ポンポン山 黄金色の金蘭と幸運の初対面

 コロナウイルス・ワクチンの接種翌日は、腕の痛みなどを訴える人もいるようです。幸いにもわたしは、さしたる副反応はありません。久しぶりに晴れ上がったので、ポンポン山に登りました。
 金蘭(キンラン)が咲いているとネット情報で知りました。ところがその場所は伏せられていました。ポンポン山の広い山域に、たった数株の金蘭が咲いている場所など見つかるはずもないと、あきらめていました。
 それが、幸運に恵まれました。わずか4株でしたが、黄金色に輝いていました。

 丈は30センチほど。10ミリほどの、すっくとしたつぼみをつけています。
 

 ラン科キンラン属の多年草です。黄金のような色の花をつけるから金蘭です。
 京都府のレッドデータブックでは絶滅危惧種に指定されています。

 銀蘭というのもあるそうです。そちらは白色です。


 【2021/05/23 10:20】
 大原野森林公園・森の案内所の駐車場に車をとめました。日曜日なので開いていました。

 案内所の掲示板には、「熊注意」が並んでいます。

 ヤマブキソウなどいろんな花が咲く竃ケ谷の入り口です。数日前の豪雨の影響で、すごい水量です。頭を出している岩はほとんどありません。これでは渡れません。

 マムシグサが咲いています。

 緑がきれいな西尾根を進みます。

 【11:59】
 リョウブの丘で昼飯にしました。
 小パーティーと入れ替わりとなり、ひとり静かにいただきました。

 途中の高槻市内のスーパーで買ってきたうなきゅうです。

 湯を沸かしてみそ汁もつくりました。汗をかいてましたが、温かな汁にほっとしました。

 いい味です。

 【12:30】
 ポンポン山の頂上は、予想していたとはいえどこかの遊園地ようにちびっこが走り回り、これまでにない大にぎわいでした。
 ザックも降ろさずに、素通りしました。

 ササユリが花をつけるのは、まだまだ先のようです。

 善峯寺に下る縦走路から分かれて、東尾根を北上しました。

 京都市街から比叡山までが見渡せます。

 東尾根も、適度のアップダウンが続く気持ちの良い道です。

 小塩山の向こうは愛宕山です。

 【13:45】
 最後の急坂を下って、森の案内所に戻ってきました。

 駐車場の足元に、真っ赤な草イチゴが実をつけていました。