青春18きっぷで長野まで出かけたきっかけは、長野県信州美術館で開かれている「ウィンザーチェア 日本人が愛した英国の椅子」を観ることでした。
自宅最寄りのJR島本を午前5時28分発の普通で出発。京都-米原―名古屋-中津川-松本と普通や快速を乗り継いで長野に着いたのは9時間16分後(乗車時間は7時間34分)の午後2時44分でした。
長野駅前から善光寺の裏側にある美術館最寄り駅までバスに乗りました。
エントランスに、松本民芸家具と日本の作家の作ったウィンザーチェアが並んでました。でも写真撮影ははここまででした。
ウィンザーチェアは、18世紀前半にイギリスで生まれたとされる木製の椅子です。座面も背もすべて木で造られ、シンプルな美しさと機能性を兼ね備えています。(パンフレットより)
会場には、英国を中心としたいろんなデザインのウィンザーチェアが56脚もズラリと並んでいました。第2展示場には「同時代の多様な椅子」も並び、これだけの規模の展覧会は珍しいそうです。
一つ一つ、ていねいに見て回りました。
なかでもくぎ付けになったのが、かわいい子供用のスティックバックチェアでした。シンプルな背もたれがさりげなく、赤い塗装が施されていた痕跡もとどめていました。孫娘を座らせてやりたいという思いに駆られました。
平日の閉館間際とあって、他に入場者は数えるほどで、心置きなく観ることができました。
信濃美術館は、老朽化が進み、この展示が終わると休館になるそうです。お隣の東山魁夷館はすでに休館中でした。
善光寺の参道には、フラッグもはためいていました。
いただいたパンフレットです。最初の写真は、これをコラージュしています。
わが家のダイニングテーブルの5脚目の椅子となっているペザントチェアを、飛騨・清見村のOak Villageで作ったのは10数年前のことです。もう一度、挑戦したいなという気にさせられました。