またも京都一周トレイル その7 新緑の高雄から嵐山へ

 京都一周トレイルの北山最後の区間を歩きました。1区間が中抜きになっています。
 ルートは西山に入り、途中の六丁峠からトレイルを離れ小倉山を踏んでいくルートを進みました。GPS地図アプリのYAMAPは、登頂したピークを記録してくれます。そこが200座目であったことを、帰宅後に知りました。何度も登っている山でしたが、YAMAPでは未踏峰だったのです。
 山友のSくんやりんあすかさんなんて、500座に迫ろうかという勢いです。とてもかないませんが、ぼつぼつとこれまでのペースで新しい山にもチャレンジしたいものです。

 高雄から歩き始めて清滝川沿いを下ってきました。
 愛宕山の登山口がある清滝には観光客の姿もなく、静かでした。

 どちらを向いても青紅葉がきれいでした。

 嵐山公園から大堰川に降りてくると、緑の中を観光屋形船が行き来してました。ただし悲しい事故を起こした保津峡下りの舟は運休中でした。

 渡船で対岸の茶店に渡り、乾いたノドを潤しました。最高の締めくくりとなりました。


 【2023/04/09 10:12】
 阪急、JRバスと乗り継いで高雄までやって来ました。

 朱色が鮮やかな清滝橋を渡ります。

 桜のシーズンは終わり、新緑が美しいです。

 神護寺を横目にします。
 数年前にやって来たときは、映画の大規模ロケが行われていました。それが信長(木村拓哉)と濃姫(綾瀬はるか)を描いた「レジェンド&バタフライ」でした。ことし2月に封切られた映画を見ました。

 前日の雨のためか、水量が増えいています。

 真っ直ぐに伸びた北山杉の間を進みます。

 沈下橋を渡って対岸に移ります。

 思わずカメラを向けてしまう光景です。

 足元にポシェットが落ちていました。スマホが入っていました。

 向こうから上がってきました。愛宕山中腹にある月輪寺から下ってくる道と合流しました。

 しばらく歩くと、右手に戦前に存在した愛宕山ケーブルの軌道敷が見えました。
 この軌道敷跡は今も残っていて、山頂駅まで軌道跡を登ったことがあります。

 清滝の愛宕山登山口近くの道標「北山94」が、最初はトレイルのゴールでした。その後、西山コースが追加されました。

 清滝は、昔はにぎわった観光地でした。それが閑散としています。

 【11:08】 
 朱色の渡猿橋の袂からトレイルの西山コースはスタートします。

 絶えず瀬音を聴きながら、気持ちのよい道が続きます。

 小さな滝がありました。

 イズセンリョウ(伊豆千両)ですかね。いっぱい小さな花をつけています。

 落合まで下ってきました。トンネルを抜けるとトロッコ列車とJRの保津峡です。きょうはそちらには行きません。

 六丁峠への車道を登ります。

 保津峡を見下ろします。静かです。

 六丁峠まで上がってきました。トレイルはそのまま車道を鳥居本から嵯峨野方面に下ります。
 きょうはトレイルのルートから外れてテープで遮断された道を進みます。

 トラロープがあちこちに張られた急な岩場を登ります。

 日当たりのよい岩場で休憩しました。バスに乗る前にコンビニに寄って買ってきたサンドイッチです。

 岩場を抜けると、嵐山・高雄パークウエイと合流しました。その右に、クルマは通れない立派な道が通じていました。

 遅咲きの八重桜が満開です。

 ツツジも辺りを明るくしています。

 すがすがしい緑のトンネルです。

 小倉山に寄っていきます

 【12:42】
 ここが予期しないYAMAP200座目でした。展望台と書かれていましたが、眺望はありません。

 不思議な車道は、ここで途切れていました。

 尾根道を下りました。

 京都市街が見渡せる展望スポットがありました。

 渡月橋を渡る観光客がゴマ粒に見えます。

 「ぺろぺろあめみたい。かわいい!」。一緒になった若い女性が声をあげました。

 獣除けのフェンスを通り抜けます。

 保津峡が見下ろせる展望台までやって来ました。驚くべきことに、ここに写っている観光客の全員が外国人です。

 左岸の木陰の下をトロッコ列車が通り過ぎました。でも見えませんでした。

 嵐山公園を抜けていきます。すれ違う外国人の多さに驚きです。

 川辺まで下りてきました。

 向こう岸の茶店に渡るボートを待ちました。

 ボートがやって来ましたが、無理をいってエンジン付きボートに載せていただきました。

 気持ちよく水面を進みました。

 あっという間に対岸です。

 茶店に上り、のんびりとビールとおでんをいただきまいた。

 渡月橋の彼方に、比叡山から大文字山までが臨めました、

 岩田山モンキーパークの前は、ごった返すほどの人出でした。

 【14:17】
 回り道となりましたが、嵐電嵐山駅前の派出所に行き、拾ったスマホを届けました。落とし主に戻ればいいですがね。