オ・セブレイロの峠は越えた。その後もしばらくはアップダウンを繰り返し、やがてトリアカステーラに向けて下っていく20kmほどのステージ。
サン・ロケ峠には、強風に帽子を押さえて耐える「サン・ロケ峠の巡礼所者」が。ヒョウタンをぶらさげた杖の上部はなくなっていた。
追い越されるのもいいものだ。左足首はやはり痛い。ゆっくりとマイペースで歩いた。
トリアカステーラのアルベルゲで食べた夕食。隣のスーパーメルカドで買ってきたレトルト・パスタの上に、トマト味のサーディンをぶちまけた。予想外にうまかった。
【06:45】
左足にテーピングをして出発した。だが、右足のような効果はなかった。
雲海がきれいだった。
【08:27】
オスピタル・ダ・コンデサのカフェで休憩。パンはトーストされていた。ガリシアに入ると、ときどき出合うようになった。
昔の巡礼衣装をまとった現代の巡礼者が現れた。ちょっとびっくりした。
【10:50】
低地に降りてくると、もうこんな時間なのに霧が立ち込めていた。
「Nestea」は冷たいレモンティー。お茶代わりによく飲んだ。
畑仕事をしていたおばあちゃんが、「食べていけ」とトマトをくれた。
思わず「おおきな くりの きのしたで~」と口ずさんだ。
「カメラをよこせ」と、ミスター・ルミックス氏。わたしを撮ってくれた。
足は痛いながらも、なんとか歩けた。予定のアルベルゲに到着。
隣のスーパーメルカドに買い出しに行くと、シエスタで閉まっていた。遠くのカフェまで行くのは面倒なので、非常食のおにぎりを食べた。
湯を注いで15分待つだけのアルファ―米だ。でもよくできていて、久しぶりのご飯がおいしかった。
夕食は、営業を始めたスーパーメルカドで。
レトルトのパスタ、オイル・サーディン、ヨーグルト、缶ビール、ウイスキーにナッツ。これで7.94€。
アルベルゲのキッチン。自由に使うことができる。
この後、オイル・サーディンをぶちまけた。大正解だった。
スペインにやって来て初めてのウイスキーだった。
スマホのバッテリー電圧低下で、途中のフフォンフリアで記録はストップしています。左上のトリアカステーラまで歩きました。