新しい疫病に振り回された半年でした。
京都・嵯峨の車折(くるまざき)神社に参り、夏越祓(なごしはらえ)で茅の輪を潜りました。半年間に溜まった病と穢れを落とし残りの半年を無事に過ごせることを願うという儀式です。
8の字を描くように左回りから3回潜るのが作法のようです。「京都人の密かな愉しみ」でも、ヒースロー教授がていねに回っていたシーンがありました。
ここは、鳥居の周りにあまりスペースはなく、茅の輪で身を浄め、人形(ひとがた)を納めると、6月30日の大祓式(おおはらいしき)で神主がお焚き上げしてくださるそうです。
わたしも人形に名前、年齢、男女の別を書き込み、息を3回吹きかけて納めました。
お焚上料は100円でした。
参道から、朱色が鮮やかです。
車折神社の境内社の芸能神社は芸能、芸術の祈願をする有名人も多いです。
壁一面に奉納された玉垣です。
土屋太鳳や石橋貴明といったタレントの名前を探すのも楽しいです。
お札の返納所には、舞扇が納められていました。芸の上達を祈願するのでしょうが、「バレーシューズはお断り」と注意書きがありました。
裏参道を出ると、目の前が嵐電(京福電鉄)の車折神社です。
鳥居の向こうにやってきた嵐電を動画で撮影しました。
ホームの反対側から振り返りました。
車折神社
075-861-0039
京都市右京区嵯峨朝日町23
帰り道に桂離宮の横にある和菓子の中村軒に寄りました。夏越祓といえば、水無月も欠かせません。
「みな月」を2つ、買って帰りました。
夕食後にさっそくいただきました。もっちりとした、甘さ控えめの上品な味です。
中村軒
075-381-2650
京都市西京区桂浅原町61