は学園紛争のため、入学式も卒業式もありませんでした。
 神戸・ワールド記念ホールで、その入学式は行われました。8000人収容のホールが、ほぼ埋まってます。半数は学生ですが、客席を埋めているのは、その家族です。それも父親が多いことにびっくりしました。入試が、一家あげての大事業となっていることを反映しているのでしょうか。
 学生はみんなピッカピカの黒いスーツ姿でした。もう一度、あんな時代に戻りたいものです。と思っていると、前を歩いていたのが、なんとなんと中学-高校時代の同級生(女性)とは。びっくりしました。