「おいしいものを用意するから」と知人を昼食に招待しました。料理教室で磨いた腕の披露です。3時間も前からキッチンに立ちっぱなしで準備しました。
まずはビールで乾杯です。先付けは、若狭の小鯛の笹漬けです。これは皿に盛っただけです。
鯛なますです。尾頭つきというところがミソですが、実は胴体はバラバラになっています。
鯛を一匹、蒸し上げて、ほぐした身をダイコンやニンジンのなますに混ぜ込んでいます。
本日のメーンはローストビーフです。牛もも肉のかたまり800グラムをオーブンで焼き上げました。
付け合わせは、くり抜いたトマトにエリンギ、黒オリーブを詰めて焼いたスタッフドトマトと、同じくくり抜いたじゃがいもにブルーチーズを混ぜ込んで焼いたものです。それに彩りにクレソンを添えてます。
チャーゾーはベトナム風の揚げ春巻きです。サニーレタスや大葉に包んで食べます。
サラダは、アスパラとトマトです。
アボガドディップで口直しです。
最後に梅干しと揚げたちりめんじゃこを混ぜこんだご飯とみそ汁で締めました。
ゆっくりと食べ、ビール4本とワイン1本をあけました。
試食をご希望のかたは、声をかけてください。いつでもお呼びさせていただきます。
ラピタ限定の万年筆第2作は「赤と黒」
雑誌「Lapita」6月号の特集は「Made in JAPA 逸品万年筆」です。でも発売日の6日を待ちわびて書店にいったのは、付録のためでした。
「ラピタ限定のミニ万年筆、好評に付き第2作が誕生」というわけで。
梶井基次郎の「檸檬」に続く第2作は、スタンダールの「赤と黒」です。鮮やかな2色使いが、黄色一色の「檸檬」とはまた違うイメージです。
そういえば、高校時代に河出書房の世界文学全集で読んだことがありますが、ストーリーはまるで覚えてません。
ペン軸の精度をあげるなどの改良がされているらしいです。
「檸檬」とともに並べてみました。色が違うだけで、外形上の違いはあまりありません。
六甲オリエンタルホテルのハーフ・カレー
神戸に行きました。名神が初めて経験する大渋滞でした。知っていれば行きません。
六甲に登り(ここも渋滞)、六甲オリエンタルホテルのレストラン、プティティールで遅い昼食です。ハーフ・カレー(1600円)は、ポークカレーとハッシドビーフがついてます。一皿で二つの味が楽しめます。
ちょっと小ぶりの器が出てきました。左がカレー、右がハッシドビーフ、つまりハヤシライスです。
まずはハヤシライスから。柔らかい肉に、甘さ抑えめのソースがぴったりです。
カレーも、それほど辛くはありませんが、濃厚なあじでした。なにせ、お腹が空いていたモノで、ペロリと平らげました。
お食事処「菊」の不思議な昼食
会社ビルの西側の階段を上り下りすると、気になる風景がありました。広い空き地の向こうに、昼食時になると数人が待っていることもある店が見えます。
行ってみましたが、「お食事処」という看板があるだけです。どんな料理が食べられるのか、見当もつきません。ちょうど先客があったので、続いてはいりました。テーブルが3つにカウンターですが、ネクタイ姿の同輩らでにぎわってます。
メニューはありません。小さな黒板に「スパゲッティ・ロースハム付き、イカ煮込み、カレー、出し巻き」とあるだけです。素早く回りを見わたすと、ほとんどがスパゲッティを食べてます。それにしました。
スパゲッティはナポリタン風のケチャップ味の濃いめのソースがかかっています。マヨネーズがかかったハムに野菜がつきます。これをおかずにご飯を食べます。しかも箸で。ミスマッチなちょっと不思議な取り合わせです。みそ汁には、じゃがいもがたっぷり入った、濃い味です。これに生卵がついてます。どうして食べるのかと観察すると、玉子かけご飯にしてました。これは好物です。
おいしかった、さてお勘定。常連はカウンターに置かれた升にかってに硬貨なんかをいれてます。わからずに千円を出すと、500円玉が帰ってきました。ええ、たったの500円。代金にかかわらず満足でしたが、これでさらに得点アップでした。
大阪・難波のOCAT南西角の対角にあります。この椅子に座って、待っている客が見えていたわけです。
幻となった「丸子の宿」のとろろ汁
東海道五十三次を歩く今回の楽しみは、鞠子(丸子=まりこ)の宿で食べる名物のとろろ汁でした。
安藤広重描く「東海道五十三次」のうちの「鞠子」と同じ風景が、目の前にあります。
