今夜の一献 立杭・丹窓窯の小皿でいただく冷奴

 兵庫・篠山の立杭にある丹窓窯の小皿のデビューでした。
 冷奴をいただきました。ミョウガをトッピングしただけです。
 濃い色あいの皿に、奴の白が映えます。

 青みがかったのと、茶色っぽいのとの2枚です。
 スリップウェアという、ストライプが升にひっかかれたようなバーナード・リーチ直伝の特徴ある意匠です。

 魚そうめんは、京都の夏に欠かせない味です。ひやりとした食感がたまりません。

 この夜のメーンは豚肉でした。

 京都・北野のとようけ屋のソフト豆腐です。絹ごしよりは堅く、木綿よりは柔らかい、京都ならではの豆腐です。
 京かまぼこの茨木屋は、明治2年創業の老舗です。

 急に思い立って訪れた丹窓窯です。娘のお気に入りです。

 美術品のような、しゃっきっとしたデザインが目を引く大皿が並んでいます。

 小皿なら、手が出ます。

 古い写真がかかってました。
 丹窓窯を訪れた「民藝運動」の柳宗悦、そしてかのバーナード・リーチ、右端は河井寛次郎です。丹窓窯の7代目、市野茂良さんは、英国のリーチ工房で修業されました。

 先代夫人で当代窯元の市野茂子さんが、気さくに説明してくださいました。ご自身もリーチ工房で学んでおられます。

 登り窯があります。火を入れると48時間、つきっきりだそうです。

 窯の内部です。釉薬がこびりついて光っています。

 丹窓窯
 兵庫県篠山市今田町上立杭327
 079-597-2057