旅のフィナーレ、ルツェルン音楽祭

【8月28日=ルツェルン】

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 旅の最後はルツェルン音楽祭でした。今回の旅のきっかけでもありました。このコンサートを中心に、スケジュールを決めました。
 これまでの旅の経験から、到着直後は時差ボケで夜は早くから眠たくなることがわかってました。ウィーン・フォルクスオパーなんて、熟睡に近い状態でした。
 最後にしたのはよかったのですが、それまでにベルニナ急行から始まってソーリオ、マッターホルンと感激の連続の毎日を送ってました。ここまでくると、ややお疲れモードでした。
 開演前のホールです。ルツェルン駅のすぐ横にあるKunstmuseum Luzern/ルツェルン美術館の中にあります。想像していたよりはこぢんまりとしていました。

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 プログラム
 シベリウス カレリア組曲op.11
 ラベル ピアノ協奏曲
 プロコフィエフ オペラ「3つのオレンジへの恋」から
 エルガー エニグマ変奏曲

 演奏はシャルル・デュトワ指揮 ロイヤル・フィルハーモニー、 ピアノはマルタ・アルゲリッヒでした。

 写真は、エルガーが終わり拍手しいているところです。

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 開演前のロビーからの光景です。向こうにホーフ教会の尖塔がきれいです。

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 終演後のKKLです。ホテルまでは歩いて5分ほどでした。

Luzern

 左は記念の絵はがき。右はプログラムと、プログラムが変わったことを知らせるリーフレットです。

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マルタ・アルゲリッヒに魅せられる

【LIVE】

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 旅の最終地は、ルツェルンでした。もちろん、お目当てはルツェルン音楽祭でした。選んだコンサートは、アバードの指揮ではなく、マルタ・アルゲリッヒのピアノ、シャルル・デュトワ指揮、ロイヤルフィルハーモニーです。
 2年前にも訪れる計画を立てながら、ネットではチケットが入手できずに終わった音楽祭です。今回は業者に頼みましたが、2階バルコン席しか確保できませんでした。それでも、旅の締めくくりは、すばらしい夜となりました。

 ネクタイ姿で早めに会場に行きました。ルツェルン駅の横にある近代的なホールです。想像していたよりこぶりでした。
 プログラムを購入すると、一枚のリーフレットがはさみ込まれています。演奏曲の変更です。予定されていたプロコフィエフのピアノ協奏曲1番がなくなってます。「アルゲリッヒ休演か!」と一瞬青くなりました。よくわからないドイツ語をなぞると、ラベルは演奏するらしいことでひと安心。舞台に登場してきたのは、白髪交じりの長髪に太い眉、真っ赤な唇のアルゲリッヒその人でした。

 ラベルのピアノ協奏曲は、無駄のない「巨匠」の風格の演奏でした。もっとバリバリ弾くのかと思いましたが、ちょっと予想外でした。席が後部だったせいもあるのでしょうか。アンコールで、ショパンも聴かせてくれました。ロイヤルフィルは、まろやかに熟成された、とけ込むようなハーモニーを響かせました。

 8泊10日の旅はあっという間に終わり、チューリッヒからアムステルダムを経由して、無事、水無瀬の自宅に戻りました。これから、ゆっくりと旅の思い出を書き連ねようと思います。 

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ベルンのバラ公園~野外レストランでのんびりと

【8月28日=ベルン】

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 Aare/アーレ川のNydegtorbruecke/ニーデック橋を渡り、急坂を登ってRosengarten/バラ公園までやってきました。
 ベルンの街並みを一望できる野外レストランRosengarten/バラ公園でひと休みです。本日のランチの「コースA」と「コースB」を頼みました。

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 まずは乾杯。ちょっと汗をかいた乾いたノドには最高です。待っていても「お冷や」は出てきませんから・・・。

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 この堅いパンも、すっかりファンになりました。

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 コースといっても、このサラダとメーンだけです。どちらも20スイスフランちょっとでした。

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 魚料理です。皮や白身からすると川魚の何かのような気もします。

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 こちらはリゾットです。

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 お代は全部で51.50スイスフランでした。

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 パラソルの下で、ゆっくりとした時間を過ごしました。

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 周りにはバラが咲いています。

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 帰りは、どんどんとやってくるバスに乗って旧市街まで戻りました。

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ベルンの噴水

【8月28日=ベルン】

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 首都、Bern/ベルンにやってきました。駅前からSpitalgasse/シュピタル通り、Marktgasse/マルクト通り、Kramgasse/クラム通りと名前が変わる中央通りを東に向いて歩きました。

