越前・赤兎山 ニッコウキスゲ、ササユリトと土砂降りと

 福井・石川にまたがる赤兎山に山仲間8人で登りました。この時期、山頂直下の池塘に黄色いニッコウキスゲが咲くことで人気の山です。
 天気予報は曇りのち午後から雨と最悪。なんとか降り出す前にと午前9時すぎには中腹の登山口から歩き始めました。
 まだ残っていた満開のササユリやギンリョウソウなどの花々にカメラを向けて頂上に。そこからは一転、雷鳴も伴う大雨に。避難小屋に駆け込みました。
 小雨になるのを待って、咲き乱れるニッコウキスゲもそこそこに、ノンストップで無事下山しました。

 雨に濡れるギンリョウソウは果実が膨らんでいました。

 赤兎山の頂上でこのポーズを決めた直後、予測よりも早く大粒の雨が降ってきました。


 【2027/07/06 09:09】
 午前5時に、ほとんどの仲間が住む兵庫・三田に集合。4時間ほどもかかって赤兎山の登山口近くの駐車場までやってきました。
 山道にはいって30分ほども走りましたが、プロのドライバーが「たいへんな道だね」と話すほどくねくねの登り坂に生い茂る雑草で路肩が確認しずらい悪路でした。

 雨が降るのは覚悟の上でした。ザックに防水カバーをかけて出発しました。

 赤兎山・大長山登山口でお地蔵さまに安全を祈願しました。

 赤兎山(1628m)から避難小屋までを往復する行程です。

 緑の深い山道を進みます。

 歩き始めてしばらく行くと、6輪もの大輪を広げたササユリが迎えてくれました。

 道は険しくなり、渡渉ポイントもありました。

 小一時間で尾根筋の小原峠に到着です。ほっとひと息つきました。

 苦しい急坂も、咲いている花々に癒されました。
 この日のわたしのカメラにはマクロ機能がなく、うまく写せませんでした。山友からの借り画像が続きます。

 コゼンタチバナが咲いています。

 アカモノも可憐です。

 ギンリョウソウは雨に濡れて、かえって元気なようでした。

 尾根に出ました。

 遠くの山々は雲に覆われています。

 1時間半ほどで赤兎山のピークです。

 後ろには白山、別山と続く山稜が見えるずでした。

 土砂降りとなりました。遠くで雷鳴も響きました。
 ニッコウキスゲを鑑賞する余裕もなく、向こうの避難小屋に駆け込みました。

 小降りとなるのを待って1時間半ほど待機しました。
 この避難小屋があるから無理を承知で登りました。その存在はありがたかったです。

 降り方が弱くなるのを待って、完全防備で戻ります。木道は水に濡れています。スリップしないように気を付けました。

 わたしのカメラはザックの中です。スマホで撮影しました。

 雨に濡れて花弁が透き通っています。

 何枚もスマホのシャッターを切りました。

 あたり一面です。蕾もまだまだたくさんあります。

 池塘の赤池湿原です。晴れていればパラダイスだったのでしょう。

 前を行く仲間は記念撮影していました。

 ピンクが色濃いササユリです。

 足の置き場を探しながらぬかるむ道を進みます。

 渡渉ポイントは水量が増えていました。

 ノンストップで登山口の駐車場まで戻ってきました。
 広い駐車場に1台だけのドライバーが待っていてくれました。

 下山後は、山友お薦めのくるみ羽二重を求めて勝山市内の老舗に寄りました。

 勝山温泉センター水芭蕉で冷えた体を温め、濡れた衣類を一掃しました。

 北陸道の南条SAの道の駅で休憩。ゴールデンウイークに荒島岳に登った帰りに食べた同じ「いまじょう」で、同じおろしそばをいただきました。
 この後、舞鶴道を走り三田へ。さらに新名神をマイカーで走って10時前にわが家に帰り着きました。
 記憶に残る長い一日でした。