「丁子屋」は、慶長年間の創業です。それがずっと続いているとは。
でも一番繁盛しているのは、現在のようです。国道に沿った裏手には、観光バスが何台もとまれるような大きな駐車場がありました。
え、え、えーっ。開店は11時からです。まだ30分はあります。予想されたことではあれ、ここを通過するのがちょっと早すぎました。急ぐ旅でもありませんが、「腹も減ってない」と自分自身を納得させて通り過ぎました。
付録の写真です。ちょっと歩くと、こんな看板が。
とろろ汁を食べながら「ご休憩」するのでしょうか。アイデア倒れだったようで、休業中です。
追加画像です。
「イリさん」ご指摘の芭蕉の碑もありました。「梅わかな丸子の宿のとろろ汁」と読めます。
弥次さん、喜多さんは、にわか雨に降られてほうほうの体で茶屋に入ったところ、店では夫婦げんかの最中で、とろろ汁にありつけなかったという「膝栗毛」の碑もありました。
東海道・宇津ノ谷の宿の「蕎麦処きしがみ」
東海道五十三次を歩いています。この土日で、静岡県の安部川から丸子-岡部-藤枝-島田-金谷-日坂-掛川と7つの宿を歩きました。距離にした40キロ超です。
宇津ノ谷(うつのや)は、丸子(まりこ)から宇津ノ谷峠に向かう山ふところの間宿(あいのしゅく)です。
「手打ち 十割そば」の看板にひかれました。「蕎麦処 きしがみ」は有名店だったようで、次々と客がやってきます。
お薦めは幻の山菜、行者にんにくのてんぷらだそうです。そのてんぷらがついた「行者にんにくの天せいろ」(1260円)を頼みました。
まずはそばの揚げ物がでて、そばが茹で上がるのを待ちます。
行者にんにくのてんぷらです。ニンニクの葉なんでしょうか。プーンと匂いはします。
そばは、セイロと言うから蒸したてが出るのかと思ってましたが、冷たいざるでした。それでも、細い、シャキッとした麺を楽しみました。
釜たけうどんの「ちく玉天ぶっかけ」
大阪・難波の南海通を歩いていくと、SWINGよしもとビルの前がすごい人だかりです。「よしもと開運健康幸福百貨店」のオープンでした。機会があれば紹介しますが、きょは、そのまま「なんばグランド花月」の裏にある「讃岐手打ち 釜たけうどん」に直行しました。
人気メニューの「ちく玉天ぶっかけ」(680円)です。ちくわと半熟玉子が揚げたてでのっているから「ちく玉天」です。太い、腰のあるうどんに、冷たくて濃い出汁がからみます。レモンをギュッとしぼっていただきます。向こうにあるのは天かす(関東風にいうと揚げたま)で、かけ放題です。納得の味です。
天ぷらは単品でも追加できます。もちろん、讃岐うどんの定番、生醤油うどんもあります。いなりとかバラずしといったご飯モノが充実していれば、いうことなしです。
場所がら、やってきた吉本の芸人のサインがズラリと飾られてました。
大阪市中央区難波千日前4-20
京都 明治・大正期のビルヂング
京都・四条大橋の西詰にある「東華菜館」です。にぎやかなスパニッシュ・スタイルの外観をもつ中華料理店です。できたときは、ビアレストランだったらしいです。
設計=ヴォーリズ建築事務所、用途=レストラン、構造=RC造5階建て、竣工=1926年(大正15年)
説明の種本はこちらです。「建築MAP京都mini」(TOTO出版、950円)には、日本建築史を彩る京都の建築378件が地図上にプロット、解説されてます。
この本を手に、1万歩を目標に歩きました。
京都・西院の西安食坊
京都・西院の「西安(シーアン)食坊」です。中国・西安出身のオーナーが故郷の料理に腕をふるいます。海鮮と野菜がおいしそうです。でも、きょうはお腹が減っていたので実質的に「自家製チャーシュー入りチャーハン」(600円)を食べました。
「薄皮スープ入り小籠包」(470円)は、熱々を酢醤油でいただきます。うまい!!
西大路四条(市バス)、西院(さいいん=阪急京都線)、西院(さい=京福西院線)。みんな同じ場所です。ここからちょっと北に行ったところにあります。
常照皇寺 京都・周山は、まだ桜
京都・周山までドライブしました。京都・北部の山間で、気温も低いせいか、まだ桜が満開です。
境内の「九重桜」です。ちょっと葉桜になってます。
シャクナゲも大きなピンクの花を開けてます。
実は、一番きれいだったのはコレです。
モミジが赤く枯れた古い葉の中から、新芽を吹いています。