【8月28日=ベルン】
スイスの首都、Bern/ベルンです。
時計塔をバックに旧市街のアーケードに向かってくるトラム/路面電車です。古い街並みに真っ赤っかが憎いほど似合います。
アーレ川を渡るトラムです。
【8月28日=ツェルマット】
Zermatt/ツェルマットの教会わきにあるFriedhof/墓地です。マッターホルンを臨む地にあります。
米・ニューヨーク生まれの登山家です。1975年、Breithorn/ブライトホルン(4165m)で死亡。
「 I CHOSE TO CLIMB 」
山岳ガイドの墓です。1929年9月2日、Dent Blanche/ダン・ブランシュ(4356m)で落石のため遭難死。
「Du Bleibst Unvergessen!」-君の勇姿を忘れない! とでも訳せばよいのでしょうか。独和辞書をくっても、Bleibst がよくわかりません。
ホテルのベランダから見えていた教会です。
マッターホルンを1865年に初登頂したエドワード・ウィンパーのレリーフです。
老舗ホテル、モンテ・ローザの壁面に飾られています。
初登頂の下山途中、パーティーの4人が滑落、ザイルが切れてウィンパーら3人は助かったというマッターホルンの最初の悲劇です。このとき亡くなった3人(1人の遺体は未発見)の墓もツェルマットにあるそうです。
ウィンパーはなぜか、モンブラン麓のシャモニーに眠っています。
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【8月27日=ツェルマット】
ツェルマットのホテル・パルナスのベランダ食べる、最高にくつろいだ夕食です。
駅前のCOOPで仕入れてきた品々が並びます。路上で焼いている名物のソーセージも1本、買ってきました。
脂ののった、皮がかりっと焼けたソーセージです。たっぷりのマスタードをつけてほおばります。
”Can I take a pictuer?”
“Yes,no problem”
そんか会話くらいはできるようになりました。
COOPでの買い物にも慣れました。レジに並ぶと、カゴから商品を出してコンベア上に自分で並べます。
白ワイン=5.90、エビアン=0.80、カフェ・ラテ=1.80、ミニサラダ=1.90(いずれもスイス・フラン)など計19.10。
カフェ・ラテはいずれ飲もうとザックの底に入れたまま忘れてました。チューリッヒの空港できっちり検査に引っかかり、廃棄に同意しました。もったいない!
4階の右から2つ目の部屋に2泊しました。
目の前がマッターホルンです。「パイプの煙」(頂上付近に雲がたなびくこと)を吹いてますが、足を投げ出して見飽きることがありませんでした。
Hotel Parnass
3920 Zermatt – Switzerland
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【8月27日=ブラウヘルト】
マッターホルンを背に咲く一輪のエーデルワイスです。感激の対面でした。
ホテルの庭などに咲いているエーデルワイスは、2年前の旅のグリンデルワルトなどでも見かけました。自生しているのが見たかったのです。
サン・モリッツのピッツ・ネイル展望台に上がるケーブルカーで日本人ツアー一行と一緒になりました。話していると、「ツェルマットでエーデルワイスがいっぱい咲いているのを見てきた」というではありませんか。「どこで?」。そこへ案内したツアコンの男性からも取材しました。
ツェルマットに到着すると、さっそく「日本語案内所」を訪ねました。「どこに咲いているの?」と聞きましたが、、「ウチもエーデルワイス・ツアーというのをやってるんで・・・」と応対の女性。あれこれ聞きましたが、「下から見るのがコツ」とかを教えてもらうのがせいぜいでした。
サン・モリッツの親切だったツアコン氏の教えに従い、Sunega Paradise/スネガ展望台(2288m)とRothorn Paradise/ロートホルン・パラダイス(3103m)の中間にあるBlauherd/ブラウヘルトから歩きました。そして見つけました。岩陰に咲く一輪のエーデルワイスです。
