めかぶというのは、わが人生で数回しか口にしたことがない食材です。キャビアやフォアグラのような貴重品でもありませんが、京都育ちのわたしの食生活には縁遠い存在でした。
東京出張の折、定食屋の隣の男性がどんぶり飯にそれをぶちまけ、ズルズルと食べているのに驚いた記憶があります。初対面でした。
珍しくも生協の宅配で届いたそれが冷蔵庫に入っていました。きょうは冷たいそばにかけていただきました。ズルリとそばが喉を滑ります。暑い日には、たまりません。
ネバネバ仲間の納豆とオクラも一緒させました。
温泉玉子にするつもりでしたが、火を止めるのを忘れました。茹ですぎて半熟さえ通り過ぎてしまいました。
そばつゆは、市販のストレートタイプのものに、ごま油と一味を混ぜました。
最後に、サラダ・キムチをトッピングしました。ミョウガとショウガとともに、これで一気に味が引き締まりました。
カメラ写りはあっちに置いて、すべてをグチャグチャに混ぜると、サイコーの味となりました。
めかぶは三陸産かとパッケージを見ると、なんと鳴門産でした。さして遠くはないところで獲れていたのです。