ミラノ・スカラ座の舞台

【8月22日=ミラノ】

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 ミラノにあるオペラの殿堂、スカラ座です。今にもマリア・カラスの歌声が聞こえてきそうな気がします。
 残念ながら劇場は夏休み。秋のシーズンに向けて舞台セットの準備をしていました。
 劇場付属のMuseo Teatrale Alla Scala/スカラ座美術館に入ると、ルートの一部が、客席を通っています。

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 「天井桟敷」という言葉が、一目瞭然で理解できます。
 それにしても桟敷のコンパートメントが貴族の1等席で、平土間は庶民の席だったことがよくわかります。

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 コンパートメントには、向かい合わせて背もたれつき椅子が2客、後ろにストールのようなのが4客並べられるようです。

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 廊下に出ると大指揮者、「アルトゥーロ・トスカニーニ」の文字がありました。意味はわかりません。、

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 矢印の方に行くと、トスカニーニの胸像がありました。

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 美術館は撮影禁止です。パバロッティーが演じた「アイーダ」の舞台衣裳、パブロ・ピカソがデザインした衣裳など、ゆかりの作曲家、ヴェルディ以来の数々の資料が展示されていました。もちろん、マリア・カラスのポートレイトも掲げられていました。

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 みやげに買ったマグネットと、美術館の入場券(1人=5ユーロ)です。

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ミラノでトラムにゆられる

【8月22日=ミラノ】

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 Milan/ミラノです。トラム(路面電車)に乗りました。窓の外が見えるので大好きです。
 後ろはダ・ヴィンチの「最後の晩餐」が残っているサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会です。反対向きのトラムがやってきました。ちょっと待ちましょう。

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 ドゥオモ(大聖堂)行きのトラムがやってきました。これにのれば、町を眺めながら移動できます。

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 車内はいつもゆったりとしています。

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 「フェルマータ」なんて響き、学校の音楽の授業以来です。エエーっつと、「休止」ですね。ということは「停車」ですね。

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 新型の低床式車両も走ってます。

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 昼食を食べたレストランの脇をする抜けるトラムです。後部は、急カーブを曲がるために大胆にカットされています。

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 「1日乗車券」(3ユーロ)を、ミラノ中央駅のたばこ屋で買いました。これさえあれば、地下鉄もトラムも乗り放題。気が楽です。

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 地下鉄は、目的地間を短時間で移動してくれます。でも外が見えないので、知らない地では目的地で下車するまで緊張します。

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 車内は日本とよく似ています。違うところは、犬が乗ってくることでしょうか。そういえば、つり革ってありませんね。

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優雅なアーケード、ガッレリア

【8月22日=ミラノ】

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 アーケードといっても天神橋筋商店街とはちょっと違います。商店街といっても、なんばウォークといった地下街とは違います。
 Galleria Vittorio Emanuele Ⅱ/ガッレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世という長い名前がついた優雅な十字型アーケードです。
 元々、同じ高さのビルが連なっていたところに、鉄の骨組みのガラスドームをのせたようです。1867年の完成ですから、歴史が違います。

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 有名ブランド店が軒を連ねています。十字路の角は左がプラダ、右がルイ・ヴィトンです。手前右も世界的に有名なブランドです。そうですマクドマナルドです。おなじみの赤い原色は使わず、周囲に調和してますが。

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 床はきれいなモザイクで覆われています。中心部の雄牛の局部にかかとをのせて一回転すると、願い事が叶うそうです。

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 ドゥオーモ広場に面するガッレリアの入り口です。

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 ドゥオーモ広場には、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の騎馬像が立っています。

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威厳に満ちたゴシック大聖堂、ドゥオーモ

【8月22日=ミラノ】

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 ゴシック様式としては世界で2番目の規模を誇るDuomo/ドゥオーモです。ちなみに世界一はケルン大聖堂です。
 教会への富の集中のすごさにあきれかえります。現代では、再現は不可能でしょう。1386年から500年かけ作られましした。
 大きな広がりの空間に身を置くと、我が身のちっぽけさを実感します。それに比しての神ということになるのでしょう。信仰のないものでも畏敬の念を抱きます。

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 祭壇の左右にパイプオルガンがあります。こんなのがステレオで鳴り響けば、まさに神の声と聞こえるでしょう。今も音がでるのかどうかは不明です。

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 窓という窓は、数え切れないステンドグラスで彩られています。

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 天に延びる尖塔は135本。壁面は3500体の彫像で覆われています。

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 もっとも高い108.5mの中央尖塔の上から、黄金のマリア像がミラノの町を見下ろしています。

