六甲 地獄谷から岩梯子と岩をよじ登る

 
 六甲を知り尽くしたベテラン氏をガイドに迎えて芦屋地獄谷からA懸垂岩、万物相とずっと岩をよじ登りました。昨秋、通り過ぎてしまった岩梯子もリベンジ登坂できて、変化とスリリングに富んだ山歩きでした。
 六甲は、ロックガーデンやゴロゴロ岳など、ポピュラーなコースしか歩いたことがありませんでした。ベテラン氏の踏破跡を真っ赤に塗りつぶした地図に感嘆し、六甲の奥深さを思い知りました。

 地獄谷を進みます。小さな滝の連続ですが、水量が少なくて助かりました。
 熟練者向けのコースです。信頼できるコース案内がいて、安心して這い上がりました。

 A懸垂岩の上からの眺めです。残念ながらどんよりとした雲が広がっており、眺望は効きませんでした。

 リベンジの岩梯子の急登です。慎重に進みます。


 【2020/01/20 09:29】
 阪急芦屋川に集合しました。いつも一緒に歩いているUさんの山仲間のNさんが応援に来てくださいました。心強かったです。
 きょうのメンバーは、いつもの5人ともう1人との計7人です。

 【10:01】 
 芦屋の高級住宅地を抜けて滝の茶店までやって来ました。ここでハイキングコースとは別れます。

 高座の滝の横に、日本のアルピニズムの草分けとなったRCCの藤木九三氏のレリーフが埋め込まれています。

 伏流となっている地獄谷を渡り、いよいよゴロゴロ岩の連続する登りが始まります。

 小さな滝がいくつも現れ、行く手を阻みます。

 足場はしっかりとしており、それを追っていけばそれほど危険ではありません。

 登りは続きます。

 「ベアーズロック」と名づけられた大きな岩です。

 【10:40】
 堰堤に突き当たったところで、地獄谷の遡上は終了です。

 【10:51】
 尾根への道を進むと10分ほどで「A懸垂岩」と呼ばれる一枚岩の直下に到達します。もちろん、これを登るわけではなく、巻き道を進みます。
 クライマーの姿はありません。

 振り返ると芦屋の町から海岸が見えます。でも、視界はイマイチです。

 A懸のトップでハイ!ポーズ。

 これから進む岩場や万物相が見えています。

 慎重によじ登ります。

 万物相はピラーロックとも呼びます。岩が柱のように突き立っています。

 岩の隙間を這い上がります。

 【11:39】
 お腹が空いたと昼食にしました。
 きょうのわたしの昼飯は、地元・水無瀬のローソンで買ってきた「白身魚と野菜の黒酢あん&雑穀ご飯」です。適度なボリュームです。

 湯を沸かして「日清どん兵衛ミニ」もいただきました。

 恒例のデザートタイムです。Uさんのおいしいイチゴをほおばります。Nさんお手製の干し柿も絶品です。

 M子さん手作りのチョコレートケーキは濃厚で、一人では食べきれません。奥さまへのみやげに持ち帰りました。

 【12:06】
 ゆっくりと休憩して、行動再開です。

 尾根に上がり、やっと平坦な山道を歩きます。

 それもつかの間、高座谷の上流に向けて下ります。

 【12:28】
 谷を登り直して「キャッスルウォール」までやってきました。こんな岩は登れません。

 昨秋の山行で見過ごして巻き道へと進んでしまった「岩梯子」です。
 分岐には、以前はあったというルート表示はありません。安全な巻き道へと誘導するためなんでしょうか。

 最後は新七右衛門ぐらを潜ります。ザックを背負っていては通過できません。

 「八畳岩」とか「チーズ岩」と呼ばれる平らな一枚岩の上に立ちます。

 【13:25】
 荒地山に到達しました。
 これまでの岩場登りの印象が強く、ピークに達した感慨はありません。

 もう一度、記念撮影しました。

 アカマツが1本、こんな岩場に立っています。

 高座谷を下ります。見事にバランスをとったケルンが積まれています。

 【14:33】
 予定通りに高座の滝の茶店まで戻ってきました。ほっとひと息です。

 【15:04】
 阪急芦屋川がゴールです。

 西宮北口まで行き「餃子の王将」で、まずは乾杯です。

 もちろん、餃子や唐揚げなんかもいただきました。

 一部写真は、Nさん、Kさん撮影のものをお借りしています。

 たった7.6キロしか歩いていませんが、変化に富んだ満足の1日でした。