「ヒンメリって、作れるかしら?」。奥さまからのおたずねです。
ネットでヒンメリって調べました。
北欧・フィンランドの暗く寒い冬に飾るインテリアです。細いわらでできた幾何学的な多面体をつなぎ合わせて、空気の流れに静かに動く様子や、ほのかな明かりが生み出す影を楽しみます。
さっそく試作してみました。
ライ麦のわらでつくるそうですが、そんなものはありません。通販には、ヒンメリ用のわらも売られていますが、とりあえず代用品はないかとホームセンターをうろつきました。
見つかりました。シーズンを前に山積みされていた「天津すだれ」です。ヨシでできてます。まっすぐな部分が使えそうでした。なにせ安いです。一番小さなのは300円ほどでした。
節の部分を除いて、必要なパーツを切り出しました。
糸を通す長い針は、細いピアノ線を二つ折りにしました。
タコ糸を通して五角形にします。
ネットを参考に試作したデザインは「五亡星」です。陰陽師の安倍晴明の晴明桔梗です。
ここまできて挫折しました。タコ糸が太すぎて、うまく通らなくなりました。おまけに力が加わってヨシの先端が割れてしまいました。
2回目は、ヨシの先端を木工用ボンドで強化しました。
なんとか格好がつきました。
赤い糸は目立ちますが、やはり失敗だったようです。
リビングにぶら下げてみました。
あれこれと課題は見つかりました。次回作の参考にしましょう。
奥さまが「クラフトフェアまつもと」(長野・松本)で買ってきたタペストリーがぶらさがっています。かわいいヒンメリがついていました。