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 ミラノの中心にあり、大勢の観光客が訪れていました。

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 夕食後に訪れたたそがれのドゥオーモです。

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レオナルド・ダヴィンチの「最後の晩餐」

【8月22日=ミラノ】

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 旅のスタートは、ミラノでの「最後の晩餐」の鑑賞でした。レオナルド・ダ・ヴィンチの名画です。
 その壁画はBasilica di Santa Maria delle Grazie/サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会付属のドメニコ派修道院の食堂にあります。近年の改修で、フレスコ画は制作当時に近く蘇ったそうです。
 建物の妻側の壁面上部に描かれています。想像以上に大きな、そして立派な絵でした。遠近法が用いられいて奥行きのあります。
 「あなたがたのうちのひとりが、わたしを裏切ろうとしている」と話すキリストと、それを聞く金貨を握ったユダや弟子たちの表情のリアルさにびっくりしました。
 バッハの「ヨハネ受難曲」にも「過越しの祭り」が登場しますが、こういう場面のことだったのかと理解しました。

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 右の立派な建物が教会、左の小さな建物の内部に壁画はあります。

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 入館は完全予約制で、15分間に25人と決まってます。控え室で待ちます。

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 音声ガイドを借りました。もちろん日本語です。入館していた15分間、ずーっと説明があり、それはそれでよく理解できましたが、ちょっとうるさい感じも。後半は、何も聞かずにじーっと見とれました。

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 内部は撮影禁止です。これは購入した絵はがきのコピーです。

Vinciano

 入館料は6.5ユーロですが、Enotazione/手数料(?)が1.5ユーロついてます。

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ミラノで乾杯! 夕食はガッレリアで

【8月22日=ミラノ】

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 ミラノでの夕食です。昼に探したお目当てのレストランは3軒続けて休みでした。夕食は、ガイドブックをアテにせず中心部のガッレリアに戻りました。アーケードの中にあったBar兼ジェラテリア、Il Gabbiano/イル・ガッピアーノです。
 イタリア料理は、メニューを見ただけでたいたい想像がつきます。この夜、選んだのは鶏と野菜のグリル焼きとペンネです。これを2人でシェアです。どちらもアタリでした。

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 薄いムネ肉を焼いています。安心して食べられる味付けです。ナスとズッキーニもおいしく焼いてあります。

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 ペンネのトマトソースも、さすが本場の味です。

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 乾杯のビールです。暑い1日でした。グイグイとのどに流れ込みます。それにしても相方の0.25リットル入りに比べて大きいこと。こんなグラスは、日本ではあまりお目にかかりません。

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 仕上げはエスプレッソでした。

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 たまたま訪れたIl Gabbianoは、有名なジェラテリアでした。HPを検索してみたわかりました。そういうことならジェラートを食べてみるのでした。

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 暗くなったガッレリアです。けばけばしい照明はありません。ネオンなんて皆無です。

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ミラノで乾杯!~その2

【8月22日=ミラノ】

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 「ミラノで乾杯!」のイタリア料理店です。ミラノです。当然ながら、どこで食べてもイタリア料理です。
 ガイドブックに紹介されるような店ではありません。ドゥオーモ(大聖堂)から1本入った路地(といってもトラムが走っている)にテーブルを並べた店です。先客もあったので、客引きをしていたネエちゃんの声に、テーブルに座りました。
 ピッツァ・マルガリータです。パリッと焼けて、さすが本場の味です。

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 野菜サラダも安心して食べられます。

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 日本人の独り旅の若者が、隣の席に座りました。ちょっと前にガレリアでカメラのシャッターを押してもらったばかりでした。
 豊中に住む阪大生でした。食事はほとんどマクドですませてきたが、最後になったので贅沢をしたとのこと。愛媛のオカンが心配して、毎日メールを送ってくるとか。わが息子と話しているようでした。

 どこに行っても、これまでになく日本人に出くわした旅でした。

【追加画像】

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ミラノで乾杯!

【LIVE】

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 真夏のミラノです。とにかく暑いです。
 昼食を食べようと調べていた店は、いずれも夏休み。仕方なく、ドーモ近くの路地裏のテラスの落ち着きました。ピッツァ・マルガリータとサラダです。テーブルのすぐ横をトラムが走ります。
 よく冷えたビールはどこで飲んでも最高です。

 きょうは、朝から予約していたダビンチの「最後の晩餐」を見ました。サンタ・デル・グラツェ教会の大きな聖堂脇の元食堂壁面にその絵はありました。「わたしを裏切るものがいる」とイエスが話した瞬間の弟子たちの表情が描かれています。その構成力を実物を前にして実感しました。
 トラムに乗って次に行ったドーム(大聖堂}は、大迫力の建造物です。ウィーンのシュテファン寺院ほどに高くはありませんが、内部のステンドグラスの輝きやがもたらす空間に圧倒されました。

 ミラノの町は観光客でいっぱいです。人の波と、太陽の輝きに疲れはて、早々とホテルに戻り一服しました。これから夕飯に出かけます。

 画像がうまくアップロードできません。ホテルの無線LANの制限かもしれません。

サンモリッツのホテルから接続しました。写真をアップします。