(10) 菅浦-今津 (03/10/25)
(水無瀬-JR山崎-永原-)菅浦-奥出浜園地-大浦-二本松水泳場-海津大崎-義経隠れ岩-海津-湖のテラス-白鷺橋-知内浜-今津浜-今津港(-JR近江今津-山崎-水無瀬)
距離=約26キロ、総歩数=35,139歩
7:26
JR京都駅。今回からは湖西線に乗る。永原行きの普通は7時37分発。連絡するバスのかげんで、これまでにない早い出発となる。
9:03
ログハウス風の永原駅では、福井との県境にある「山門水源の森」へのハイキング・ツアーの受付を準備中。弁当つきで2000円という。
9:29
湖国バスで前回の終点、菅浦へ。
須賀神社の参道が、ぐっと色づいている。
9:51
紅葉した桜の枝の間から、海津大崎がある岬を眺める。
湖面との境に赤い帯ができている。こちらと同じで桜並木が続いているのだろう。
9:58
丸子船が展示されている。
北陸と京阪神とを結ぶ湖上交通の手段とし使われていた琵琶湖独特の船。丸太を二つに割ったものが舷側につけてあり、「丸太船」が「丸子船」になったと説明版にある。
10:28
真鴨の飼育場。姿は見えないが「グワァ、グワァ」とにぎやかだ。
真鴨は、鴨のなかでも最も栄養価が高く、美味という。古くから北琵琶湖の冬の味の代表だったとか。
10:50
奥出浜園地の方位板。現在地は琵琶湖の北の端にある。
10:53
道端に咲く菊。黄色が鮮やか。
11:02
琵琶湖の北端のひとつ、大浦の浜。
近くには丸子船を展示する「北淡海・丸子船の館」もある。
11:06
真っ赤になったとうがらし。辛そう。
11:08
八幡神社の御旅所。社はなく、湖を背に狛犬が立っている。
11:18
ズラリと駐車したRVのうしろには、みんなボート・トレーラーがつながっている。
バスフィッシングをするボートが多いのも、これで納得する。
11:36
海津大崎へと続く道は桜のトンネルになっている。桜並木は4キロもある。
春にもう一度歩いてみたくなる。そのときは、こんなに静かではなさそうだが。
11:58
対岸の岬に菅浦が見える。あそこから歩いてくる。
竹生島の後ろには伊吹山がかすむ。
トンネルをくぐると海津大崎に着く。
12:13
「暁霧・海津大崎の岩礁」と琵琶湖八景のひとつに数えられる景勝地。
のんびりとコンビニ弁当を食べる。
12:49
「義経の隠れ岩」。源義経が北国へ逃れる途上、海津に上陸する際、しばし身を潜めたという言い伝えがある。
13:06
海津の町を抜ける。
造り酒屋の前には大きな樽。軒下には「さかばやし」と呼ばれる大きなすぎ玉がぶら下がる。昔は新しいすぎ玉を出すことで、新酒ができたことを宣伝した。
13:07
旧海津港跡。明治3年に、大津-海津間が蒸気船で結ばれた。その桟橋が、杭だけになって残っている。
13:08
入り江にそって波よけの石積みが続く海津独特の風景を振り返る。
13:09
道端のなんてことはない料理旅館の名前をみると「湖里庵」とある。かの狐狸庵先生こと遠藤周作が愛し、名付け親にもなった旅館である。改めて揮毫を見ると、「周作」と読める。
13:10
「湖里庵」の裏(湖側)に回ってみる。「1日1客」で知られるが、外観はなんてこともない建物である。
13:29
マキノサニービーチ(高木浜)にそびえる「湖のテラス」。上部のテラスには階段で上がれるようになっているが、施錠していないドアを開けるとくもの巣が張っている。ちょっとご遠慮する。
14:12
高木浜から今津浜に続く5キロほどの道は、防風林の黒松が植えられている。
クルマの騒音は聞こえず、土に枯れ葉ガ積もったクッションのある道は、疲れた足にやさしい。
14:18
松林の下を歩いてマキノ町から今津町にはいる。
「湖西の松林」は「日本の白砂青松百選」にも選ばれている。
14:50
浜分沼園地にはガチョウが飼われている。「ガー、ガー」とにぎやか。
15:11
石田川を渡ると、いつもの看板。全行程の3分の2にち近づいている。
15:29
今津の浜にある旅館「福田屋」。もう営業していないのだろう、かなり朽ちている。
小さなころに、ここに泊まったことがある。
15:30
「福田屋」の裏の琵琶湖。ここで釣り糸を垂れる写真が、わたしのアルバムに残っている。
15:39
竹生島に渡る観光船が着く今津港。
今回のゴールとする。
15:41
「きょうは今津か長浜か」のメロディーが流れてくる。「琵琶湖周航の歌記念館」だった。
JR今津駅の前にある。