 時計塔を振り返るところに立っている「ツェーリンゲンの噴水」です。

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 甲冑を身につけた熊の兵士です。。ベルンの創始者、ベルトルト5世がモデルです。。

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 「正義の噴水」です。先入観を持たずに物事を見なさいという意味が込められて、この女神は目隠しをされています。

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 噴水は全部で11もあります。
 向こうに立っているのは、有名な「子供喰いの噴水」です。「バグパイプ吹きの噴水」も確認しませんでした。旅も終わりに近く、暑い1日で注意力も散漫になっていたのでしょう。

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アーレ川を渡る~不思議な光景

【8月28日=ベルン】

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 Bern/ベルンの街を歩きました。駅前からズーッと大通りを東に歩いてNydegtorbruecke/ニーデック橋までやってきました。
 不思議な光景です。窓に人形でも飾ってあるのかと思いました。よくよく見ると、若い女性です。日焼けを避けるためにか頭を覆い、スケッチか何かをしています。それにしても、まるで動きません。

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 こちらをご覧になれば、なぜびっくりしたかを理解してもらえるかと思います。
 日本風にいうと5階、こちら風でも4階の屋根裏部屋です。その窓から屋根に出て、足を突き出しているのです。
 気持ちよいだろうなあ。でも、もしずり落ちでもしたら…。そんなことを考えたら、やってられません。

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 ベルンの町をU字型に取り巻いているAare/アーレ川の左岸はさきほどの家。右岸は、こんな風景です。

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 どれも3階とか4階建てですが、屋根はすべて三角形にとがっています。

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 ニーデック橋を渡りきってちょっと坂を上がったあたりから振り返りました。

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世界一長いアルプス横断トンネルを走り抜ける

【8月28日=フィスプ~トゥーン】

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 Zermatt/ツェルマットを下りて首都、Bern/ベルンに向かいました。Visp/フィスプでGornergrat Bahn/ゴルナーグラート鉄道からSBB CFF FFS/スイス国鉄に乗り換えました。
 今回の旅では初めての国鉄です。SBB CFF FFSは、ごていねいにもドイツ語、フランス語、イタリア語(公用語はロマンシュ語を加えた4言語)の略称を並べてます。

 向こうからIC2000型客車が、制御車を頭にして入ってきました。電気機関車は最後尾です。プッシュ・プルという、どちら向きにも走れる日本にはない編成です。

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 総2階建て客車です。車内販売のワゴンも2階を通ります。

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 Loetschberg Basistunnel/レッチベルク基底トンネルに入ります。アルプスの下を時速200キロで一気に走り抜けます。
 古いレッチベルク・トンネルの下400メートルに掘られ、2007年から使われている長さ34.6キロという世界一長いトンネルです。
 このトンネルの完成でツェルマットは、国際空港のあるチューリッヒからやってくるのがぐっと便利になりました。

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 トンネルを抜けるとSpiez/シュピーツです。ここで、2年前に乗ったGPL(Golden Pass Line)と交差します。
 トゥーン湖は、これまでとは違った広々とした風景でした。

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ベルンのトラムは真っ赤っか

【8月28日=ベルン】

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 スイスの首都、Bern/ベルンです。
 時計塔をバックに旧市街のアーケードに向かってくるトラム/路面電車です。古い街並みに真っ赤っかが憎いほど似合います。

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 アーレ川を渡るトラムです。

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アルピニストの墓標

【8月28日=ツェルマット】

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 Zermatt/ツェルマットの教会わきにあるFriedhof/墓地です。マッターホルンを臨む地にあります。

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 米・ニューヨーク生まれの登山家です。1975年、Breithorn/ブライトホルン(4165m)で死亡。
 「 I CHOSE TO CLIMB 」

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  山岳ガイドの墓です。1929年9月2日、Dent Blanche/ダン・ブランシュ(4356m)で落石のため遭難死。
 「Du Bleibst Unvergessen!」-君の勇姿を忘れない! とでも訳せばよいのでしょうか。独和辞書をくっても、Bleibst がよくわかりません。 

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 ホテルのベランダから見えていた教会です。

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 マッターホルンを1865年に初登頂したエドワード・ウィンパーのレリーフです。

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 老舗ホテル、モンテ・ローザの壁面に飾られています。
 初登頂の下山途中、パーティーの4人が滑落、ザイルが切れてウィンパーら3人は助かったというマッターホルンの最初の悲劇です。このとき亡くなった3人(1人の遺体は未発見)の墓もツェルマットにあるそうです。
 ウィンパーはなぜか、モンブラン麓のシャモニーに眠っています。

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