京都・西院の辺りをぶらりとしました。京都西院春日神社に参ると、予想を上回る人出でした。この日は「若菜節句祭」で若菜のおかゆがふるまわれていました。大地の恵みに感謝して神様に春の七草を供え、その七草の若菜をおかゆにしていただく事で健康を祈る神事です。
わたしもいただきました。湯気をあげる温かなおかゆと、西院小芋の煮物、香の物が添えられていました。
神社の辺りは小芋の特産物で、「西院の小芋」として人気があったそうです。ほくほくとしたおいしい小芋でした。
佐井通り(春日通り)の四条をあがったところにあります。
天長十年(西暦833年)淳和天皇が皇位を退き淳和院(西院)に移られたき、勅諚により奈良の春日四座大神を勧請し、守護神としたのが始まりだそうです。病気平癒・厄除け、旅行安全・交通安全の神さまとして参られています。
正午過ぎには、若菜かゆをいただこうとする人で、長い行列ができていました。
参拝するにも行列でした。
最近の若者は、驚くほど礼儀正しく行列を作ります。
境内に100人分のテーブルが用意されていました。
わたしがおかゆに箸を動かしたのは、行列に並んでからほぼ1時間後でした。
京都西院春日神社
京都市右京区西院春日町61
075-312-0474