駅弁を買って、新大阪から上り「のぞみ」に乗りました。春休みとあって、子供連れがあちこちに。自由席は、通路まで人でいっぱいです。
真っ白に雪をかぶった伊吹山を横目に弁当を開けました。新大阪駅の新幹線改札内売店で買った水了軒の「八角(はちかく)弁当」(1100円)です。JR系列の弁当業者がつくっている駅弁は、どれも似たようなもので、あまり好きではありません。水了軒というなつかしい名前を目にして、これを選んだのです。
鶏に魚に和風の煮物。どれもおいしいですが、ちょっと現代風の味付けです。
国鉄時代は、駅弁はその駅の地元折詰業者が作ってました。大阪駅といえば水了軒、京都駅は萩の家、天王寺駅は芦の家と。それがJRになり、列車食堂から撤退を余儀なくされたJR系列業者などが駅弁に進出してきました。
あおりをくって水了軒は倒産したはずです。調べてみると、やはり商標だけが岐阜県の業者に取得され、昔の名前で販売が続けられているようです。
デリカスイト 水了軒厨房
大阪市淀川区野中北1-16-16
06-6150-4137