「数」ある欧州旅 『8』

 「8€」と石畳にとまる赤い車体にも、玄関にも書かれていました。ユーロはいわずと知れたユーロ(EU)圏の通過です。
 ところがここはチェコのプラハの街角でした。ちなみに車は、旧東ドイツの国民車、トラバントを改造しています。実はタイ式マッサージの店の宣伝でした。

 チェコは、EUに加盟した後も、独自通貨のチェコ・コルナ(CZK)を使っています。
 南ボヘミアのチェスキー・クルムロフの鉄道駅から旧市街まで乗ったバスの料金は8コルナでした。日本円で40円ほどでした。

 スイスは、スイス・フランを使っています。
 大聖堂の街、ザンクト・ガレンを一望できる丘にミューレックというかわいいケーブルカーで上がりました。丘の上の菓子屋さんでは、古いケーブルカーをデザインした焼き菓子を売っていました。8フランと12フランでした。 

 ブリュッセル郊外の市です。おいしいワッフルを買って、その場でかじりました。
 きれいなリースは8€でした。みやげにしたかったですが、ちょっとかさばりすぎそうで、あきらめました。まあ、生花は通関でストップでしょう。

 ベルリンで聴いたベルリン・フィルハーモニーの演奏会は、125€でした。席は「8列」と前方で、指揮のマリス・ヤンソンスがびっくりするほど格好良かったです。

 ウィーンのシュテファン大聖堂の裏手にあったフィガロハウスです。いまはきれいに改装されてモーツァルト・ハウスになってます。
 ここでモーツァルトは「フィガロの結婚」を作曲しました。踊るような自筆譜なんかが展示されていました。

 スペイン・サンティアゴ巡礼の1枚。ポンフェラーダは、テンプル騎士団の城や教会が見えてからの道が、まだかまだかと遠かったです。