Paso a paso 大聖堂のボタフメイロ

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 巡礼の目的地、サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂です。

 正面の祭壇には聖ヤコブ/サンティアゴの像があります。背後からこの像に抱きついてい巡礼を終えるのです。

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 大聖堂には、大きなボタフメイロ/振り香炉が吊り下げられています。ミサで焚かれるのです。といっても毎日ではありません。特別な儀式とか、多額の寄進があったとか。

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 その日のミサも終わりかけていました。きょうはボタフメイロはなかったなと思っていると。
 修道士(?)が登場して、香炉に火をつけました。もうもうと煙が立ち込めます。

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 修道士が綱を引くと、香炉は左右に振り子のように揺れます。勢いづき、最高潮に達すると45度位に振れてました。
 匂いは、それ程にはしませんでした。

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 昔の巡礼者は、汚れ果てて大聖堂にたどり着きました。汗とホコリの放つ異臭を和らげるのが目的でした。
 現代の巡礼者は、一斉に立ち上がり、ここぞとカメラのシャッターを押してました。

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Paso a paso  何度も仰ぎ見る大聖堂

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聖ヤコブの遺骸が眠るサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂です。
到着したときは、朝日を浴びてました。

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午後の陽を受ける大聖堂です。
日差しが照りつける広場にずっと座っていました。

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夕闇迫る大聖堂です。食事の後にも訪れました。
もう一度、この地に立つことができればいいのですが。

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Paso a paso わたしのコンポステーラ

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 わたしのサンティアゴ巡礼は、達成されました。サリアから110キロ超を歩き切りました。
 コンポステーラ/巡礼証明書をいただくことができました。
 右は、その道中を証明するクレデンシャル/証明スタンプです。

 わたしの人生のひと区切りです。これでわたしの「reborn」、還暦です。新しいスタートです。

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Paso a paso サンティアゴ・デ・コンポステーラの夜をリングワンデリング

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サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂です。この日、3度目です。すでに午後9時を回ってました。この旅で、こんな時間まで外にいるのは初めてです。
飽きることなく見上げてました。

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大聖堂前の広場の人影も少なくなりました。名残は惜しいですが、またやってくるぞと心に誓って離れました。

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Paso a paso サンティアゴ大聖堂 聖ヤコブに抱擁

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 【9/13】
 サンティアゴ・デ・コンポステーラのカテドラル/大聖堂の祭壇中央には、聖ヤコブ/サンティアゴの像が祀られています。その像に後ろから抱き付き、無事、巡礼が終わったことを報告し、感謝の気持ちを伝えます。

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 わたしも同じように抱き付き、頭を像の背中にあてました。
 クリスチャンでなくても、自然とそんな振る舞いをとってしまいました。なんの不自然さもありませんでした。

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 肩越しにみる大聖堂です。

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 地下には、聖遺物がはいったとされる銀の箱が置かれていました。

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 わたしも祭壇に向かって、静かな満ち足りた時間を過ごしました。

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Paso a paso サンティアゴ大聖堂の巡礼者ミサ

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サンティアゴ巡礼のメーンイベントともいえるのが、大聖堂での巡礼者のためのミサです。毎日正午から行われます。
ミサでは、その日午前までに大聖堂に到着した巡礼者の出発地と国籍が読み上げられるのというです。
巡礼事務所でコンポステーラ/巡礼証明書をいただいたその足で、大聖堂に向かいました。

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すでに聖堂はかなりの参拝者で埋まっていました。中ほどの端に空いている席があったので、腰かけました。まわりには、巡礼を達成したといった風情の人たちが多いです。

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見上げるとパイプオルガンです。でもだいぶ古い様子で、これが実際のミサで使われていたかは不明です。

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足元にザックを投げ出してミサを待ちます。

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正午にミサは始まりました。でも、何が語られているのかは理解できません。修道女が讃美歌をリードします。オルガンが響きます。
巡礼者のリストも読みあがられたようです。「サリア」という、わたしが出発した地名は何度か聞こえましたが、「ハポン(日本)」の方は…。

大聖堂のミサ(到着アナウンス)
大聖堂のミサ(讃美歌)

