富士山が世界遺産に登録されて、登山ブームが起きています。「どたぐつ」の仲間と登ったのは2002年でした。それから10年余。薩摩富士と称される開聞岳に登りました。日本百名山の100番目、屋久島・宮之浦岳は昨年、踏破しました。99番が開聞岳です。
下山後に立ち寄った長崎鼻からカメラを構えるSくんです。太平洋の荒波からそのまま稜線が立ち上がるきれいな山です。でも上空には噴煙? いや雨雲です。この雲が終日、晴れることはありませんでした。
携行した500mlのペットボトル2本半を平らげて、すべてを汗にして絞り出したような登山でした。
「生ビール」の看板にするすると吸い寄せられ、乾杯です。サイコーの瞬間です。これを味わうために、その前の試練にも耐えているのです。
でもその前に「最初はグー!」とやりました。ハンドルを握る3人のうち貧乏くじを引いたKくんには、ノンアルコール・ビールでガマンしてもらいました。ゴメン。
【7:37】
鹿児島市内のビジネスホテルを午前6時に出発。レンタカーで開聞岳を仰ぎ見るはずの池田湖までやってきました。でも、見えません。
幻の怪獣「イッシ―くん」がお出迎えです。
【7:59】
「かいもん山麓ふれあい公園」の駐車場に車を置いて、さて出発です。
【8:12】
写真上部が白くなってますが、ファイル異常ではありません。稜線が途切れた上は、雲に覆われているのです。
【8:27】
車のドアロックを忘れていたりで、ちょっと手間取りました。いよいよ2合目登山口からスタートです。
頂上まで「あと3.5キロ」です。楽勝のはずでしたが・・・。
【9:18】
5合目展望台から長崎鼻を見下ろします。
【9:44】
6合目まで上がってきました。この辺りからアブのアタックが激しくなりました。おまけに火山岩むき出しの急坂はツルツルと滑ります。
【11:45】
予想外に手間取って到着した開聞岳頂上(924m)です。すっかり消耗しました。昼飯は、コチラに書いてます。
どちらを向けて撮っているんだというカットですが、どちらを向いても視界はありません。
昨年の宮之浦岳に続いて、今年もお天気の女神は微笑んでくれませんでした。
【12:55】
下山途中の7.1合目です。向こうに宮之浦岳が見えるはずでした。
【13:39】
何回もスリップして、すっかり消耗して下ってきました。雲の下に降りきて、きれいな池田湖を眺めました。
【14:35】
戻ってきました。とりあえず自販機に飛びつき、水分補給です。
登山の様子は、一緒に登ったSくんのブログに詳しいです。わたしの後姿が何枚も登場します。
【15:29】
ホテルに向かうには早いので、開聞岳の見晴らしが最高の長崎鼻に寄りました。
高校を卒業した春、独りでやってきて以来です。もう40年以上が経過しています。
ハイビスカスがきれいに咲いています。さすがに南国です。
【20:22】
近くの郷土料理店「青葉」ですっかり良い気分になりました。人影もないJR指宿駅です。
「日本最南端の駅 西大山駅」の記念切符です。JRには乗ってませんが、すぐ近くを通りました。