Paso a paso Dos 10日目=9/3 道を誤り大回り

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 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダまで22kmほど。途中には村が2つしかないという単調な道の連続。ところが、ナヘラを出た真っ暗な道で、黄色い矢印を見失った。着いたのは巡礼路とは違った村。リカバリールートを歩いているうちに朝日が上った。

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 小麦畑が続く丘を超えた。

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 夕飯は、単品で頼んだローストビーフ。


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 【06:15】
 この日も出発は早い。

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 町には街路灯がついているが、ひとたび郊外に出ると真っ暗。ヘッドライトを頼りに歩く。
 ところが、どこかで別れ道を見落とした。しばらくして矢印がないことに気づいたが、舗装路は続いているのでそのまま歩いた。

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 【07:56】
 こまで来て、道を間違えたことが確実に。とりあえずはカフェに入り、ガイドブックを出して、ルートを確認した。

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 カフェ・コン・レチェを飲んで気を落ち着かせる。
 英語がわかりそうなお兄ちゃんを見つけて、「ここはどこ?」。アレサンコという隣町ということがわかる。

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 三角形の2辺を歩くような格好でリカバリールートを発見。

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 それでも前方を横切る巡礼者の姿を見た時はホッとした。

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 【08:30】
 タイムロスは30分くらいだった。
 それはよいのだが、パウロ・コエーリョの「星の巡礼」に出てくるアソフラの村を通り過ぎてしまった。

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 やれやれと、オレンジを食べて休憩。

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 シルエニャのリゾート住宅が並ぶ。左手に豪華ゴルフクラブがあり、リゾート開発が進められたが、スペイン・バルブ崩壊で、いまはゴーストタウンのよう。

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 【09:59】
 オレンジジュースではなく、コーラを飲む回数が増えた。

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 小麦畑の道は、これでもかと続いた。

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 サンティアゴ・デ・コンポステーラまで565km。

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 【11:28】
 ゴールのサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ着。まだ早い。

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 この看板を見て、「ガスパチョでひと息」。

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 カルサーダの大聖堂。祭壇の上には、生きたニワトリが2羽、飼われているそうだが、結婚式が行われたりで入ることができなかった。

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 観光案内所で紹介さたホテルは満室。「あそこなら」と教えられた修道院付属の宿泊所は、ビジネスホテルのようにきれいだった。
 チェックイン・カウンターの対応は、年配の修道女。英語は不得意なようで、呼んでくれたのは映画「天使にラブソングを」に出てきたような黒人シスターだった。

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 教会では結婚式が行わていた。登場した新婦は、ちょっと貫禄十分だった。

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 【18:27】
 巡礼定食にもちょっと飽きて、単品を注文。とりあえずビールは欠かせない。

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 ローストビーフを頼んだが、ポテトの量が半端ではない。これで9€。ビールを入れると定食と変わらなくなる。あまりお得な選択ではない。