エーデルワイスという花を知ったのは、高校生の時に歌った「サウンド・オブ・ミュージック」のあのメロディーでした。45年ほどたっての、ホンモノとの出会いでした。
ケータイでエーデルワイスを撮影する同行者です。エーデルワイスガ咲いている環境がわかると思います。
ツェルマット-スネガ間は地下ケーブルでわずか3分間。スネガ-ブラウヘルトはゴンドラでした。乗車券は、通しでCHF14.5。帰りは、スネガで切れてますが、同額でした。スイス・パスがあるので半額です。
【8月27日=ブラウヘルト】
マッターホルンを眺めながら食べる最高のランチです。
ツェルマットから地下ケーブルでスネガ展望台へ。さらにゴンドラに乗り継いで上ったBlauherd/ブラウヘルトです。さらに上にあるRohthorn Paradise/ロートホルン・パラダイスへの中継点なので、ここで降りる人はあまり多くありません。
野外の大きなテーブルを占拠しましたが、並んでいるのはわずかです。ツェルマットのMigro(COOPとよく似たスーパー)で買ってきたパンとジュース、果物です。
リンゴだと思ってかじりつきましたが、桃のような味でした。果汁たっぷりで、乾いたのどを潤してくれました。たぶんアンズだったのでしょう。あちこちで実をつけてました。
【8月27日=リッフェルゼー】
ゴルナーグラート鉄道のゴルナーグラートから1駅下ったRotenboden/ローテンボーデンで途中下車。ハイキング道を5分ほど下ってくるとRiffelsee/リッフェルゼー(リッフェル湖)が見えてきます。その湖面にマッターホルンの雄姿が反射します。「逆さマッターホルン」です。
マッターホルンの山頂に雲がかからず、湖面が静かで波打っていないことが条件です。これだけ見れれば大満足です。
日本人ツアーがガイドに導かれて次々に下ってきます。その間隙をぬって、無人になるのを待ちました。
リッフェルゼーからさらに下ったところにある小池からも、逆さマッターホルンを見ることができました。
【8月27日=ゴルナーグラート鉄道】
4000メートル峰が29座も連なるゴルナーグラート鉄道の終点、ゴルナーグラートです。
雲ひとつない青空になりました。最高のコンディションです。
山麓のツェルマット駅です。ホテルで朝一番に朝食をとって、やってきました。午前8時発の2番電車です。最先端に座席を確保しました。
マッターホルンが近づいてきます。
下りの一番電車とすれ違います。
ローテンボーデンから下山中、電車が近づく音を耳に、あわてて丘に揚げって写した1枚です。
Riffelberg/リッフェルブルク駅です。ほとんどが複線で、ラックレールが敷かれています。
いつまでも見ていたかったマッターホルンですが、後ろ髪引かれる思いで下山しました。
【8月27日=ゴルナーグラート】
Gornergrat/ゴルナーグラート展望台(3089m)から見たMonte Rosa/モンテローザです。端麗な独立峰のマッターホルン(4478m)にばかり目がいきますが、モンテ・ローザがモンブランに次ぐアルプス第2の高峰です。
左のとがっているのがNordend/ノルトエント(4609m)、その右奥がモンテ・ローザの主峰、Dufourspitze/デュフールシュピッツ(4634m)です。
Grenzgletscher/グレンツ氷河が流れ落ちます。
もう少し右側の4000メートル急ピークのパノラマです。
左端はCastor/カストール(4228m)、次がPollux/ポリュクス(4092m)、中央右の丸いのがBreithorn/ブライトホルン(4166m)、右のとがった山がKlein Matterhornn/クライン・マッターホルン(3884m)。もうすこし右にマッターホルンがそびえます。
Riffelsee/rリフェル湖に反射するモンテ・ローザです。
マッターホルンのさらに右側です。右側の堂々とした山がWeisshorn/ヴァイスホルン(4506m)、左端がZinarlrothorn/チナールロートホルン(4221m)です。