Paso a paso Dos エピ1=10/1 フィステーラ、ムシアへ

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 プロローグがあったから、エピローグもあります。カミーノの旅は終わったが、スペインの旅はもう少し続いた。
 この日は、サンティアゴ・デ・コンポステーラからさらに西へ100kmほど。大西洋に面した地の果て、フィステーラ、ムシアへのバスツアーに加わって、青い海を見た。
 「西方浄土」は仏教の世界だが、キリスト教徒は海の向こうに何を見たのか。

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 フィステーラに立つ「0.0km」のモホン。ここがサンティアゴ巡礼のスタート地点でもある。
 巡礼で親しくなったリタイア3人組も、新たな人生の出発点に立った。

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 ああ、腹いっぱい。昼飯には最高の海鮮とワインを味わった。


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 大聖堂が朝日に燃えていた。

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 ツアーバスの待ち合わせ場所近くのカフェで朝食。

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 ツアーバスは、大型のハイデッカーだった。予約制だがほぼ満員。

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 午前9時30分出発、午後6時30分帰着という1日ツアーで料金は35€。

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 まずはムシアへ。「マリアさまの地 ムシア

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 舟の聖母教会の名のごとく、内部は帆船やら漁船、軍艦まで模型の舟がいっぱいつりさげられていた。安全な航行を祈願した名残なのか。

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 次に向ったのがフィステーラ。「最西端の地 フィステーラ

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 ここで巡礼者は、旅で汚れた衣服を燃やしすのが習わしだった。現在は禁止されていた。

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 わたしも、はるか大西洋の彼方を眺めた。

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 シトロエンが止まっていた。日本には輸入されていない「C2」がカップルで。

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 フィステーラ近くの漁港で昼食。同じ道を歩いてきたK氏とカンパーイ!
 「地の果てで腹いっぱい 極上の魚介

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 エビや貝が満載。

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 これで2人前40€。驚くことにフルボトルのワインが1本ついてきた。

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 滝がそのまま海にそそいでいた。

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 アイスクリームをかじった。

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 伝統のレース編みを実演していた。

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 針をとめて、複雑な模様を編む。

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 オレオとよばれる高床式の倉庫。これが最長のもの。

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 ネズミ返しがついている。

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 良い天気だった。スペイン北西の海岸なのに、まるで気分は地中海。
 巡礼の旅のしめくくりは、もう自分の足では歩かない、他人任せのお気楽な1日だった。