お遍路2日目(25日)は、伊予三島から66番札所・三角寺を目指しました。
73段の石段を登りつめると、目の前の山門に釣鐘がぶら下がっていました。到着を知らせるように「ゴーン」とひと突きしてお参りしました。
【6:00】
伊予三島駅前のビジネスホテルは1泊3800円(ネット予約)。広いベッドの禁煙室で、そこそこ快適でした。でも食事はありません。
早く目が覚めたので、6時前に出発しました。駅前に来たところで、スピーカーから6時を告げる音楽が響き渡りましたが、歩いているのはわたしだけです。
四国中央市役所近くでコンビニと遭遇。サンドイッチをゲットして朝食にしました。
【6:32】
このあたりには「遍路道」と記した古い道標が約50基も残っているそうです。
【7:15】
山道にさしかかります。
現代の道標もたくさんぶらさがっています。
見晴らし抜群のスポットに休憩所があります。
眼下には、製紙メーカーなどの工場群が見渡せます。
【7:51】
歩き始めて2時間ほどで、標高450メートルの三角山の中腹にある三角寺に着きました。
石段は、一歩の段差が高く、登るのはたいへんです。
鐘を突いたあとは、水で清め、線香をあげます。
本堂では納札を納め、般若心経を唱えます。
大師堂でも同じことを繰り返します。
三角寺
愛媛県四国中央市金田町三角寺甲75
次の札所は讃岐路の雲辺寺です。お遍路道は、いったん阿波の国に入り、南側から雲辺寺に登ります。
途中の道には卯の花が咲いていました。
【9:08】
土佐街道と合流しました。
土佐の大名が参勤交代で旅する時の休憩所をつくる材料を保管する小屋があったようです。
エル・カミーノ! どういうわけか、スペインのサンティアゴ巡礼路を示すホタテガイをデザインしたシールが張られていました。
お遍路の道順を示すスティッカーはあちこちにあふれています。
【9:25】
「お休みください」と設けられた休憩所です。
冷蔵庫からよく冷えた水をいただき、しばし休憩しました。畳敷きの間では無料で宿泊することもできます。
【9:39】
棚田が広がります。田植えの真っ最中です。
【9:52】
別格札所の椿堂に着きました。
【10:47】
国道に沿って歩き、県境の境目トンネルへと続く坂道を登ります。
途中のヘンロ小屋「しんきん庵・法皇」でひと休みします。快調に歩いてきました。
小屋には、あまり見たくない巡礼中の元首相の写真も張られていました。
【11:31】
境目トンネルを抜けると、徳島県です。
峠をちょっと下ったところにあったお食事処「水車」で昼飯を食べ、1時前にはその夜の宿を予約していた「民宿・岡田」に到着してしまいました。
この日の行程は20キロ超。歩数は3万歩を超えていました。