そのあたりの音声をお聞きになりたいかたは、上記をクリックしてください。

ミサも終わりに近づき、聖体拝領が行われました。パンが配られましたが、信者ではないわたしは、そのまま座っていました。

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ミサはこれで終わるのかと思っていると、それからボタフメイロが焚かれました。この様子は、すでに「大聖堂のボタフメイロ」として記しています。

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夕刻に訪れた静かな大聖堂です。

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大聖堂に到着した巡礼者は、オブラドイロ広場から正面階段を上がり、栄光の門から入り、エッサイの樹が彫られている大理石に手を当てて無事に到着した感謝の祈りを捧げます。
その栄光の門は修復のため閉鎖されていました。工事用シートの隙間から見たエッサイの樹です。ここがゴールにできなかったのは残念ですが、もう一度、訪れたいという思いを残しました。

何年か後に、再び「Paso a paso 2」を記したいという望みを抱いて、今回のサンティアゴ巡礼のブログ記を閉じます。

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Paso a paso モンテ・ド・ゴソの丘の上 あれがサンティアゴだ!!

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 【09/13】
 長い長い巡礼の道を歩いてきた巡礼者が、初めてサンティアゴ・デ・コンポステーラの町を目にするのが、モンテ・ド・ゴソです。直訳すれば「ゴソ山」となりますすが、「歓喜の丘」と呼ばれています。
 見晴らしのよい一角に、町を指さす巡礼者の像が立っていいます。
 わたしも巡礼5日目の朝、ここに到達しました。

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 振り返ると、木々の間から朝日が昇ってきました。

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 朝日を浴びるサンティアゴ大聖堂の3本の尖塔がくっきりと見えます。
 思わず目頭が熱くなる瞬間でした。

 昨夜(16日)、帰宅しました。久しぶりに「一番搾り」を飲んですぐに寝てしまいました。時差のかげんもあって、早くから目覚めてしまいました。きょうから社会復帰です。
 巡礼の思い出もつづっていきます。

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Paso a paso 巡礼5日目 ラバコージャ~サンティアゴ・デ・コンポステーラ

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2013年9月13日
わたしのサンティアゴ巡礼も最終日を迎えました。サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂まで10キロほどを残すだけとなりました。
最後の朝は、モンテ・デ・ゴソ/歓喜の丘で日の出を迎えようと出発しました。丘の上にあるローマ法王・ヨハネ・パウロ2世訪問記念のモニュメントで、東の空から朝日が昇ってきました。

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100キロ余の巡礼でした。大聖堂は目の前です。もう足の痛みは消えてました。

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Paso s paso  ピルグリーノになりました

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巡礼も4日目。足の豆は痛いですが、惰性で歩きました。きょうも30キロほど。

土産物を売っているテントがありました。欲しかったホタテ貝を見つけて1EURで購入。さっそくザックにぶらさげてポーズです。

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これでピルグリーノになりました。

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巡礼のシンボルは、ホタテ貝とヒョウタンです。
ホタテ貝は、聖ヤコブ/サンティアゴの遺骸が海から流れついたことを象徴しているようです。ヒョウタンは水筒です。

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こんな土産物屋はここだけでした。
日本の観光地のような商売っ気には、ほとんど遭遇しません。

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Paso a paso  「SAN PAIO」の失敗ディナー

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 【9/12】
 巡礼4日目にラバコージャで飛び込み宿泊したホテル「SAN PAIO」のレストランです。夕食は午後8時から始まりました。
 すぐにテーブルに着くことができましたが、頼みの「ピルグリーノ・メニュー(定食)」がありません。日本語で言うメニューもスペイン語です。さて何を頼んだらいいのか。ま、あわてることはありません。じっくりと眺めて「pulpo(タコ)」の単語を見つけて頼みました。予想通りの「Pulpo feira/プルポア・フェナラ」が出てきました。

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 グラスワインといただきました。タコが柔らかいです。

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 ところが、もう一皿が大失敗。何も頼んだのかも覚えていません。豚肉の天ぷらのような料理でした。
 考えてみれば、スペイン到着以来、ずっとオリーブオイルの料理を食べ続けてました。ちょっと飽きてきていたのかもしれません。ひと口、ナイフを入れただけでギブアップしました。

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 水も頼んでいます。

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 古びたメニューですが、わたしが食べた料理は特定できません。違うページのを頼んだのかもしれません。
 料金はこれまでになく高額でした。10EURほどの定食ばかり食べてきた身としては、大金を支払いました。

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