京都・出町 満寿形屋 の京きつねうどんセットと桝形商店街

 京都の大学附属病院で半年に一度の定期検診でした。今回もぎりぎりセーフ。とりあえず放免されました。
 昼飯は、まだ開いているだろうと、出町の桝形商店街にある満寿形屋(ますがたや)にしました。「京きつねうどんセット」(1300円)です。
 まるでコシのないフニャフニャな京都のうどんです。七味家の七味をたっぷりと振りかけて、うまい出汁といただきます。揚げも甘く炊いてあります。ああ、温まります。ほっこりとしました。

 鯖寿しが2切れついています。
 酸っぱさはほどほど。柔らかい鯖と、ちょっと甘めの酢飯です。薄い昆布の下の葉山椒がアクセントです。

 わたしたちがこの日の最後の客で、「上鯖寿しうどんセット」とが一つずつしか残っていませんでした。うどんがきつねかどうかと、鯖寿しも違うようです。

 いつも行列ですが、きょうは待たずに入れました。

 満寿形屋
 075-231-4209
 京都市上京区桝形通出町西入ル二神町179


 腹ごなしに桝形商店街を歩きました。
 古本屋で足が止まりました。安野光雅さんの「旅の絵本」が並んでいました。これは買わないわけにはいきません。2冊で1000円でした。

 別の古本屋です。店頭にレコードが並んでいました。
 「ザ・ナターシャー・セブン」。1970年代に活躍した高石ともやらのバンドです。宵々山コンサートなんていうのも思いだされます。

 桝形商店街は、若狭からサバを運んできた「鯖街道」の終点です。
 「一塩(ひとしお)」されたサバが、店頭に並んでいました。

 小浜のいづみ町商店街と桝形商店街をつなぐ「鯖街道ウルトラマラソン」は、ことしも5月の開催に向けて準備が進んでいるそうです。

 来年でめでたく創業100年です。

 「阿闍梨餅」の売店は、昔のままです。

 映画館もあります。

 もうすぐ節分です。

 一瞬、目がくらみました。

 こちらの衣料品店も負けてはいません。

 昔のそろばんは、下の段に球が5個だったのですね、右上の箱は、削り節の削り器ですね。

 新ごぼうって、見切られても「新」なんでしょうか。

 豆腐はこうでなくては。注文すると、冷たい水の中からすくい上げてくれます。
 「昭和」が満載の商店街です。

 商店街の西端を右に曲がると「マツモト模型」が健在です。
 中学生のころ、下鴨からここまで自転車に乗ってHOゲージの鉄道模型を買いに来たものです。

 半世紀も前の当時から存在したかもしれない蒸気機関車です。
 一緒にやってきた兄は、今も鉄道模型に熱中してます。

 商店街の東端、河原町通りに面した「出町ふたば」です。ここが、これほどまでに行列が短いのを見たことがりません。いつもは2重、3重に行列となっています。

 「下鴨神社ご祈祷 福豆大福」なんかを買って帰りました。

 甘み控えめのおいしい福豆大福をいただきました。

 賀茂川の畔には、「鯖街道口、従是洛中」の碑が立っています。向こうは京都五山の大文字です。